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インストをインストする

2004年09月04日 01時54分18秒 | インスト
ボードゲームで言うインストとは、インストラクション:伝える。教える を略したものらしいです。
だからインストする人はインストラクターといいます。インスターじゃなかったです。恥ずかしい。

初めてやるゲームは初めの印象が大事です。そのプレイでそのゲームの評価が決まってしまうこともありますし、悪い評価だとそれ以降やらない。といったことにもなりかねないのです。
特に私のように友達にボードゲームを広めようとする場合、それ以降やらない、なんてことには間違ってもなってはいけないのです。インストをうまく行うということはその人の為でもあり、自分の為でもあるのです。

インスト準備
ルールをほぼ完璧に把握する。
ルールが改正されていたり、エラッタがないかもチェックする。
ヴァリアントも一応チェック。インスト向きのルールがあるかも
必要ならばルールブックのコピーやコンポーネントを日本語化する

インスト当日
まず第一に伝えることは、ゲームの大まかな行動と目的です。
サンペテなら「お金でカードを購入しカードからお金や勝利点を得て最終的に勝利点が高い人が勝ち」
カタンなら「ダイスで資産を得て道・家・街を作り、一番先に10点になった人が勝ち」
といった感じです。重要なポイントは勝利条件です。これを先に提示することで聞く側にポイントを作ることができます。

そうすると聞く側としては「終了条件は?」、「手順は?」といった疑問が出てきます。→インスト側は、んじゃあ説明するね。とインストがスムーズになります。このように対話型でインストが出来ると、聞き手の疑問や勘違いなどを見つけ出すことができるのです。

大体のゲームでは次に手順を説明するとよいでしょう。
自分の手番でできること、相手の手番でできること、行動の順番、ターンの進行などです。
これはゲームによって大きく違いますが、実際にゲームを行うようにカードを配ったり、コマを配置させてやるといいでしょう。ただし、カードの種類が何枚もあるような場合、全て説明しない方がいいと思います。グダグダになります。
逆に操り人形のようなゲームでは8枚のキャラクターは説明しないと不味いでしょう。この説明がゲームによって異なるし、且つ一番難しいところ。

ほとんどのゲームには特別な条件、特別な効果などがあります。
特殊なことは手順の最後にもってくるといいでしょう。

忘れてはいけないのは終了条件。
例えば、誰かが10点取ったその時点で終わるのか、10点とったそのターン(ラウンド、フェイズ)の終了まで行うのか。といったことです。
特に重いゲームでは重要です。ただこれはやりながらでもいいかもしれません。

全体の注意
説明より先に質問されたら、ちょっと待ってもらいましょう。
インスト手順が狂うとインスト側、聞く側が混乱することがあります
ただし、断り方(言い方)には注意してくださいね。優しく優しくです。

前のことを質問されたら、必ず答えましょう。
さっきの何だったっけ?というのはよくあることです。分かってる人は分かってない人の気持ちはなかなか分からないもの。同じこと、同じ意味を説明する時は、言い方や事例を変えてみるといいと思います。まったく同じ説明だと、聞く側は嫌な感じがしますし、インスト側もイライラしかねないっす。
他の説明中であれば、その後に。逆にそれを答えてあげないと先に進まないのならすぐさま答えましょう。
重要なのは、何度も説明されても、それは自分の説明が不足しているのだ。と思うことです。

セオリーを確実に、コツはさりげなく伝えましょう。
論理的に考えて有効であるセオリーは必ず伝えます。
人によって違うセオリー→コツは、こんなこともあるよとさりげなく伝えましょう。これはプレイ中でもいいかもしれません。

これは私の理想のインストです。いままで実現したことがありません・・・なぜだろう・・・やっぱり早く早くと思ってしまうからでしょうか、事前の計画をしっかりたてたいと思います。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 今更ですが、インストとはインストールのことだ... ()
2004-09-05 01:08:47
 今更ですが、インストとはインストールのことだと思ってました(^^;)だからインスターも普通に納得してましたワ。

 話は変わりますが、先日ボブ氏と二人でカタンをいたしました。二人プレイでのカタンは既にsirou氏とボブ氏とで、ちょっいとヴァリアント(?)とやらを加えてやってたと言う事だったので、それを元にちょっとづつルールをいじりながらやってみましたヽ(´▽`)ノまだまだ調整は必要かと思いますが、その時の最終形態がこれです。
 プレイ開始時の家・道を三つづつ配置する。
 続いて未使用色の家を二つ配置してプレイ開始。
 もし未使用色の家が置かれている目が出たら、倉庫として場にカードを置く。
 手番の人は倉庫とカードを等価交換をする事が出来る。
 倉庫のカードは出たターンの次のターンまで残り、その後は山札に戻す。
 手番の人はダイスを振った後、相手の手札から一枚ランダムに取れる。
 7の出目の場合、盗賊は存在せず、山札から好きなカードを一枚貰える。
 但し7の出目の場合相手の手札からは取れない。
 7の出目の手札のバーストは9枚以上とする。
 ソルジャ-は相手の手札から一枚取れる。
 勝利条件は8点。
と、言った感じです。二人プレイだと交渉がほぼありえないのに、出目だけでは手が進みにくいのでサクサク進めるように工夫してみました。ただ毎ターン必ず相手に一枚取られるのがどうかなと思ったので、互いにダイスを余計に一個づつ持って、ダイス目で勝てれば取られずに済むとかでしてみようかと思ってます。
 それなりに面白く楽しめました。どうでしょうね(^^;)
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あ、すっげ面白いことしてる・・・ (sirou)
2004-09-05 01:28:59
あ、すっげ面白いことしてる・・・
でもそれ赤五アリ、花牌アリの麻雀やってるみたい・・・。
自分は家3、道3と他の色が倉庫になるまででいいんじゃあないかなと思います。
でも倉庫の等価(1枚対1枚)交換は強すぎかと思う。自由な組み合わせの2or3枚対倉庫の1枚でないと運の要素強すぎちゃうかと。
あと倉庫があるとお互い港取りにいかなかったのでは?港が無意味になってしまうようならさらに調整が必要かと。

私オリジナルでヴァリアント作るときは、元々ある(港とかの)ルールをなるべく生かしたい(残したい)と思っちゃうんですよね・・・
結局交渉が無いっていうのをどうにかすればいいだけで、他はあまりいじらないってスタンスが好きです。でも倉庫のアイディア面白い。
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 まぁ二人しか揃わなかった時の苦肉の策というこ... ()
2004-09-05 13:37:15
 まぁ二人しか揃わなかった時の苦肉の策ということで(^^;)

 う、確かに港効果を見落としてました、ギャフン(>Д
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