ヒト遺伝子想定的生活様式実践法

2023年8月にテーマ・タイトルを変更(旧は外国語関連)
2015年4月にテーマ・タイトルを変更(旧は健康関連)

はじめに・・・

 外国語テーマも長く続かずなので、従来の健康ブログに戻してみようかと思いまして・・・ 備忘録的に残しておくと旧タイトルは「タイ語、漢字を使って覚えるの?」でした。(2023.8月記)

 従来の健康ブログ時に記事を書いていて、何故か、そろそろ外国語でも勉強した方がより良いかなーと思いつきまして、以来ちょこちょこと続けてきましたが、なんとなく、ある事を覚えると別の事を忘れてしまうモードに入ってしまったようで、知識量が停滞しつつあるような感じになりました。

 そこで、本ブログを外国語学習ブログに変更して、自分の備忘録的にまとめておこうかなと思いまして・・・。

 しかしながら、少し飽きたのか内容を増やしすぎたのか、書くのに手間がかかるようになり、時間がとれない時は、別ブログ「単語帳の素材?」にてライトな記事を書くことにしました。(この別ブログも徐々にライトでなくなり、記事を500本ほど書いたところで滞り中・・・)

 なお、健康ブログ時代の記事は、コチラの 入り口 からどうぞ。(2015.4月記)
 最近の健康系記事はカテゴリー「タイ語以外(健康2019)」からどうぞ。

コルチゾール過剰原因説

2012年08月08日 |  仮説

〔更新履歴:2012/8/22追記、2013/2/3リンク追加〕

 

 数回にわたり抗ストレス・ホルモンについてみてきたけど、多分、何が目的なのか分からなかった人も多かったのではないだろうか。ということで、やっと本題に入ろう。

 合理的な推論で話を展開できるとよいのだけど、あいにく状況証拠のたぐいしかないので、仮説を立てて、それを検証していくというアプローチをとることにしょう。で、その仮説というのは、

 ●による健康影響の症状の多くがコルチゾールの過剰分泌に起因するものと考える説(名付けて「コルチゾール過剰原因説」)。


 ここでは、疑わしい症状の全部がコルチゾール過剰分泌のせいだと言いたいところだけど、どうも全てを説明するのは困難なので(他にも幾つか基本となる病態があると感じられる)、「症状の多くが」としている(「多くが」というのも言い過ぎのような気もするけど、「幾つかが」程度に解するのが適当かも)。

 コルチゾールの過剰分泌ならば、結局クッシング症候群のことだろうという声が飛んできそうだけど、その点については、仮にクッシング症候群の診断基準を満たすのであれば、それはクッシング症候群なのだから、クッシング症候群に対する治療をすればよいわけで、これはこれで幸福な状態であろう(治療に専念できるという意味で)。

 問題となる不幸な領域は、●の影響とみられる疑わしい症状があって、それらはクッシング症候群の診断基準は満たさない(多分他の病気にも該当しない)ものの、コルチゾールの過剰分泌によって起こるとみられる心身の異常にあたる部分ということになる。とりあえず、このような領域が存在するとして、そのような病態を勝手に「コルチゾール過剰症候群」と名付けておこう。

・8/22追記: 当初「コルチゾール過剰症」と書いていたけど、症状がたくさんありそうなので、「コルチゾール過剰症候群」に変更。以下、幾つかの記事についても同様に変更。

 「コルチゾール過剰症候群」からクッシング症候群が除外されることとなると、結局その症状は、ステロイド系抗炎症剤(あるいはステロイド剤)の副作用に類似するものと予想される。そこで、分かり易いように、副作用の一覧表を大阪大学の免疫アレルギー内科のサイトから引用しておくと(記事「ステロイドについて」 http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/imed3/lab_2/page4/page4-17.html。リンクはココ)、

               図 ステロイド系抗炎症剤の副作用とその対策


 現時点では、上記仮説の設定の背景を長々と説明するより、ステロイド系抗炎症剤の副作用の各項目ごとに(計17項目)、現状起こっている症例との関連性を指摘していった方がわかり易いと思われる。

 従って、次回以降の記事では、この関連性の指摘作業を行っていくことにしよう。関連性の指摘が終わった後で、なお必要があるようであれば、仮説設定の背景について再訪することにしたい。

 

・2013/2/3追記

 関連記事のリンクをまとめておこう。

【各論の目次】

(1) 高血圧、(2) 浮腫、(3) 耐糖能障害  2012-08-10

(4) 脂質代謝異常  2012-08-13

(5) 骨粗しょう症  2012-08-15

(6) 骨頭無菌性壊死   2012-08-17

(7) 易感染性  2012-08-22

(7-A,B) 易感染性/ 一般論、結核  2012-08-26

(7-C,D,E) 易感染性/ 風疹、インフルエンザ、感染性胃腸炎  2012-08-29

(7-F,G) 易感染性/ マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎  2012-09-02

(7-H) 易感染性/ 劇症型溶血性レンサ球菌感染症(劇症型溶連菌感染症)  2012-09-07

(7-I,J) 易感染性/ HIVエイズ、細菌性赤痢  2012-09-10

(7-K,L,M) 易感染性/ 手足口病、伝染性紅班、急性出血性結膜炎  2012-09-17

(7-N) 易感染性/ RSウイルス感染症  2012-09-26

(7-O) 易感染性/ 輸入感染症(チクングニヤ熱、デング熱)
   (1) 2012-10-04
   (2) 2012-10-05
   
(7-P)  易感染性/ 食中毒(死者)  2012-10-07

(7-Q)  易感染性/ 黄色ブドウ球菌の感染症  2012-10-09

(7-R)  易感染性/ 真菌症  2012-10-10

(7-S)  易感染性/ ヒト・ヘルペスウイルス感染症(総論)   2012-10-11


(7-T)  易感染性/ 単純ヘルペスウイルス感染症 (HHV-1,2感染症)
   (1) 2012-10-17
   (2) 2012-10-18
   (3) 2012-10-22
   (4) 2012-10-29
   
(7-U)  易感染性/ 水痘・帯状疱疹ウイルス感染症 (HHV-3感染症)
   (1) 2012-10-31
   (2) 2012-11-12
   (3) 2012-11-14
   
   (4) 2012-11-21
   (5) 2012-11-22
   (6) 2012-11-27
   
   (7) 2012-12-04
   (8) 2012-12-15

(7-V)  易感染性/ サイトメガロウイルス感染症 (HHV-5感染症)
   (1) 2012-12-24
    つづく

p(7-W)  易感染性/ ヘルペスウイルス6型・7型の感染症 (HHV-6,7感染症)

p(7-X)  易感染性/ エプスタイン・バー・ウイルス感染症 (HHV-4感染症)

(7-Y) 易感染性/ 日本紅斑熱  2012/10/16 

(8) 消化性潰瘍
   (8-1)
   (8-2)

(9) 筋力低下

p(10) moon face

p(11) 精神症状
p(12) 不眠
p(13) 挫そう・皮膚線条

p(14) 白内障・緑内障
p(15) 白血球増多
p(16) 低カリウム血症

p(17) 副腎不全

(18) 子供の成長障害  2012-10-15


【その他の関連記事】
〔メモ〕 被災動物でのコルチゾールの過剰  2012-10-12

〔メモ〕 精神症状の発現とコルチゾールの過剰  2013-01-22

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