雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

吉次山(800m)少年の森登山口

2011年06月08日 | 石川県の山

吉次山のカタクリ (1)


 2011/05/15(日)  吉次山 カタクリ街道を歩く。。             
                                     石川県金沢市



森の里(7:30)→少年の森登山口P(8:05~20)→登山口(8:25)→採石場分岐(10:30)→
吉次山山頂~展望地(10:50~11:50)→採石場分岐(12:05)→登山口(13:40)→登山口P(13:45)
→森の里(14:30)


娚杉少年の森登山口より登る!



少年の森登山口~吉次山 概念図 (正確ではないので参考程度で)


昨年の同時期にカタクリを求めて、畠尾から延々林道を歩いて、採石場登山口より吉次山 に登りピストンした。
カタクリの山と聞いていたが遭遇できず、、イワウチワやショウジョウバカマの群生ばかりで、
諦めて下山した林道の中間辺りの斜面奥に、ひっそりと群生しているのを見つけ、感動だった記憶がある。

吉次山と言えば一般的に知られているコースとして、高尾山を経由して吉次山に至り鼻尾の林道を下る
もしくはその逆コースで、採石場登山口から奥高尾山、高尾山経由で、高尾山登山口に下る。

今回はいずれのコースも通らずに、娚杉(めおとすぎ)少年の森キャンプ場から
( 少年の森キャンプ場では、行きも帰りもトイレ休憩でお世話になりました m(__)m )
車で更に2~3分、林道脇にある空き地(5~6台駐車可)に車を止めた! ここから徒歩2~3分先の
登山口ギリギリの場所(鉄塔の下辺り)にも、車3台までなら止めれそうなスペースあり。

少年の森登山口から登り、犀川と並行して伸びる尾根を行き、採石場分岐を経由して山頂をピストン
と言う計画だったが、このコースは国土地理院の地図にも載っていないので注意!
と言っても危険個所はなく、登山口の案内や登山道もしっかり付いていたので、何ら心配はない。
地形図からは登山口の標高が380mなので、アップダウンはあるが山頂との標高差は520m位だ。

このコースで何と言っても驚いたのは、登山道の両脇に群生していたカタクリに遭遇できたこと!
登り始めて30分位からその後30分位の間、登山道までも隠すように咲いており、足場にも困る程
やや終盤ではあったが、雪解けが遅かったお陰でカタクリロードを歩く事ができた。
と言う訳で、吉次山でカタクリに会いたかったら、少年の森登山口が断然お勧めである!

標高が上がりカタクリが姿を消し始めると、イワウチワの群生やショウジョウバカマが目立ち始める。
ブナ林の新緑も美しく、タムシバの白い花も目を楽しませてくれた。
山頂まで10分程手前辺りから雪渓が確認され、雪渓の登山道を少し歩くと、やがて山頂に着いた!

山頂看板や二等三角点のある山頂から、徒歩にして20歩程先、風変わりなブナのある場所(山頂広場)で
昼休憩とし、食後は更に300m程進んだ(やや下った)場所に好展望地があるので見に行くことにした。
大門山や奈良岳、赤摩木古山、高三郎山 … あれっ?これは何だか見慣れた山様だ!
自宅のベランダから見えるものとほぼ同じ (^^ゞ 地図を見ると直線上に吉次山があり納得だった。

少年の森コース、軽いアップダウンが5~6回あったので、下りにも足腰に優しい初心者向きのコースと言える。
採石場登山口からは、林道が思ったよりも長くて帰りにはため息が出るので、少年の森コースに1票だ!

地形図上では、高尾山登山口から高尾山経由で吉次山へ登る尾根は、長いが緩やかに見える。
同じ日に登った人の話では、山菜が豊富だったとか! 縁があれば、是非このコースも制覇したい。


今年は里山の杉伐採が目に付く!


 
Pと書かれた場所、路肩に車を止めて準備運動後出発! 右画像は少年の森登山口  


  
左は登山口Pと書かれた場所で鉄塔の手前辺り! 行き止まりなので2~3台なら駐車可のようだった。
右は登山口からいきなり、杉伐採の残骸が放置され、登山道を覆い歩きにくい。 ( 画像は帰路に撮影 )


まずは足元のチゴユリが目に付く!


 
ツインのチゴユリ                    エンレイソウ


樹木の花も開く時期 。。。


 
マルバアオダモの花                  ハウチワカエデの花  


 
(左画像)ヤマフジに似ていたが、どうやら 桐の花 のようだった。 右は ユキツバキの花


 
鮮やかなピンクの ミツバツツジ も満開だった!


 
まだまだ タムシバ の花も多く見かけた。 右画像は ウワミズザクラ 、他にはクロモジやキブシの花を見かけた。


右手の展望良し!



犀川沿いの尾根の為、鉄塔と鉄塔が交差する辺りは右手が大きく開けている。


足元にカタクリ。。。



吉次山のカタクリ (2)


 
吉次山のカタクリ (3)                  吉次山のカタクリ (4)





吉次山のカタクリ (5)


カタクリの次はイワウチワロード。。。



イワウチワ の群生も多かった!


 
 ちょうど満開のスミレ…同じスミレでも花の色と葉っぱの形がまるで違う!
左画像は 「 ナガバノタチツボスミレ 」 と思われ、右画像は良く見る  「 タチツボスミレ 」 と思われる。


花の見頃は続く。。。


 

昨年も思ったが、吉次山の ショウジョウバカマ は多色!


 
微妙に色合いが異なるのは ジョウジョウバカマ の特徴か?


ブナの新緑も気持ち良く。。。



この画像は分岐手前辺りの 登山道とブナ林


 
(左画像)678尾根を過ぎた辺りと分岐の手前では、木々の間から 採石場登山口付近 が見えていた。
右画像は下山方向の採石場登山口との分岐で、採石場登山口へは右方向に15分と書かれていた。


  
山頂近くでは残雪の登山道を行く!  右画像は、雪氷に打ち勝ちパカッと起き上った木。


山頂に到着!


 
昨年は無かった真新しい 山頂看板 と、近くにあった 二等三角点。



山頂看板より少し過ぎた場所が、山頂広場のようだった。



ユニークな シンボルブナ が目印だが、山頂からの眺望は無し!


 
こちらから見ると、まるで像さんの足! 吉次山にはクネクネ曲がったブナが多い。


山頂から好展望地へ移動!



奥高尾方面に300m程下った場所からの展望! 大門山、高三郎山、奈良岳などが望めた。



新緑を楽しみながらの下山 … 帰路は気持ちも余裕 。。。



コメント
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