安宅の関跡
2011/05/20(金) 小松芦城公園~安宅の関跡へ 石川県小松市
小松の芦城公園に来たついでに、安宅の関跡があり、公園になっている近くの海岸にやって来た。
海側の駐車場に車を止めて公園内に入ると、北前船展示館や勧進帳ものがたり館などがあったが
時間も遅く既に終了、安宅の関遊歩道入口には、富樫・弁慶など、大きな3体の銅像があり目を引かれた!
公園内をほぼ一周して、安宅の関跡を見学後は、久々に日本海に沈む夕日鑑賞! …と言っても
曇り空で夕日はイマイチだったが、波の音を聞きながら ボ~っと出来ただけでも、十分に癒された (^-^)v
勧進帳の主役三体の像…・歌舞伎で有名な(弁慶)松本幸四郎と(富樫)市川左団次がモデルと書いてあり
左端が義経の銅像、三体とも顔は歌舞伎の化粧をしたような鋭い眼つきである。
案内看板には銅像の由来や勧進帳の物語などが書かれているので、読んでみるのも面白い。
森本之棗句碑 関の宮
安宅住吉神社…社務所では八方ふさがり祈願を行っていると書いてあった。
親子錨(いかり)…寺の庭の片隅に何気に置いてあったが、古いものなので風化して崩れそうだった。
明治35年、十数艦の北前船が安宅沖合に碇泊中、大暴風雨に遭いほとんどの舟は遭難したが
越前の国、三国港の三王丸だけが、安宅住吉大明神に一心に祈願を込め、危難を免れたと書いてあり
70年間海に沈んでいた三王丸の親子錨を、安宅の漁業協同組合が引き上げ奉納したようだ。
(右画像)弁慶像と勧進帳…弁慶の銅像が勧進帳を持って立っている。
弁慶像の下にあった勧進帳
神亀石…完璧に亀さんに見えていました! ちなみに下にある小さいのは作りものです。
亀の背を左右三度撫でて神前に祈りを捧げた人は、延命長寿と末広がりの幸福を招くと語り継がれている。
こちらの案内には、石になった亀さんの話と一緒に、そう書かれていました。
安宅住吉神社の基礎(土台)となっていた部分、丸い石が積んであるように見えていた。
休憩所の東屋…茅葺屋根や屋根裏の作りなど、古さがそのまま残っている。
(左)東屋から何気に振り向くと、松の木のステージのような場所が目についた。
帰り際に何だろう?と、覗いてみると、安宅の関跡の看板が!
直ぐ横を歩いたのに全く気付かず、 肝心な安宅の関跡を見逃して帰るところだったが
縦長の石が丸く並んでいただけなので、何がどうだか良く分からなかった (^^ゞ
日本海に沈む夕日 。。。
地平線はどんよりしていて綺麗な夕日とは言えないが、ピンクに染まった夕日を海辺で見る事ができた。
けっして大きな公園とは言えないが、こんな海沿いに立派な神社や歴史を偲べる一角があったのは驚き!
ちょっと急ぎ足だったので、勧進帳物語館や北前船展示館なども、今度はゆっくりと見て来たい。
小松芦城公園の藤棚へ