大阪管区気象台は10月27日、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたと発表しました。昨年より8日早く吹いたことになります。 同気象台によると、同日午後2時半ごろまでに、京都府舞鶴市で最大瞬間風速16.2m、神戸市で15.7m、大阪市で10.1mなど、近畿2府4県で強風を観測したとのことです。一時的に冬型の気圧配置となり、29日にかけて気温が下がるそうです。
気象庁は10月半ばから11月末にかけて、二十四節季でいうなら凡そ霜降(そうこう)から小雪(しょうせつ)の期間において、西高東低の冬型の気圧配置になった時、北よりの風速8メートル以上の風が吹くとその風を「木枯らし」と認定します。そして関東地方と近畿地方について、毎秋最初の木枯らしを木枯らし一号(こがらしいちごう)として発表します。
木枯らしは「一号」のみ発表されます。「木枯らし1号」が観測されたとき以降、同じ年に同様の北風が発生した場合には、俗に「木枯らし2号」「木枯らし3号」と呼ぶことがありますが、気象用語ではなく、気象庁もそのような発表はしません。
「木枯らし一号」も「春一番」と同様、強風のほか、雨、高波、急激な冷え込み、降雪等による被害をもたらすことがあります。
油断せず、初冬の嵐への十分な対策が必要です。
<2014年木枯らし一号のお知らせ>
畿地方のお知らせ(Release Paper)
【関係サイト】
○ 大阪管区気象台