白雲去来

蜷川正大の日々是口実

本のこと。雑感。

2016-08-25 18:29:37 | 日記
八月二十一日(日)晴れ。

腰がまだ本調子ではないので、前回行った接骨院へ行く。相変わらず、マッサージは上手なのだが、喋りっぱなしで辟易する。今回は、宗教の話で、過去に一二回来院した新興宗教の客の勧誘がしつこかったからにはじまり、延々宗教の話。さすがにキレて、先生少しウトウトしたいのですが。とし一喝。もうここに来るのは止めた。

男子マラソンは女子同様惨敗。マラソン日本の全盛期を知っている者としては寂しい限りである。もちろんマラソンだけではなく、男女の長距離陣も良い所がなかった。トラック種目がスピードレースになって、八百メートルや千五百メートルが、かつては中距離だったが、今ではほとんど短距離の感がある。そして三千や五千が中距離。何たって五千の世界記録は、十二分三十七秒三五。五千を十二分台で走るのだから、中距離の感覚である。

夕方から、リハビリを兼ねて歩いて事務所に行き、遅れている機関誌の表紙の印刷と事務所の書棚の整理。「サイゾー」という出版社から『烈侠』(加茂田重政著)が送られてきた。随分前に月刊『サイゾー』で私のインタビュー記事が掲載されたことがあり、そのご縁からかと思ったが、奥付を見たら、古いお付き合いの久田将義さんが企画で加わっているので多分彼からだろうと思って、連絡を入れたらやはりそうであった。でも、出たばかりの時に、買ってすでに読んでいるので、どなたかに贈呈しようかと思っている。

本と言えば、もう何年も机の横に置いてあるのが、『中国故事成語辞典』と『中国故事名言辞典』(加藤常賢・水上静夫著・角川書店)の二冊である。一冊は、確か森田忠明さんから差し入れして頂いたものだと思う。後で、もう一冊を買った。もう二十九年も前のことで、二冊とも付箋が一杯貼ってあり、随分と傷んでいるが、その分愛着もある。そして勉強させて貰った。物言わぬが、私の勉学の師であることには間違いない。読了した本の中にも、当然、思い出のこもるものが沢山ある。そのうちに本についてのエッセーでも書いてみたいと思っている。

夜は、「そごう」で仕入れたカツオで月下独酌。

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オリンピックの100×4継の銀メダルは凄かった。

2016-08-25 17:25:23 | 日記
八月二十日(土)曇り。

朝食後に、自宅近くの整形外科に行き、腰に電気を当てて貰う治療に行く。本当は、行きたくないのだが、何せ近所などで、顔を合わせた時に、気恥ずかしいので、まあお義理ですな。料金は十分で三百五十円也。

午前中に、やっと一時間半のテープ起こしが終了。やっぱり人に頼めばよかった。これも腰通の原因だったのかもしれない。テレビで、オリンピックの陸上競技を見る。何と、百×四継で日本が銀メダルを獲得した。いやー興奮した。一時だが、ケンブリッジ飛鳥が、ボルトと並んだのだ。そして堂々の二位。二走で、もう少しバトンが上手く渡っていたら、ボルトと並んでゴールと言うこともあったかもしれない。

オリンピックの歴史の中で、陸上競技のトラックの試合で日本人で金メダルを獲った選手はいない。その昔、昭和三年(一九二八年)のアムステルダム大会で女子の八百メートルで人見絹枝が銀メダル。そして平成二〇年の北京大会にて、やはり百×四継で銅メダル。今回のリオでの銀メダルと、わずか三個でしかない。若い頃に陸上競技をやっていたせいもあって、オリンピックでの陸上競技を見るのがとても好きだ。百メートルで、一人として決勝に出ることのなかった選手たちがリレーで二位となった。失礼な言い方だが、奇跡に近い。それもアメリカを破ってである。本当に嬉しかった。

陸上競技のトラックでの世界記録と日本記録の差は大きい。それとどの種目も驚異的な記録である。例えば男子の四〇〇メートルの世界記録は南アのウエイトという選手の四十三秒〇三である。これを百メートルごとのラップで見ると十秒七五である。百メートルを十秒後半のタイムを保ちつつ四百メートルを走るのである。因みに日本人の女子の百メートルの日本記録は、福島千里の十一秒二一。日本記録保持者の福島が四人いて、一人づつベストタイムで走っても南アの選手にはかなわないのである。日本記録は、平成三年に高野進の出した四十四秒七八。もう二十五年も更新されていない。オタクっぽい話になってしまったが、今日の四継の銀メダルは、嬉しかった。

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整形外科から接骨院へ。

2016-08-25 17:04:19 | 日記
八月十九日(金)曇り。

朝、布団から起き上がろうと思ったら、腰に激痛が走り、起き上がれない。家人に助けて貰い、やっとテーブルに着くが、冷や汗が出る。何とか、朝食を済ませて、自宅のすぐ近くにある整形外科へ行き、レントゲンをとったが、骨には異常なし。結局、背中に電気を十分程度当てて貰って治療は終了。素人が考えたって、こんなことで痛みが消える訳はない。インターネットで、接骨院を検索して、評判はともかく、なるべく近くのお店を探して行ってみた。

