天草タコ街道~ハマボウの群生地と続いたお出かけは、ついに私的にはクライマックスを迎えた。
夕方からは、ロアッソ熊本VS岩手のJ3第15節の応援・観戦が待っていた。
夕食を摂る時間も無く、そのままスタジアムに直行し名物のスタジアム・グルメで「勝つカレー」を食べた。
もちろん、ロアッソが勝つという験担ぎの究極の一品。
照明にも灯がはいって、梅雨時には珍しくちょっと爽やかな夕涼み気分。
試合は午後7時から開始され、ロアッソはいい攻撃で前半1点を先取し、ハーフタイムへ。
ハーフタイムイベントでは、和太鼓の演奏や熊本城おもてなし武将隊の演舞などで楽しませて貰った。
と、ここまでが、普通のお楽しみの流れ。。。
後半戦が始まって早い時期に、岩手に1点を返されガックリきているところに雨が降り出した。
やがて、ピカッと稲光が・・。
ゴロゴロという雷鳴と共に、雨脚も強くなってきた。
「試合中断」のレフェリーの警笛と引き上げの合図。
スタンドは濡れない場所なので、殆どの観客は椅子に座っていたが、コンコースに避難指示が・・。
大丈夫だろう、などと宣う人も居たが殆どの観客は座席を立ってコンコースに移動。
無人のグランドに雨が激しく降り続ける。
担架要員の待機椅子も無情の雨に濡れ放題。
あ~あ、とどこからか溜息も・・。
午後9時に天候の状況をみて判断すると、ハンドマイクでコンコース内を担当者が説明して回った。
だが暫くすると、午後9時15分に判断時間を延長。
更に、午後9時30分に判断時間を延長。
そして更に・・。
雷の方は、呑気なもので、ピカゴロとやったかと思うと収まったりして、希望と絶望の繰り返し。
そんな雷も段々遠くなり、雨も小降りになってきた。
アナウンスの40分が過ぎる頃に、選手がピッチに登場してウオーミングアップを開始。
再会の雰囲気に、かなり帰りかけていた人達も席に戻り始める。
本当にお待たせしました。19時57分に中断した試合が22時に再会のはこびに・・。
選手・コーチ陣スタッフも一丸となってスクラムを組みGO!!
再開された試合だったが、グランドコンディションは良くなくて、滑るは踏ん張りは効かないはのテンヤワンヤ。
一進一退のゲームもやがて両軍決め手を欠いて、試合終了のホイッスル。
前半と後半に両軍1点ずつのドローで試合は終わった。
まあ、何と言うか敵は敵軍ではなくて、雨と雷だったというお話。
おまけに、試合終了と同時に雨脚は非常に強くなってきた。
足下のアスファルト道路も雨水で溢れ、靴もグショグショで携行した小さな傘も役に立たない程の猛烈な雨。
這々の体で車にたどり着くも、運転は前方視界が悪くノロノロ運転の列の中。
で、帰宅は23時をとっくに回っていた。
かくて、試合時間より待機時間の方が長かった珍試合と、私的本日の最大お楽しみイベントは終わった。
明日は、定期経過観察で通院というイベントが待っている。