アメリカの映画をみていたら、仕事でストレスを抱えた男が
「ああ、ハワイでも行ってのんびりしたい・・・・・」
と言う。
男の脳内イメージは、青い海、青い空、ビーチで寝そべる自分。
また、別のドラマでは、家族旅行の行き先を決めるシーンで子供たちが
「ハワイ、ハワイ、絶対ハワイ!」
と叫ぶ。
ハワイは日常を離れるために行く場所なのか。
私は夫と知り合うまで、ハワイは好きでも嫌いでもなかった。
大昔も大昔、社員旅行でハワイに行ったことがあったが、パパイヤが美味しかったというだけで
これといった感動もなかった。(連れて行き甲斐のないヤツ)
それからも私には正月に芸能人が行くところぐらいのイメージで、ハワイにまた行きたいと思うこともなかった。
けれど、多くの人にとってハワイは日常を忘れられる場所であるらしい。
青い海、空、南国、トロピカルフルーツ、大自然。
でもそれらが日常であるハワイの人は、じゃあ一体どこへ行けばいいんだ。
いまさらべつにタヒチとか行きたいとも思わないしネ、と人は言う。
美しい海や南国の雰囲気には、贅沢なことにもう感動しなくなっているのだ。
そこで、ハワイの人がこぞって行くところは ラスベガス である。
あのキンキラの、砂漠の上の蜃気楼のような場所が、ハワイの人は大好きだ。
旅行会社の格安チケットで行ける、お手軽さもあると思う。
聞いた話だと、3泊で全部コミコミ2万円を切るのもあるらしい。
オアフ島からマウイ島あたりに3泊で行けば、その数倍はかかる。
カジノでお金を使うから、宿泊も食事も格安なのだそうである。
豪華なバイキングが、300円で食べ放題というのもある。
そして彼らはラスベガスといわず、ベガスという。
人々はお金を貯めて、ベガスに行く。それも、何度も行く。
お年寄りもベガスが大好きで、私が本屋で働いていたとき、
お年寄りが、まるで刺抜き地蔵商店街の話をするように、ベガスの話で盛り上がっているのを聞いたことがある。
そういう人たちは、年に何度も行くのだ。
「もうね、スカーッ!!とすんのよ。ああもう早く行きたいーー」
都会に住む人が、ハワイで日常を忘れるように、
ハワイの人は人工的な場所で日常を忘れる、ということなんだろうか。
私はラスベガスに行ったこともないし、これからも行くことはないと思う。
パチンコもできない私が、カジノを楽しめるとも思えない。
たとえ行ったとしても、ここは砂漠なのにこんなに豪勢に水を使って、いったい水源はどうなっているのか、
などと気になってシャワーもおそるおそる使うような気がする。
しかし、ラスベガスが好きじゃない発言は、かなり言いにくい雰囲気がある。
だから、同僚の誰かがベガスに行くといえば、いいなあー、と合わせておく。
ラスベガス行き10回分で、日本の、まだ行っていない場所に電車ででかけて温泉に浸かるとか、
ラスベガス行き20回分で、オーロラを見に行くとか、
私はそのほうがどんなにいいか知れない。
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「ああ、ハワイでも行ってのんびりしたい・・・・・」
と言う。
男の脳内イメージは、青い海、青い空、ビーチで寝そべる自分。
また、別のドラマでは、家族旅行の行き先を決めるシーンで子供たちが
「ハワイ、ハワイ、絶対ハワイ!」
と叫ぶ。
ハワイは日常を離れるために行く場所なのか。
私は夫と知り合うまで、ハワイは好きでも嫌いでもなかった。
大昔も大昔、社員旅行でハワイに行ったことがあったが、パパイヤが美味しかったというだけで
これといった感動もなかった。(連れて行き甲斐のないヤツ)
それからも私には正月に芸能人が行くところぐらいのイメージで、ハワイにまた行きたいと思うこともなかった。
けれど、多くの人にとってハワイは日常を忘れられる場所であるらしい。
青い海、空、南国、トロピカルフルーツ、大自然。
でもそれらが日常であるハワイの人は、じゃあ一体どこへ行けばいいんだ。
いまさらべつにタヒチとか行きたいとも思わないしネ、と人は言う。
美しい海や南国の雰囲気には、贅沢なことにもう感動しなくなっているのだ。
そこで、ハワイの人がこぞって行くところは ラスベガス である。
あのキンキラの、砂漠の上の蜃気楼のような場所が、ハワイの人は大好きだ。
旅行会社の格安チケットで行ける、お手軽さもあると思う。
聞いた話だと、3泊で全部コミコミ2万円を切るのもあるらしい。
オアフ島からマウイ島あたりに3泊で行けば、その数倍はかかる。
カジノでお金を使うから、宿泊も食事も格安なのだそうである。
豪華なバイキングが、300円で食べ放題というのもある。
そして彼らはラスベガスといわず、ベガスという。
人々はお金を貯めて、ベガスに行く。それも、何度も行く。
お年寄りもベガスが大好きで、私が本屋で働いていたとき、
お年寄りが、まるで刺抜き地蔵商店街の話をするように、ベガスの話で盛り上がっているのを聞いたことがある。
そういう人たちは、年に何度も行くのだ。
「もうね、スカーッ!!とすんのよ。ああもう早く行きたいーー」
都会に住む人が、ハワイで日常を忘れるように、
ハワイの人は人工的な場所で日常を忘れる、ということなんだろうか。
私はラスベガスに行ったこともないし、これからも行くことはないと思う。
パチンコもできない私が、カジノを楽しめるとも思えない。
たとえ行ったとしても、ここは砂漠なのにこんなに豪勢に水を使って、いったい水源はどうなっているのか、
などと気になってシャワーもおそるおそる使うような気がする。
しかし、ラスベガスが好きじゃない発言は、かなり言いにくい雰囲気がある。
だから、同僚の誰かがベガスに行くといえば、いいなあー、と合わせておく。
ラスベガス行き10回分で、日本の、まだ行っていない場所に電車ででかけて温泉に浸かるとか、
ラスベガス行き20回分で、オーロラを見に行くとか、
私はそのほうがどんなにいいか知れない。
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