ヒト遺伝子想定的生活様式実践法

2023年8月にテーマ・タイトルを変更(旧は外国語関連)
2015年4月にテーマ・タイトルを変更(旧は健康関連)

はじめに・・・

 外国語テーマも長く続かずなので、従来の健康ブログに戻してみようかと思いまして・・・ 備忘録的に残しておくと旧タイトルは「タイ語、漢字を使って覚えるの?」でした。(2023.8月記)

 従来の健康ブログ時に記事を書いていて、何故か、そろそろ外国語でも勉強した方がより良いかなーと思いつきまして、以来ちょこちょこと続けてきましたが、なんとなく、ある事を覚えると別の事を忘れてしまうモードに入ってしまったようで、知識量が停滞しつつあるような感じになりました。

 そこで、本ブログを外国語学習ブログに変更して、自分の備忘録的にまとめておこうかなと思いまして・・・。

 しかしながら、少し飽きたのか内容を増やしすぎたのか、書くのに手間がかかるようになり、時間がとれない時は、別ブログ「単語帳の素材?」にてライトな記事を書くことにしました。(この別ブログも徐々にライトでなくなり、記事を500本ほど書いたところで滞り中・・・)

 なお、健康ブログ時代の記事は、コチラの 入り口 からどうぞ。(2015.4月記)
 最近の健康系記事はカテゴリー「タイ語以外(健康2019)」からどうぞ。

遺伝の本質と健康

2023年08月27日 | 健康法

 

 遺伝の本質は何であろうか。趣旨が分かりにくいかもしれないので言い換えてみると、生物には親の形質・形態を子に伝える現象があるがその目的は何だろうか、ということになる。

 微視的(ミクロ)な方向へ思考を巡らせると遺伝因子へ還元して行く話となるのだが、それだと分子レベルの細かな話になって全体を見失い、よく分からなくのが落ちだろう。ここでの考察ではその道は有用そうではないので、巨視的(マクロ)な方向へ眺めてみよう。


 すると、親から子への「生活様式の伝承」というのが浮かび上がり、これ以外には思いつかない。生物種の生活様式が遺伝因子や道具の形成に繋がる(生活様式遺伝因子・道具形成仮説。前回記事を参照)という立場からすると、最も自然な見方にあたるだろう。

 

 ある生物種が特定の生活様式(食性がその主要部分)を採用している場合でも、生息環境自体は日々変動したり季節変動をすることから、生物種側には生体恒常性(homeostasis、ホメオスタシス)を維持するための機構が備わっているのが一般的である。当然これも遺伝の対象になるはずであり、環境変動に対する自動制御機構が遺伝因子に含まれているのだろう。

 

 健康を維持するということは、常に生体恒常性を維持することが必要不可欠だろう。それを容易に達成するには、進化の過程で獲得したであろう生息環境の変動に対する自動制御機構を最大限発揮させることが重要になるだろう。
 遺伝子が想定していない生活様式を実践する場合は、制御の方法が判明していない課題に遭遇する可能性が高くなり、試行錯誤を重ねつつ新たな道を切り開いていく必要があるだろう。他方、遺伝子が想定している生活様式を実践する場合は、いつか来た道であり、ご先祖様から伝承された制御方法を活用することにより、容易に生体恒常性を維持してトラブルを回避することができるだろう。

 

 以上が、ヒト遺伝子想定的生活様式実践(健康)法を推進する理由にあたるのだが・・・(分かり難くてスマヌ。理解が深化すればもう少し分かり易く書けそうなのだが、現状はこの辺りが限界か)。


生活様式と生物進化

2023年08月26日 | 健康法

 健康法を考察するためには、その生物の進化過程を踏まえる必要があるだろう。進化は、生物種と地球環境(その種の生息環境)との相互作用で起こるからだ。

 そのような相互作用の在り方(種の生態などに反映)は様々であり共通性は少ないかもしれない。しかし、相互作用の原動力は、生物種が採用した生活様式に伴い生体に働く力学現象にあることは間違いないだろう(こう考えるのは、ラマルク的な進化の考え方を基盤にしているからだろうか)。

 

 島 泰三氏の著作「親指はなぜ太いのか」(2003年)では、猿のアイアイの形質形態の観察から出発して論考を展開しているが、その意義をまとめると次のような感じになるだろう:

