東京医科大(東京)による不正入試問題で、同大が、今年と昨年の医学部入試で不正な得点操作がなければ合格ラインに達していた女子や浪人回数の多い男子受験生ら計101人を追加合格とし、来年4月の入学を認める救済措置をまとめたことが大学関係者の話でわかった。同大は7日に記者会見して公表した上で、追加合格の対象者に対し、個別に入学の意思を確認する。
同大は一般入試や大学入試センター試験利用の2次試験で小論文の得点を操作し、女子と浪人回数の多い男子を不利に扱ってきた。先月公表された第三者委員会の中間報告では、昨年と今年で女子55人、男子14人の計69人が本来は合格ラインに達しながら得点操作で不合格とされていた。