宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

お茶名引き渡式

2018-10-17 16:13:59 | 茶道
わが社中から2人目の茶名拝領の方が出ました。四半世紀ほどお教えしていて二人目です。私は許状をゆっくり申請するようにしています。

淡交タイムスによると《大体7年で茶名という指導を》と書かれていますが、そんなに早くは無理です。
私が茶名を頂いた頃は 許状と許状の間隔に決まりがあってそんなに早くは頂けなかったのを覚えています。

わが社中の方も《指導者になるのではないから茶名は遠慮します》とおっしゃる方もいますし、《経済的にも結構です》と躊躇される方も…確かに茶名となると結構大変です。


そんな中二人目の茶名拝領者が出たことはとても嬉しいことです。
今回の方は平成16年に入門で14年ほどかかったことになります。

今日《真の行台子》を頂いた方と一緒に引き渡し式をしました。
一汁三菜の懐石をしてから、茶名を拝領された方に《真の行台子》のお点前をしていただきました。
そして《真の行台子》を頂いた方にそのお点前を初稽古して頂きました。

その後 許状と私からのお祝い品をお渡ししました。
前のように「百尺竿頭進一歩」の言葉書を添え「百尺竿のてっぺんに来たからといって安心せず、さらに高みを目指してお励み下さいね」と言いました。


久し振りに太陽が顔を出し爽やかで穏やかな引き渡し日和でした。お二人の心掛けがきっと良かったのですね。


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