幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

アカデミー賞、竹内栖鳳

2013-02-26 | 音楽 Art

アカデミー賞で、バーバラ・ストライザンドが出てよく歌った 追憶のテーマを歌っていた。懐かしい。

この曲の作曲者が亡くなったのですね。

この曲をJAZZっぽく歌ったのを聴いて、ジャズが好きになったのだけれど。

ノラ・ジョーンズも出ていて歌っていたけれど、今のバンドのカントリーっぽいのではなくて、JAZZっぽかったので良かった。ちょっぴりふっくらしたかしら?

最後の2人が歌った替え歌は、面白かった。

 

竹内栖鳳について、日曜美術館でやっていたけれど。

本物より本物らしい、そして見たまま描いているのではないところが素晴らしい。

有名な

この絵も見たままではなく、肩の部分は上から見た形で描いてそれらしく見えるように描いている。

猫を描くために頼み込んで借りてきて、ずっと観察して描いたそうです。

ライオンの絵もそうだけれど、毛並みがふさふさとそのように見える。

東本願寺に天上画にするための下絵が保存されていますが、それも見事。

天女が舞う姿ですが、その前に人物が衣を着ていないようだと批判されたこともあって、

この絵 彼は、着物の柄行を表現したかったようですが。

寺の境内に巨大なアトリエを造り、そこで裸婦を天上に鏡を置いて映った姿で天上を舞う姿になるようにして描いてから、衣を着せていったというから、驚きです。

当時、東京で洋画で裸婦のデッサンをするようになっていたので、東京からモデルを連れて来て描いたそうです。寺の中で裸婦を許可したのも、革新的でした。

残念なことに、木のやにとか何とかで、天上に描かれなかったのですが、随分本人も夢に見るほど残念がっていたとか。

今回、新たに彼の作品が発見されたのですが、20年掛かったという作品で、渾身の作でしょう。

この絵も簡潔な描き方をして、勢い動きを見事に捕えて描いています。

狩野派の岩や山の描き方と四条派の自然の草花の描き方を同じ画面で一緒にしたり、当時流行り出した洋画にいかず、日本画だけれど西洋的な描き方を取り入れて表現したり、いろいろと開拓もされた方です。

後世に残る素晴らしい作品を沢山描いています。

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