スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

リピート ( 「リプレイ」&「そして誰もいなくなった」も )

2018-02-17 08:42:20 | 本、雑誌とCD、DVD

 よみうりTVで、1月11日(木)(よる11時59分~0時54分)から放映している「リピート~運命を変える10か月」。

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 原作は文春文庫で発表された、乾くるみさんの「リピート」となっています。

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書名:リピート〔A6判;文庫本〕
著者:乾くるみ
発行所:株式会社 文藝春秋
初版発行日:2007年11月10日
ジャンル;ミステリ

<作品の要旨>

 現在の記憶はそのままに過去の自分に戻って人生をやりなおす「リピート」に成功した若者たちが、次々と不可解な死を遂げはじめた!
 人生の「やり直し」に臨もうとしている、年齢も職業もバラバラの十人の男女。彼らは一人、また一人と、次々と不審な死を遂げていく。誰が「リピーター」を殺しているのか?
 家族にも警察にも相談できないまま、独自の捜査を行う彼らが辿りついた衝撃の真相とは――




 乾くるみさんとしては、ケン・グリムウッドさん著作の「リプレイ」やアガサ・クリスティーさん著作の「そして誰もいなくなった」に挑んだ作品だとのことです。

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書名:リプレイ〔A6判;文庫本〕
著者:ケン・グリムウッド(Ken Grimwood)
訳者:杉山高之
発行所:株式会社 新潮社
初版発行日:1990年7月25日
ジャンル;英米文学/ミステリー

<作品の要旨>

 ニューヨークの小さなラジオ局で、ニュース・ディレクターをしているジェフは、43歳の秋に死亡した。気がつくと学生寮にいて、どうやら18歳に逆戻りしたらしい。記憶と知識は元のまま、身体は25年前のもの。株も競馬も思いのまま、彼は大金持に。が、再び同日同時刻に死亡。気がつくと、また―。


 私がこの本を手にしたのは、北村薫氏の作品“《時と人》シリーズ第二弾「ターン」を読んだ後です。次が出版されるまでが手持無沙汰で、似たような内容の本を探して購入しました。






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書名:そして誰もいなくなった〔A6判;文庫本〕
著者:アガサ・クリスティー(Agatha Mary Clarissa Christie)
(1939年11月6日英国で発表)
訳者:青木久惠
発行所:株式会社 早川書房
初版発行日:2010年11月15日
ジャンル;英米文学/ミステリー
日本語初訳は『死人島』(雑誌『スタア』連載、清水俊二訳、1939年)

<作品の要旨>

 孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!

 著作当時は何も問題ない小説でしたが、時の流れとともに社会情勢が変わり、差別用語とされる表現が出現する都度、改訂が行われてきたようです。



---------- 差別用語の改編と改題  〔そして誰もいなくなった〕-------------------------------------------------
 1939年の発表当時の原題は "Ten Little Niggers" (10人の小さな黒んぼ)であった。これは作中に登場する童謡を暗示したものである。しかし、nigger (ニガー)は、アフリカ系アメリカ人に対する差別用語であったため、米版では "And Then There Were None" (そして誰もいなくなった)と改題して発行された。後に英版も "And Then There Were None" と改題される。なお "And Then There Were None" とは、鍵となる童謡の歌詞の最後の一文である。
 また米版は発行にあたって、話の鍵となる童謡 "Ten Little Niggers" も "Ten Little Indians" (10人のインディアン)に改編されており、中身も黒人の少年からインディアンの少年に改編されている。同様に舞台となる島の名前も "Nigger Island" (ニガー島、または黒人島)から "Indian Island" (インディアン島)へと変更された。それに合わせて、タイトルも "Ten Little Indians" としたものが発行され、映像化もされた。なお、日本の清水俊二訳クリスティー文庫版では米版に準じており、歌の名前は「10人のインディアン」であり、島の名前もインディアン島である。
 その後、インディアンも差別用語であるとして、近年、英米で発行されている物は童謡が "Ten Little Soldiers" (10人の子供の兵隊)と改編されている物もある。日本においても2010年発行の青木久恵訳クリスティー文庫版では島名は兵隊島、インディアンは小さな兵隊さん、インディアン人形は兵隊人形へと変更されている。
----------〔Wikipediaより〕--------------------------------------------------------------------------------------------









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