夏至を過ぎてもう一月以上が経過した。
真上からの太陽光線も多少は斜めになってくる。
八月七日は立秋などとは、冗談がきつ過ぎる。
今日は相方を、相方の友人と共に町まで車で送っていった。
帰宅してさて一人だし、日差しもこれから斜めになってくるので、スダレでもぶら下げようかと考えた。
が、やめにした。
私の友人が、以前脚立の上で作業中に落ちて大けがをしたのを思い出したのだ。
問題は、落ちた後の連絡手段というか、助けを求める相手の存在の有無なのだ。
相方の帰りを待って、それ以降に作業をすることにした。
部屋の中では、着せ替えボディーのナナちゃんが、どうやら浴衣らしいものに着替えていた。
スダレを下げれば、夕方の涼しい時期からは窓くらいは開けられるだろう。
昼飯を外で食べる約束をしていたので、相方は午前中にどうやら帰ってきた。
コロナ対応もバッチリな店で、美味しい飯をたらふく食べて帰ってスダレ下げ作業にかかった。
炎天下の脚立の上の作業だから、いやが上にも慎重になる。
これから益々歳を取るし、危険度も増すのでやり方を工夫したいと思っている。
先日の人間ドックで、胃カメラの際に鎮静剤のような処置をせずに喉麻酔だけで済ますことを勧められた。
高齢者の鎮静剤というか麻酔剤によるふらつき事故や交通事故が心配になったらしい。
「はい、いいですよ」と返事すると、担当者は大いに喜んでカメラを飲む私を励ましてくれた。
以前は、このやり方が普通だったし、カメラも管もかなり小型化しているので、以前ほど苦にはならなかった。
それでも、終わると二人の看護師から大いに褒め称えられて、老人であることを再認識させられた。
つまり、いやが上にも年齢に応じた行動をと、自他共に意識しはじめたのだ。
庭では、イチゴが鉢の中で1本暑さのために葉っぱがしんなりとなっていた。
あわてて、半日陰になる場所に移動した。
もちろん、鉢を抱える作業は歳相応に腰痛に留意しながらである。
百日草も、日中になると如実にグンニャリとなる一本の大株の根元に、用済みのスダレの切れ端と、除草した草を地面に敷いた。
これで一応避暑の対策は終わった。
後は、台風などの接近時にスダレを取り外したり、ぶら下げたりの繰り返し頻度は、台風に聞いてみないと予定が立たない。
その際も、安全が第一でスダレと共に落ちたのでは割に合わない。
「冗談で亭主元気なままで死に」・・・・しろ猫
本当に冗談じゃあない。