白雲去来

蜷川正大の日々是口実

福澤諭吉の曾孫の死と「初恋の人」。

2021-09-21 13:11:32 | 日記

9月10日(金)晴れ。

夕方に松本佳展君に迎えに来て頂き、お世話になっている方お二人に誘われて久しぶりに、元町の寿司屋「ふじまつ」へ。最後に行ったのも同じメンバーなのだが、いつ行ったのか思い出せないほどの久しぶりなのだ。お任せで、美味しい寿司をつまみながら、さすがに時局を肴に、談論風発、口角飛泡とは緊急事態宣言下ではいかなかったが、マナーを守って静かに食す。お礼を言って、再び松本君に送って頂き帰宅。早くコロナが収まって、日常が戻ることを願うばかりである。

あとしばらくすると一万円札の顔が変わるそうだが、現在の一万円札は福澤諭吉。諭吉さんには直接関係はないのだが、私たちの世代(私だけかも)には、忘れられないエピソードがある。歌手で女優の小川知子さんと言う方がいる。ちょっと前のテレビドラマ「金曜日の妻たち」に出ていた人。私たちの若い頃には「ゆうべの秘密」(1968)「初恋の人」(1969年)のヒット曲で知られている。この小川知子さんが当時付き合っていたのが福澤諭吉の曾孫のレーシング・ドライバーでモデルの福澤幸雄氏だった。その彼が1969年2月にテスト走行中に事故死してしまう。直後の歌番組『夜のヒットスタジオ』の収録で小川知子が「初恋の人」を歌いながら泣き崩れてしまう。当然ながら恋人の死が胸に迫ったのに違いあるまい。当時、私は、偶然にそのテレビを見ていた。

私の中では、福澤諭吉と聞くと、曾孫のレーサーの死、そして小川知子の「初恋の人」がつながってしまうのである。

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