桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

子供のネーミングの落とし穴

2009-04-25 | マナー、気遣い
ども♪



最近、なかなか読めない名前を子供につける親が増えているようですね。
Business Media誠の記事、
「ネーミングで、とりかえしのつかない一歩を踏み出さないために」
から、以下引用しましょう。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

ちなみに、明治安田生命が毎年発表する「名前ランキング2008」のトップ3は

男の子の名前

大翔→ひろとくん、はるとくん
悠斗→ゆうとくん、はるとくん
陽向→ひなたくん、ひゅうがくん

女の子の名前

陽菜→ひなちゃん、はるなちゃん
結衣→ゆいちゃん
葵→あおいちゃん

このベスト3も、そもそも読むのが難しい。「名前ランキング2008」には、さらにこんな名前も紹介されている。
奏人→タクト、光舞→テルマ、月→ライト、獅人→レオト、大虎→タイガ、星穏→シオン、遥空→ハルク、琉煌→ルキヤ、怜音→レイン、瑠楓→ルカ、望来→ミライ、伶音→レノン、來夢→ラム、心暖→シノン、煌羅→キラ


~~中略~~


しかし、意味や託したい想いより「呼び名=音」を優先させて、難しい漢字を組み合わせるのはいかがなものだろうか? 奏風→カナタ、琥神→ライガ、乃海→ ノア、翔空哉→カグヤ、琉希亜→ルキア、晴心→セイン。残念ながら読めない。「かわいければいいじゃん」「目立った方がお得でしょ」という問題ではない気がする。大きなお世話だと言われれば、それまでなのだが……。

 週刊文春の記事には、この状況を危惧する日本司法支援センターの加藤卓也弁護士のコメントが記載されている。
「名前は、その人物が社会で認識されるための符牒です。他人が読めない名前には、社会性がありません」
と。

------------------------引用終わり----------------------

『他人が読めない名前には、社会性がありません』

この言葉はブスリと来ますね~。
確かにそうです。
深く納得。



読めない名前を付けるってありがちなので、気をつけなければいけませんね。

上記引用文の、明治安田生命発表名前ランキング2008男の子
第一位、大翔→ひろとくん、はるとくん
を例にとってみましょう。

「ひろと」はまだ良いとして、「はると」とは一般的に読めないでしょう。
少なくとも僕は読めない。
誰もが読めない名前は、いちいち読みを本人に確認しなければならず、なおかつ覚えにくいものです。
だとすると、そのような名前をつけていること自体、他人に対する配慮に欠けていることの証左足りえます。

だから、
「他人が読めない名前をつけられた人間は、
名前をつけられた段階で既に社会性が一部欠如した存在」
である、とコメントで加藤卓也弁護士は訴えているのですね。

これは非常に怖いことです。
何せ「名前をつけられた段階で」ということは、
「生まれたとほぼ同時に」
ということですから。

まあ、読めない名前を付けられた本人に責任はなく、これは親の責任なのですけどね。

ではでは☆


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