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桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

『稲の異変』

2014年08月17日 17時00分00秒 | 日記

暫くは田んぼが忙しいから炭小屋建築は暫くお休みとしていたが、ここのところの天候

不順は稲の生育にも影響を及ぼしている。例年なら近くの田は早いところでは盆前から

稲刈りが始まるのに、今年は雨も降り続き一向に始まらない。どうも、天候不順で稲の

実の熟れが遅れているらしい。

桑炭会のメンバーの田んぼでも同様らしく稲の刈取りには今暫く時間がかかりそうで当

初の予定とは少し様子が違ってきた。

理由はそればかりではないが滞っている工事をこの隙間に進めることになった。来週19

日に炭出し、壁貼りなどの予定が入って来た。

 

  昨晩からの断続的な雨、近くの川は濁流となり堰堤の下にある2㍍弱の段は水没してし

 

  まうし、普段は葦などで川の流れが見えないのに水は一杯の川に変身。

 


『桑炭会の炭焼き行程4、点火作業』

2014年08月06日 17時00分00秒 | 日記

焚口は奥行、高さ70㌢、幅50㌢くらいの空間があり、ここに焚き木を入れて火を保つ。

焚口一杯に焚き木を詰め込んでおくと焚き木の材質にもよるが2~3時間は軽く火持ち

するので、最初の頃は窯の番付きをするほどの必要はない。

窯の中を推察するため煙突から出る煙の温度を計る。火をつけた頃は3~40℃くらいし

かないが炭木に火が点く点火状態になる頃には80℃近くになる。温度の上がり方、時間

を見ながら煙突から出る煙を遮蔽、焚口の空気口の広さを調節する。

この辺りから所謂、匠の知恵、技の範疇になっていく。焚き木を追加しなくても80℃の

温度をある程度の時間を保つようになった時、炭木に点火したと判断できるので、以後

は焚口を閉鎖して空気口と煙突だけで窯の内部全体に火が回るように調整する。

 

         焚口から点火作業中                    焚口を閉鎖、下の空気口で温度調節

             煙突を遮蔽して温度調節


『桑炭会のはじまり』

2014年07月11日 13時29分15秒 | 日記

桑炭会の生い立ちや活動理念などはきちんと纏めてホームページに載せる予定にしている

が、新しい窯や施設が出来あがってからになるので、細切れながらブログでも取り上げて

みよう思う。今回は生い立ちの原点となったチラシの紹介。

桑並地区の意志ある方を募り18人の賛同を得て『桑並木炭生産グループ』が平成9年秋

に発足し、以来年間約2トンの木炭を生産活動、環境保全活動、地区における社会活動な

どに精をだしている。

 

      八雲町ポータルサイト 八雲ネットで桑炭会の紹介をしています。

                 http://www.yakumo-net.com


『新窯工事5日目』

2014年06月30日 17時59分39秒 | 日記

窯の土は新しい土より古い窯のものの方が適しているから、今までの窯を壊してその土を

再利用する。今日からはダンプカーも参戦しての工事になり炭焼きグループの作業という

より土方グループの作業のよう。

窯底から約1mの壁を作る工程の内、約60cmまで出来上がった。重機のリースの関係か

ら連続して作業する必要があり、明日も工事をすることになった。

陽の陰りがありカンカン照りからは解放されたが肉体労働は汗を許してはくれなかった。

 

                今までお世話になった窯の解体

            窯の背面を残しほぼ解体

       窯床の周辺に泥を盛り壁を作る、泥は機械で固める

        手前は窯の焚口、底から60cmまで壁を盛土

 

    八雲町ポータルサイト 八雲ネットで桑炭会の紹介をしています。

               http://www.yakumo-net.com


新しい窯の地図

2014年06月29日 18時02分20秒 | 日記

松江市から南に約12Kmのところに位置する桑炭会の本拠地、桑並地区がある。今でも古き

田舎の風情を残し、自然溢れる谷あいの集落。地区内の志多備神社には日本一を分かつ巨

木、スダジイがあり周辺の雰囲気からとても神秘的なスポットになっている。

新しい炭窯を作っている場所、興味のある方の見学を案内します。