宗恒の茶庭

「茶道 思いつくまま」や「和の美術」など

13代三輪休雪 @ラジオ深夜便

2019-08-30 06:17:59 | 日記

朝方、NHKラジオ深夜便を聞いています。特に4時からの「明日への言葉」はいろいろな方のお話が聞けて楽しみです。

今朝は萩焼13代 三輪 休雪氏でした。兄の12代の方から今年13代を引き継がれたそうです。

アメリカ留学も何年かされ、現代アートに触れられたせいか、帰国してから展覧会で、4トンの土を使って道路に付いた車の轍(わだち)を表現した巨大な作品を展示されたそうです。
しかしそこは長年茶碗を作ってこられた萩焼の老舗三輪家、手におさまる小さな茶碗を作られるようになりました。

茶道をしている私には萩焼は温かみがあって好きな茶碗。
しかし三輪休雪のお茶碗など触ったこともありません。デパートの茶道具売り場でガラスのケース越しに眺めたくらいのものです。

11代の休雪の方は「鬼萩」と言ってごつごつした岩に雪がかかって、一部岩が見えるというイメージの力強い作風を編み出されました。
三輪家の特徴は雪のような白い釉薬。この釉薬をたっぷりかけて作る茶碗。


今朝話された13代休雪氏は「何か大事なことを迎える日に、この茶碗でお茶をのんでエネルギーを得てもらえたら」とおっしゃっていました。

しかしそのようなことができる方は余程の茶人か、超裕福な方・・・・
単なる観賞用でなく実際に我々が口にできるお茶碗、作っていただきたいなー・・・・無理でしょうネ。

秋に東京と京都で展覧会をされるそうです。東京は日本橋高島屋で。ぜひ行こうと思います。
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