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桜、咲いた

2021-04-03 | ブログ

 

文章20 心を平和に保つには? 東洋大学

 人間は、あらゆる生物のなかで最も複雑な神経系統を有する存在である。喜怒哀楽の感情が豊かで、笑ったり恥じ入ったりする。言語を操り、芸術を創造し、時間の観念を持ち、金銭や土地の所有にこだわる。高度に工夫された道具を用い、大規模な自然破壊を行う。また、簡単に他者の命を奪い、戦争という殺戮(さつりく)を繰り返す。このように、他の生物と人間との相違点を挙げることは、人間とは何であるかを考え、定義づけるのに有効であろう。ここでは、とりわけ人間に重要な特徴として、平等意識という、社会生活における文化制度について考えてみよう。
 人間はいつも自己と他者の関係をめぐり【フィロソフィー】をしている。そうして人は自分が一番大事だと考えて生きているものだ。だから、だれかが何かの分野で人並み外れた業績を残すと、そのことに対し、称賛の気持ちと同時に嫉妬(しっと)心が湧(わ)かない人は稀(まれ)だと思われる。こうした【アンビバレンツ】な感情は、他人よりも才質が上でありたいとの深層心理が【無意識】のうちに働いたためでもあるが、特に妬(ねた)みや恨みの感情は、ニーチェのいう「ルサンチマン」の【論理】に相当するものであろう。自分よりも優れた者への暗い嫉妬心は、根底に人間はこの社会において平等であるべき、という意思があるために起こるとニーチェは説く。
 こうした劣等意識で人間を愚かにしないためには、称賛と嫉妬を心の中で【アウフヘーベン】することが肝要だ。人間は単に平等だとする制度的思考をより高い次元の認識へと発展させるのである。すなわち、個々の分野での才能や努力には個人差があり、それぞれに得意な分野があるので、人間はあらゆる点で平等だとは決していえないとの認識へと高めれば、ネガティブな情念に苦しめられずに済むようになる。このような【弁証法】的思念は、人間が自らのありようを意識すること、つまりは【実存】について考え直すよい機縁ともなる思考方法なのである。

 

EXERCISES 20

1. 日本語に合うように( )内の語句を並べかえなさい.
1) 子どもが何人か通りで遊んでいるのを見た.
I (playing, some children, saw, in the street).
2) 私たちは昨夜,隣の人が口論しているのを聞いた.
We (our neighbors, last night, arguing, heard).
3) 少年は暗やみの中でだれかが近づいてくるのを感じた.
The boy (someone, felt, approaching, him) in the dark.
4) 彼女は妹が部屋に入ってくるのに気づいた.
She (entering, noticed, her, her sister, room).

2. 次の各文を日本語に直しなさい.
1) I felt the car losing speed.
2) He watched the dolphins swimming in the sea.
3) Don't you smell something burning in the kitchen?
4) They happily listened to the birds singing.
*5) He left the engine running while he was in the shop.
*6) Mother kept me waiting in the car while she shopped at the supermarket.

3. 地球は回る
Until a few hundred years ago, people believed that the earth stood still; that the sun, the moon, and the stars went around it. It's easy to understand why this was so. That's the way it looked and nobody could feel the earth moving. If the earth moved, why didn't objects fly off it, including the water in the oceans?