 アイアイ(原猿類)の形質形態(耳・口・手の特異な形)を観察しその合理的理由を解釈
→ 今西錦司氏の棲み分け理論を「食べ分け理論」に組み替えた上で、食性と口・手に関するの相関を霊長類に演繹し、食性が霊長類の口(歯)と手の形を決めている(口と手連合仮説)を提唱
→ この仮説の応用として、ヒトの口と手の形から初期人類の食性と、食性関連の移動方法について推論を展開(骨食を採用し直立二足歩行になったと結論)

 

 この辺りの話は、西原克成氏の著作「究極の免疫力」(2004年)が簡潔にまとめているので引用しておこう(207頁):

「哺乳動物の歯と顎と顔の形は、食物の性質が一定に決まると、それにしたがって変化します。食べ方、噛み方、餌のとり方で、身体のすべての形が少しずつそれに適したように変化し、これが親子代々に続き累代に及ぶと亜種が分離します。つまり、『種の起源』は、突然変異や適者生存ではなく、行動様式の変更そのものにあり、行動様式の力学現象つまり重力作用そのものこそが、進化の原動力だったのです。」

 

 島氏の論法を応用する目的でさらに演繹すれば、次のようにできるだろう:

 島氏の口と手連合仮説
→ 食性は生活様式の主体であり、口や手の形は結局遺伝因子ということであり、島説は、生活様式遺伝因子形成仮説に衣替えできそう
→ 現生人類(ホモ・サピエンス)を含むホモ属の進化には二つの様式があり、生物学的な進化と文化的な進化である。前者は遺伝因子に、後者は道具に制御されていると見られるので、上述の仮説はホモ属においては「生活様式遺伝因子・道具形成仮説」と発展させられそう。

 

 生活様式遺伝因子・道具形成仮説を考察上の基本法則として設定すれば、生物種の生活様式が進化を主導するということとなり、ヒト遺伝子想定的生活様式実践(健康)法の意義が見えてくるのではなかろうか。


タイ語関連の近況

2023年08月26日 |  未分類(外国語)

〔更新履歴:追記2023-8-27〕

 

こんにちは

 

 暑くて外に出たくないが、暇を潰す方法はないかと考えて思い出したのが放置されているブログ・・・

 

 最近ではタイ語記事を読むことも少なくなったものの、タイ・ドラマを動画サイトで視聴して、何とか聴解力だけはを維持できているようだ。

 聞く力しか鍛えていないのだが、何故か進歩した面があるような気がする。

 

 3チャンネル(タイの地上波放送)のドラマだと、主題歌とかエンディングのテーマ曲が動画クリップになり、動画サイトで字幕付きで公開されることがほとんどだ。未だに初聴では歌詞の意味が理解できないことが多いが(この辺りが今後の次の課題か?)、字幕が何故か追えるようになり、だいたい動画の初見で意味がとれるようになったところ。

 退歩が多くて目に見えての進歩はないものの「継続は力なり」ということで、多少は進歩している面があるのかもしれない・・・

 

 追記:イーサン方言を多用するドラマがけっこうあったりして(後述の最初のドラマもその一つ)、その際必ず標準タイ語の字幕が入るから知らずのうちに訓練されていたのだ、と今頃気づいたりして・・・

 

 ドラマの主題歌と言えば、何故か3チャンネルのサイトでは公開されなかったイーサン・ソングを紹介したおこう(早い時間帯のドラマでタイトル「อ้ายข่อยฮักเจ้า」):

 

  อ้ายข่อยฮักเจ้า - มอส จารุภัทร Ost.อ้ายข่อยฮักเจ้า【Official MV】
  https://www.youtube.com/watch?v=IhV8etcVBo4

 

 この4年半で一番興味深かったドラマは、これ一択だろう:

 

  พิภพหิมพานต์ World of Himmapan EP.1 ตอนที่ 1/8 | 26-02-64 | Ch3Thailand
  https://www.youtube.com/watch?v=zvCZH8iJ8ng

  (特撮技術が映画「ロード・オブ・ザ・リング」(2002年)・「アバター」(2009年)へのオマージュ的で、脚本もしっかりしていて、テレビドラマでこのレベルが作れるようになったのかと感慨深くなったもの。タイドラマのテレビ生放送を初めて視聴したときは、ライティングが貧弱故に影が気になって気になって仕方がなかったもので・・・)