宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

日々是好日

2022-01-13 14:42:00 | 茶道


初釜時に二階の寄付きの軸として、廊下の突き当りに拙書を掛けました。

これは「書」の稽古を始めて4,5年たった時に お書初めに書いたものです。多分50代の半ばくらいだったと思います。
大きな紙で書くのは初めてでした。
好きな文言をということで茶道をしている私はこの言葉を選びました。先生が半紙にお手本を書いて下さり、それを拡大して書きました。
緊張して書きましたが字が大き過ぎました。先生は「元気があってよいわよ!」と言ってくださいましたが、私は恥ずかしい作品と思っていました。
書初めなので表装も皆様とお願いし、出来上がったものを見ても「ウワーこれは掛けられない」と箱にしまって押し入れに入れっぱなしでした。

それを今回広げてみました。
確かに字が大きいです。でも今 同じ言葉を同じ紙に書こうとしたら絶対書けません。とても元気の良い字です。カスレもあり、なかなか堂々としているではありませんか。確かに元気な50代の字です!
77歳の今こんな元気の良い字は到底書けません。しばらく掛けておこうと思います。


コメント (2)
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