ボードゲームを始めよう

ボードゲームは知的で楽しく、子供から大人まで楽しめる

初心者という財産

2004年08月17日 23時50分32秒 | 日記・エッセイ・コラム
自分は映画も好きで、映画館でバイトしていた時はレンタルも含め年間80本近い映画を観ていた時期があります。
しかし映画をたくさん観たり、映画事情通になってくるとナナメに映画を観るようになってしまいました。純粋にビックリしたりストーリーに引き込まれなくなってくるのです。うわーこの監督っぽ~い、この俳優イカすなぁ~とかならまだマシな方で、やっぱ制作費削られるとダメだなぁ、制作直前に配役変わったんだよなぁ、までなってくると重症。

んで、これではイカンと思い、映画を観る前に意識して裏事情を考えないようにしました。まーうまくマインドコントロールできたと思います。ただし一度ナナメに観た映画は二度目もナナメりますね、初めての印象は強いようです。逆に1度目マインドコントロールできたものは2度目にナナメ観できて2度おいしいんですね。その映画館では職員は無料で・・・ね、ほら、アレなわけよ
そういえばマンガ家の荒木飛呂彦さんが、物忘れがひどく1度観た映画を2度目も初めて観た映画のように観ることができるってトビラに書いてたなー

で、だから何っていうと、「無知は罪だがそれなりにスバラシイ」ってことかなぁ。ボードゲームにカテゴリ戻しますけど、バルバロッサ見たときの衝撃、ボードゲームの世界に踏み入った時の感動、日本語化したボードゲームがあると知った時、ドイツのバカでかいコンポーネント見た時、プエルトリコやサンファンの役割を選ぶというルールを知った時・・・経験者の方は、は?そんなことで?と思うようなことですら、何も知らない自分には新しい!面白い!と感じるのです。

たったちょっとのことで感動できるこのコストパフォーマンスの良さ!感動する、感動できるってのは生活の中でなかなかできないものですが、先々月あたりから感動の連続です。アドレナリンだかアルファ派が出まくりです、あひ~。
さぁさぁこれも一重に初心者のおかげです。ただこの初心者ってのは映画の時のように大人の階段を上る君はまだシンデレラっさ~JASRACNo.J030107362 ってな感じにボードゲーム経験者になるとこの感動も無くなってしまうのかなぁとちょっと心配・・・できることならいつまでも初心者で(いい意味で)ありたいと願う今日このごろです。

まぁボードゲームをナナメにやりだしても、必殺のマインドコントロールで乗り切り、且つ経験という財産を新たに感動に替え二倍ウハウハ状態でドーパミンがズバズバです、うひょ~
もうわけわかんねぇや・・・

あ、ちなみに唄の題名は 思い出がいっぱい です。


サンクトペテルブルグを<br>インストする

2004年08月17日 23時41分01秒 | インスト
ロシアの歴史上実在の都市、サンクトペテルブルグを舞台にしたゲーム。呼ばれ方がサンクペテルスブルグだったり、サンクトペテルブルだったりしますがめんどいのでサンペテと呼ぶことにします。

お金を使って職人、建物、貴族、アップグレードを購入し、お金と勝利点を得る。ゲーム終了時に勝利点が一番高い人が勝ちです。まず、ターンフェイズラウンドを説明しときましょう。どのタイミングなのかはっきりできます。

見落としがちな説明
割引で0やマイナスになっても最低1ルーブル払う
アップグレードをアップグレードできない。
ゲーム終了時に手札があると1枚につき-5点。

安く買う方法は詳しく説明しましょう。
基本的に盤面のカードを買う時で、手札からプレイして安くなるのは精錬所と製材所だけってのを強調。

ルールブックにある戦略上のヒントを要約して伝えましょう。職人の購入と初ラウンドの建物の件は特に。

Table Games in the world さんのShort News にあった、職人は3ラウンド目までに買えるだけ買う 建物は一番高いものを 貴族を集めるなら5人以上 天文台を手にしたら貴族を集めよ をそれとなく伝えましょう。ただし何も考えずに実行するとヒドイことになります。あくまでコストパフォーマンスのものだと思うので、計画性のない買い物は首がまわらなくなります。

自分なりのコツ
次のフェイズに誰がスタートプレイヤーか意識しましょう。次のフェイズに出るカード枚数がプレイ人数より少ないと、そのフェイズに出るカードを購入できないプレイヤーが出ることがあります。それが自分ならそうならないよう工夫しましょう。でもあまり無理すると手札という負債を抱えて大変です。

ラウンド終了時のスタートプレイヤーの移動も意識しましょう。自分が建物が欲しいと思っても、建物フェイズで最後の手番ではうまくないっす。ラウンドの進行と購入の進行をシンクロさせると、明るい家族計画がたてれます。でもあまり意識するとよくないっぽいかな

職人ばっかり買って嬉しい気分になってると、建物や貴族を買うタイミングが遅れちゃいます。お金欲しいけどバランスが大事よ

手札を一番に意識しましょう。手札に入れたカードはウマーいけどタカーいカードなはず。ウマーいものは早い方がお得です。今のフェイズでいくらもらえるか、次のフェイズでいくらかと計算して、手札のカードのフェイズ終了までに出せるようにしましょう。

1ルーブルでも安く買いましょう。1ルーブル足りなくて貴族が買えず負けるなんてしょっちゅう見ます。アップグレードはすぐ買うか手札に入れることが多いのですが。差額で買うということはアップグレードの素を安く買うことで、アップグレードを安く買った、と思えることができます。
他プレイヤーがいらなそ~なカードは下段まで待ちましょう。でも皆同じこと考えてたりします。

貴族勝ちが貴族からの収入もあり、最終決算が派手なので好き。
職人と貴族をがっつり買い、重複した貴族をアップグレードして種類を増やします。
建物は特殊なものだけでオッケイ、ただ天文台は欲しいところ。

建物勝ちが地味かと言うとそうではなく、アップグレード建物は絵的にもカッチョイイし、建物でお金ももらえたりするのでとても優越感があります。ただ序盤から高い建物たてるとパス連呼マシーンになるので職人をそろえながら、高めの建物を手札に入れておくのがいいでしょう。いい建物がなかったり、建てるのが遅れた場合、貴族もちらほら買っておくとウマーく回ります。

天文台で引いたカードについて
ルール上、手札に加えることができる。とあるので、「架空の盤面に置かれている状態である」と考え、割引のルールを適用しているのですがみなさんはどうしてるんでしょう・・・購入したお店に聞いてみたほうがいいかな・・・
また裏返し状態の天文台をアップグレードできないとしています。