太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

天使に出会った実話 27

2024-08-09 06:52:32 | 天使に出会った実話
Carmel reilly 「With angels beside us」より

Cassandra  29

私が20代の初めのころ、暴力的なボーイフレンドとつきあっていた。
友人や家族は早く別れてしまえと言っていたが、自尊心が低かった私にはそれができずにいた。それに私には小さな息子がいた。

ある時、私たちは口論になり、私は相手に、隣の部屋で子供が寝ているのだから出て行ってくれと言った。
すると彼は外に出ていき、車から拳銃を持って戻ってきた。
そして銃口を私に向けたかと思うと、引き金を引いた。

確かに銃口が光るのが見えた気がしたが、何も聞こえなかった。
何かが私の腕の前で素早く動いた感覚があって、次の瞬間、私の向かい側の壁に弾がめり込んでいた。

彼は私に当たったと思って、すぐに家から逃げるように出て行った。
私はしばらくの間、弾がめり込んだ向かい側の壁を見つめて呆然としていた。
何かが空中で弾を弾き飛ばしたとしか思えなかった。

ふと我に返って、あわてて隣の部屋にいる息子を見に走った。
息子はすやすやと眠っており、息子のベッドの横に天使が立っていた。
彼は私に微笑みかけ、息子の額にそっと手を当てて、消えた。
彼は私の守護天使なのだと思う。
今、私はボーイフレンドとは完全に決別し、もっと自信をもって生きている。
息子は父親をなくしたけれど、私には助けてくれる友人や家族がいて、なにより守護天使がついてくれているのだから大丈夫。



映画に。

2024-08-09 06:52:12 | 絵とか、いろいろ
私の2作品が、映画の中で使われることになった。
めでたい!
イギリスの映画会社で、映画のタイトルは守秘義務があってまだ言えないのだけれど、ハワイでロケをする場面のどこかで使うらしい。
映画で作品が使われるのは、ディズニーの「リロ&スティッチ」に続いて2回目。
もう終了してしまったが、NCIS HAWAII のドラマの中で、主人公の捜査官のオフィスに私の作品が飾られていたこともある。

テロップに名前が載るの?
相当、もらえちゃうの?

と人々は言うが、とーんでもない。
ただの背景のひとつだ。
ディズニーは、オリジナルを購入してくれたけれど、今回の映画で使われる作品のオリジナルは既に売れてしまって手元にないので、プリントしたもの。
彼らが払うのは、その代価だけで、私に入るのも他の作品と同じ。
ただ、それらを使うにあたっては、私の許可が必要になるので、そのサインをするだけ。

あまたある作品の中から選んでくれたという、まさに「光栄」の限りである。
タイトルが言えるようになったら記事にする。