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旅行記、世相独言

エンターテイメントの国 - ロサンジェルス - (異文化体験3 コージェネの旅1)

2010年02月25日 09時01分27秒 | 異文化体験_北米
 (異文化体験3 「コージェネの旅」は、主に米国・南カリフォルニアを巡る旅。コージェネレーションとは熱と電気を必要とする場所に設備を設置するエネルギー効率の高いエネルギー供給方式、その先進国米国の実態調査が今回の目的。ロス、シスコ、シカゴ、クリーブランド、サンディエゴ&ティファナ等6回の連載旅ログです。(私のブログでは原則、写真はクリックで拡大します))


オックスナード、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ミルウォーキー、シカゴ、クリーブランド、サンディエゴ、ティファナと巡ります。



エンターテイメントの国 -ロサンジェルス- 1982.10.20~24

 サンタモニカ、マリブ、聞き慣れた海岸を左に見ながら北進する。ロスからオックスナードへのドライブ。下水処理場でのコージェネレーション視察がその目的である。太陽一杯の西海岸。さりとて時差からくる眠さには勝てない。初日のスケジュールは夢うつつのうちに終わりそう。ロスの泊まりはキンキラキンのハイアットリジェンシーホテル。

 
(左)早朝のマリブの海岸               (右)ロスの宿舎「ハイアット・リージェンシー・ホテル」


 ホテルでの国際会議を終えると楽しい週末である。同じ会社の現地研修中の3氏、NY駐在のO氏、そして私の5人に米国人ビジター2人が加わり、2組に分かれて「BROOKSIDE GOLF COURSES」でのコンペが始まった。

 「BROOKSIDE GOLF COURSES」のスコアカード

 ローズボールで有名なアメリカンフットボール場に隣接する全長6,977ヤードのパブリックコースである。陽も西に傾きかけた最終18番ホールは446ヤード、パー4。途中に池がありK氏のボールが池端の柳の下あたりでロスト状態となった。皆で必死に探すが見当たらない。それまで良いスコアでラウンドしていたK氏はなかなかロスト宣言しない。
 明るいうちにラウンドしないと、と焦る気持ちが後続組をして痺れを切れさせ、お構いなしにテイーショットを始める。結局このホールは、第2打以降7人で一緒にグリーンを攻めることとなった。
 薄暗いグリーン上に7人が入り乱れてのパター合戦。陽気なアメリカ人もキャッキャ言いつつ、何とか日没前に全員カップイン。我々が最終組で良かった良かった。

 この日はK氏邸でO君の奥さんのお世話で旧交を温め大いに騒いだ。日頃賑やかな階上に住む中国人家族もこの日ばかりは圧倒された由。酩酊運転ではあったが、無事ホテルに戻る。


 ディズニーランド入場券(入場料12ドル≒3000円ほど)

 翌日は楽しみにしていた「ディズニーランド」。さすがにエンターテイメントの国。従業員が徹底的にお客を楽しませることに徹している様には感心させられる。どんなに長い行列が出来ても必ず少しづつ行列が動くことは、人間心理の盲点をついた素晴らしいソフトである。

  
   (左)シンデレラ城を背景に           (右)アドベンチャーワールド「MARK TWAIN」号

また、ADULT PASSPORTを購入すれば、終日全ての催しや乗物にも通用するのはいちいち財布と相談することもなく、日本にはないシステムである。子供以上に大人も楽しめる場所、それがデイズニーランド。そんな気がする。

 チャイニーズシアター前「ナタリーウッド」の手型・足型


 夕食はビバリーヒルズ界隈にあるプライムリブの店「LAWRY'S」。ハロウィンが近づいているためか、食前酒を飲ませるカウンター横のディスコでは、胸元の大きく開いたドレスに身を包んだ女性達がスカートの裾を翻しながらガンガン踊っている。結構混んでいて、予約はしてあるものの席がなかなか空かない。待つこと30分。

  
  (左)Lawry'sのロゴ       (中)プライムリブを目の前でカット 

 自席の目の前でプライムリブをカットしてくれる。大きさが数種類あってこの店の1938年創業時からのThe Lawry Cutという名物カットをオーダー。その後の2時間はこの300gのプライム・リブに悪戦苦闘の連続。サラダは名物ポテトと野菜類。目の前でドレッシングを演出よろしく大きなジェスチュアーでコンデイショニングしてくれる。

The Lawry Cut(1938年から続くカット、約300g)
 
 何から何までエンターテイメントの国、それがアメリカ。