厚生労働省が3月18日に発表した第110回医師国家試験の合格状況によると、合格率がもっとも高かったのは、「自治医科大学」と「和歌山県立医科大学」で、どちらも99.1%であった。
2016年2月6日~8日に実施された第110回医師国家試験の合格率は91.5%。医師国家試験が年1回の実施となった1985年以降でもっとも高い2015年の合格率91.2%を超えた。
学校別合格者状況によると、合格率がもっとも高いのは「自治医科大学」と「和歌山県立医科大学」で、どちらも99.1%。ついで「東京医科大学」98.5%、「東京慈恵会医科大学」「順天堂大学医学部」の98.2%となった。
新卒者の合格率が100%であったのは、和歌山県立医科大学と順天堂大学医学部、東京慈恵会医科大学、近畿大学医学部。
平均合格率は、国立が91.7%(前年比0.1ポイント減)、公立が95.4%(同0.3ポイント増)、私立が91.6%(同1ポイント増)で、認定および予備試験は53.4%(同1.1ポイント減)となった。