マッサージは上手なのだが、延々話しかけて来たり、様々なことで自説を披露するのでのんびりできない。少し黙っていろ。と言おうと思ったが、気分を損ねて治療がおろそかになってはたまらない。後半、腰に電気でチリチリする機械をつけられた。その機械と、マッサージで一時間。幾らか、楽になった。面白いことに、整形外科に行くと、接骨院のマッサージなど、余り効果がない。と言うし、反対に接骨院に行けば、腰通に整形外科では治らない。と言う。どっちが正しいのやら。

痛み止めを飲んで、のんびりしていたら、お世話になっている方より電話が入り、軽く一杯やることになった。腰が心配だったが、じっとしていても仕方がないので、出かけた。知り合いの店に行き、盛り上がって十一時過ぎに帰宅。

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東京オリンピックが楽しみだ。

2016-08-23 09:19:58 | 日記
八月十八日(木)晴れ後雨。

午前中に東京行き。お世話になっている方に夏のご挨拶をして、とんぼ返りにて自宅に戻る。夕方から、床屋へ。大して切る髪もないが、そこは身だしなみ。最近は、男性も美容院へ行くらしいが、自慢ではないが、美容院などで髪を切ったことなど一度も無い。昭和の男は、美容院などには行かないものだと、勝手に思っている。

オリンピックでの日本選手の活躍が目覚ましい。ドーピングの検査や審判への買収などが厳しくなった今回のオリンピックは、ロシア選手の参加が制限され、疑わしいと思われていた中国や韓国のメダル数が激減していると言う。スポーツはフェアでなければ、戦うことの意味が薄れる。

へそ曲がりな人がいて、四年後の東京オリンピックにまだ反対している。確かにお金はかかるかもしれないが、多くの外国人が日本を訪れ、日本の良さを知ってもらう。安心、安全、清潔、人々の笑顔などだ。恐らく、日本に来る外国人のほとんどが、日本と日本人を好きになって帰国すると思う。その人たちが、自然に親善大使となる。このことのメリットは大きい。また日本を訪れる外国人に対して、感謝されるような「おもてなし」を日本人が、心がけなければと思っている。

一年間に日本を訪れる中国人は、何と五百万人にもなるとテレビで知った。その人たちのほとんどが、日本に好印象を持って帰国すると言う。単純に考えて、十年で五千万人、二十年で一億人だ。まあ中国が、今後二十年も好景気が続いているかどうかは分からないが、日本と日本人の良さを知って貰えば、政治も変わるかもしれない。最近、日本の居酒屋やコンビニで働く中国人が目立つ。彼ら、彼女らは一生懸命日本語を覚えて、日本流の接客やサービスマナーを学んで帰国する。そうすると、中国での就職率が抜群に良いらしい。こうした「人間性」の輸出は、必ず日本にとって大きな力になると思っている。

夜は、大人しく、酔狂亭で独酌。

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赤面しても遅いか。

2016-08-21 18:05:35 | 日記
八月十七日(水)晴れ。

今日発売の『週刊新潮』に、私の拙い原稿が掲載されている。「天皇陛下『お言葉』を私はかく聞いた」という特集で、ノンフィクション作家の工藤美代子氏、作家の佐藤優氏、政治学者の白井聡氏、国際政治学者の三浦瑠麗氏、法学者の百地章氏、作家の矢作俊彦氏といった人たちの中に私である。まったくトホホな気持ちになった。原稿依頼があった時は、私に来るくらいだから、多分、左右の活動家の人たちの意見を聞くと言うような物と勝手に思い、安請け合いしたのが間違いの元。私以外の人たちの脳みそがベンツ並みだとすると、私の場合は五十CCの原付程度だ。赤面しても遅いか。「お前ね。馬鹿を晒すよりも、黙っていて馬鹿だと思われる方がマシだよ」と天から野村先生の声が聞こえてきた。

最近、腰の痛みに悩まされている。ジッとしていると痛みはないが、立ったり、座ったり、特に腰をかがめる動作をする時に激痛が走る。春ごろから、腰の右側部分に痛みがあるので、心配になって、岐阜の細川先生に紹介して頂き、マリアンナ大学病院で、内臓の検査をして貰った。まず内臓のMRI、エコー、一番つらかったのが大腸の内視鏡検査。それでも異常なしとのことで安心した。

それが、こんどは腰に来た。考えてみれば、先月から今月にかけて、PCの前に座っていることが多く、ほとんど歩いていない。そのせいかとも思うのだが、観念して整形外科に行ってみるつもり。

夜は、カツオを肴に月下独酌。すかさず、下の子供が、「とーたん。お酒は鎮痛剤じゃないからね」。うーむ。その通りだから、困る。

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