Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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◆天皇家を陰から守る 『八咫烏』

2024-09-09 12:49:59 | Weblog

写真の説明はありません。
「大日本名将鑑 神武天皇」 月岡芳年 作

 

 
★3本足のカラスのもう一つの姿
 3本足のカラスとして描写されている八咫烏は、
現在も日本サッカー協会や陸上自衛隊中央情報隊などのシンボルマークに使われている。
日本神話では太陽の化身と考えられており、
神武東征の折には、神武天皇を熊野国から大和国へ道案内をした鳥として登場している。

また戦国時代には、織田信長を苦しめた雑賀衆の鈴木家が旗印と家紋にこの八咫烏を採用していた。

そして、日本で最も古い歴史を持つ秘密結社の名前も「八咫烏」という。
この結社は少なくとも3000年前から存在するとされており、天皇を守る為の活動を続けている。
王を守ると云う意味では、フリーメイソンと根幹は同じだ。
八咫烏のメンバーは警察や法律の壁を越え、闇夜のカラスのように暗躍しているのだ。
明治時代までは、天皇が行う神道儀式の手助けをするのが八咫烏の主な仕事だった。
ところが明治以降の天皇は国家元首となった為、外交儀礼や民間行事にも時間を割かなければならなくなった。
かと云って、古来の儀式を疎かにするわけには行かないので、
重要行事以外の神事は八咫烏の人間が『裏天皇』となって執り行うようになったのである。
 
★法律上は存在していない人々
 八咫烏のメンバーは出生時に戸籍に入れないことになっている。
その為、彼らには名前がなく、法律上では存在していないことになっている。
彼らはその一生を国体と神道の護持に捧げ、表に出るようなことはないが、
陽明学者で思想家の安岡正篤(1898~1983)は、表に登場した数少ないメンバーの1人とされている。
安岡は伝統的な日本主義の大切さを主張し、政治家の近衛文麿や、思想家の北一輝などに影響を与えた。
北の思想は後に二・二六事件にも繋がっている。
また「平成」の元号の発案や玉音放送の加筆などにも関与している。
政財界や皇室から絶大な信頼を受けたことから、「昭和最大の黒幕」とも呼ばれた。

ちなみに、諸国を行脚する虚無僧は八咫烏のスパイだったと言われている。
彼らが諸国を巡り歩くことで、八咫烏は国内の動きを細かいところまで把握できたという。
メンバーの数は70人前後とされ、彼らは生まれた時から神道の儀式や陰陽道、迦波羅など、
八咫烏の一員として生きて行く為の知識を徹底的に叩き込まれる。
八咫烏の組織の中枢を担っているのは「十二烏」と呼ばれる12人のメンバーで、
その上に3人の「大烏」がいる。「三羽烏」と云う言葉は、ここから来ているという。
また、大烏は「金鵄」とも呼ばれており、彼らが造化三神(三神にして一神)に対応し、
「裏天皇」として神道儀式を執り行っているのだ。
 
★義満や信長の死に関わっている?
 裏天皇は天皇と同等の主権を保持していたとも言われているが、
八咫烏はただ神道の儀式を執り行っているわけではない。

明治以前は、天皇が国体に害を及ぼしそうな者を密かに誅殺することも少なくなかったという。
また天皇家に何かあった時は、天皇に成り代わるシステムも確立されていたと言われている。
過去には、「自分が天皇に成る」と野心を抱いた足利義満、
そして天皇家を自分の下に置こうとした織田信長が目的を果たす前に謎の死を遂げているが、
これらに八咫烏が関与した可能性もなかったとは言い切れない。

他の国の王家が栄えては滅びる中、天皇家だけが3000年もの年月を経て今も尚続いている。
これも、八咫烏が裏でしっかりサポートしていたお陰なのだろう。
      

                                本当に恐ろしい地下組織
                                      日本国内に存在していた組織
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