桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

【書評】逆説の日本史.12

2009-01-14 | その他
ども。

今日は書評です。
「逆説の日本史」
巻は第12巻、天下泰平と家康の謎です。


ずばり面白いです。
今までの歴史書とは、一味もふた味も違う。

たとえば朝鮮出兵。
晩年の秀吉が、文禄・慶長の役と二度にわたり朝鮮へ兵を送り、泥沼化した戦争ですね。
結局朝鮮の領土を得ることは出来ませんでした。

この戦争は、失敗に終わったこともあり、秀吉の老いを象徴する出来事としてというイメージでした。
しかし著者の井沢氏は言います。
「朝鮮出兵は失業した軍人を救う、雇用対策だった。」
と。

すなわち日本が統一された以上、もはや戦争もなくなり兵士は職にあぶれることになる。
そんな不満を避けるために朝鮮出兵が行われたのだと。

なるほど~。
深いですね~。

このように井沢氏は独自の観点から日本史を掘り下げていきます。
上記の本は、その日本史シリーズの中の一冊というわけ。
現在は第15巻まで出てるのかな?

氏の歴史の捉え方はとても興味深く圧巻です。
ぜひぜひ~。


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