コロナ騒動で一時はどのような展開になるか心配したが雨や曇りの狭間で
『これぞ行楽日和』と唸るようないい天気に恵まれ久々の長距離の旅となっ
た。会員・家族が20人、お世話になっている方々5人を含めた総勢25人が大
型のバスで出かける先は浜田市周辺。
3密を避ける第一はバスの席、通常2人分を1人で使う。バス会社は検温、ア
ルコール消毒、換気などとずい分の気遣い。肌寒い中の集合、途中でピック
アップする人を積み終えて8時過ぎには自動車道で西を目指す。
最初の立ち寄りは多岐の『きらら道の駅』だが帰りにも寄るので買い物はなく
トイレ休憩並びに穏やかな海岸を眺め一息つく。
きらら多岐と穏やかな海辺
多岐から30分ほどで仁摩町にある砂時計で有名なサンドミュージアムに到着
する。1年間かけて反転する大きな砂時計が10㍍くらいのところに鎮座する。
その下では砂時計の仕組みや1年時計を作るのに色々と試されたものの展示
や、世界の砂、世界の砂時計などが数多く展示されている。
山陰道の西への進捗は寸断状態で自動車道に乗ったり降りたり、工事は進
められているらしく橋脚や高架施設などが目につく。かと思えば20年前と同
じ所から自動車道に乗る、つまり20年間、工事が進んでいないことになる。
まあ、その内、開通するでしょうと気長に待つしかない。
だが、松江~浜田の間の時間は確実に短縮されており『早くなったとの実感
はある』
これが自家用車だったらもっとそう感じたのかもしれない。
浜田からは浜田自動車道で1区間のところで降りて美又温泉へ。山間の一
角に数件の温泉旅館が川沿いに佇む。美肌温泉で売り出し中の美又、
その一角の『かめや旅館』でお昼のお世話を頂く。
当初の予定では美肌温泉につかる人があればと時間的な余裕をとっていたが
幸いなことに『みんな、美肌対策の必要はない』とのことでゆっくりと食事を楽し
む。ここ美又温泉は魚の本場、浜田から近いこともあり山家にあっても新鮮な
刺身は色つや、コリコリ感とも申し分なかった。満腹々と満足の身体をバスに
委ね、女将さんの見送りで江津市の海洋館アクアスに向かう。
ここはソ連から来たシロイルカが調教師の指示に従ってバブルリングを吐き出
すことで有名。イルカ自身がバブルリングを出すことはあるのだが人の指示で
出すことはないそうだ。今回はラッキーなことに調教師の練習を見ることができ
た。説明によるとこの調教師は初めてのことで、イルカに調教されているとのこ
と。何度のバブルリングを吐いたがカメラワークが悪く1枚のみ撮れていた。
バブルリング
イルカがバイバイとヒレ、身体を震わしているところ
全体的に早目の日程になっているのできらら多岐で買い物時間をとることに
なり、旅の疲れが出始めたのとぽかぽか陽気で居眠りを突きながらの道中は
あっという間に多岐に。
今回の旅行は Go toトラベルの恩恵にあずかり旅費の15%が地域共通クーポ
ンとして還元される。幸いなことに立ち寄り先のきらら多岐でも利用できた。
貰うものは貰うが『本当にこんなことしていて大丈夫?』
日帰りの短い旅だったがバス会社、行先の施設での検温・消毒対策、個々の
人のマスク着用、蜜を避けようとしていることなど日本人のコロナに対する取り
組みは『とり過ぎ』と思わなくはないが、その結果として感染者・死亡者が他国
と比して少ないことにつながっているとすれば無駄なことはない。
桑炭会の年間行事の大きなものを終え、いよいよこれからは炭焼モードに切
り替えとなる。