文部科学省は、国公立大2次試験出願締め切り日の1日、午前10時現在の志願状況を発表した。志願者数は前年最終日の同時点より1854人減の45万7163人で、募集人員に対する倍率は前年同時点より0.1ポイント減の4.5倍。
東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響が懸念された岩手、宮城、福島の3県では、福島大が0.9ポイント増の4.9倍、岩手大0.3ポイント増の3.4倍と前年を上回る一方、東北大は0.1ポイント減の3.2倍。確定した志願者数と倍率は17日に発表する。
前年を上回ったことに福島大の荒木昌美入試課長は「高校訪問や除染など、積み重ねてきたことが受験生の理解を得られたと思う」と話した。