東京医科大の不正入試問題で、同大の元受験生や支援者らでつくる「東京医大等入試差別問題当事者と支援者の会」は8日、東京都内で記者会見し、追加合格の対象者が入学を希望した場合、全員を入学させるよう求めた。
同大は7日、今年と昨年の医学部医学科の入試で、不正がなければ合格ラインに達していた追加合格の対象者101人のうち、63人を上限に入学を認めると発表していた。
会見では、同大の入試で不合格となった複数の女性のコメントが読み上げられ、女子浪人生の一人は「全員合格ではないと知り、本当に驚いた。合格ラインに達していたのであれば、全員合格させる以外の選択肢はない」と訴えた。