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太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

三つ子の魂百まで

2025-03-25 21:07:40 | 絵とか、いろいろ
マンゴーを創ってみた。
mango season

直径は50センチぐらい。
正円のキャンバスは初めてだけど、なかなかおもしろい。
最近、長方形以外のキャンバスに凝っている。
この前のリリコイも、そう。
こんな楕円形ね。

こういう形だと、フレームにいれなくてもいいし。
案外、飾った時にインパクトがあっていいような気がする。

また別のオリジナルが売れて、時間がないだなんだと四の五の言っていられなくなり、超特急で仕上げた。
ズルズルやっているときには何か月もかかるのに、これは3日ちょっとで。

でもすぐにはギャラリーには持っていかない。
だって、「なんだ、やればできるじゃん」と思われるから。(事実そのとおりなだけに)

つくづく、お尻に火がつかないとできないタチ。
ていうか、お尻に火がつけばやる。同じか。
夏休みの宿題を8月30日に泣きながらやった、あの頃の私のまんまだ。
人って、変えられるところとそうじゃないところがあるんだな。


楽しいうちは

2025-03-14 00:16:49 | 絵とか、いろいろ
契約しているうちの一つのギャラリーにいるラティーシャが、先々週、私のオリジナル作品を3つ売った。

「壁がスキスキになってるー、なにか持ってこれるのある?」

ギャラリーには私専用のスペースがあり、7~8枚のオリジナル作品が壁にかかっているのだが、1度に売れるのは1つであることが多いから、売れたら新しい何かを創って補充している。
それが1度に3つとなると、嬉しいけど困る。困るけど嬉しい。
手元にあるオリジナルはほぼ売りつくして、どうしても手放したくないものばかり。
コラージュは、筆で描く技法とは全然違い、ものすごく手間がかかる。
一概にはいえないが、最短でも50時間はかかる。
その上、私にはフルタイムの仕事もある。
しかし、取り掛からねば何も進まないので、とにかく急ピッチで作成したのが、リリコイ。

Lilikoi

リリコイはパッションフルーツのこと。
日本ではクレマチス。母はこの花のことを時計草と呼んだ。

最近、この楕円形のキャンバスが気に入っている。
縦が50センチぐらい。
大きすぎず小さすぎず、フレームにいれる必要もない。

2週間余りで仕上げられたのは、このモチーフは以前、縦に細長いキャンバスで制作したことがあったから。
気に入ったモチーフを繰り返し作るのは好きだ。
作るたびに改善されて仕上がりが良くなっていくし、発見もある。

ギャラリーにはこれと、手元にあった古い蓮と鯉の作品をきれいに手直ししたのを持って行った。

2024年のアート関係の確定申告を済ませたら、昨年は1万ドル以上の売り上げだった。
始めた当初は確か500ドルぐらい。
ギャラリーも増え、俄然忙しくなった。
フルタイムの仕事も忙しくなった。
アートに専念できたらもっとオリジナルも造れるし、気持ち的にもゆとりができるのに、と思うと、
忙しい合間を縫うからできるのであって、毎日時間があったら私はダラダラしてやらない、という思いがせり上がってくる。
亡き父が仕事をリタイアした途端、絵筆を握らなくなったように。
フルタイムの仕事の日数を減らすという方法もあるが、2年前にマネージャーになってから、仕事をしない日が増えると、いない間に起きたことの把握が難しくなり、今以上は減らしたくないと思う。

アートも、フルタイムの仕事も、私は好きなのだ。
どちらも楽しいと思う。
楽しいと思ううちは、なんとか時間をやりくりして続けていきたい。




映画に。

2024-08-09 06:52:12 | 絵とか、いろいろ
私の2作品が、映画の中で使われることになった。
めでたい!
イギリスの映画会社で、映画のタイトルは守秘義務があってまだ言えないのだけれど、ハワイでロケをする場面のどこかで使うらしい。
映画で作品が使われるのは、ディズニーの「リロ&スティッチ」に続いて2回目。
もう終了してしまったが、NCIS HAWAII のドラマの中で、主人公の捜査官のオフィスに私の作品が飾られていたこともある。

テロップに名前が載るの?
相当、もらえちゃうの?

と人々は言うが、とーんでもない。
ただの背景のひとつだ。
ディズニーは、オリジナルを購入してくれたけれど、今回の映画で使われる作品のオリジナルは既に売れてしまって手元にないので、プリントしたもの。
彼らが払うのは、その代価だけで、私に入るのも他の作品と同じ。
ただ、それらを使うにあたっては、私の許可が必要になるので、そのサインをするだけ。

あまたある作品の中から選んでくれたという、まさに「光栄」の限りである。
タイトルが言えるようになったら記事にする。



ペーパーダイング(紙染め)

2024-07-22 07:04:56 | 絵とか、いろいろ
年に1度のペーパーダイング(コラージュに使う紙を染める)。
昨年に続き、ペギーの家でやることになった。


ガレージにテーブル二つを並べて、2つのグループに分かれて染める。
今回は9人参加。


ペギーが前もって用意してくれた染料。
左半分がベースとなる染料(Tシャツを染めるのと同じもの)、右側が油絵具。
ベースを水に溶かしたら、ベビーオイルを入れて、その上に油絵具を足したところをすかさず紙を漬けて染める。
その上にまた違う油絵具を入れて、染める。
3回ぐらい水を替えて、その繰り返し。
どんな色がどんなふうに出るのかわからないところが、おもしろい。そして、同じものは絶対にできないのも。


マノアにあるペギーの家は、見晴らしがよくて涼しい。


好きなものにたくさん囲まれて暮らしたいペギー。
あったかくて、とても素敵。


ランチはポットラックで、それぞれが持ち寄って食べた。
今年はジュディスも誘っての参加で、楽しかったなあ。

もっとこの仲間と会う機会があればいいんだけれど、私は仕事があるのでなかなか会えない。

「もっと会えればいいのにね」

ペギーが別れ際にハグしてくれた。
新しい紙を乾かして、分類する作業は楽しい。




やればできる

2024-05-04 07:40:50 | 絵とか、いろいろ
6月に始まるコオラウ ショーに出品する作品3点(3品目はコチラ)を、締め切りよりも半月も早く納めてきた。
しかも、その3品の他にもう1作品を同時に創ったという、泣きながら夏休みの宿題をやり続けてきた人とは思えぬ快挙。
フルタイムで仕事をしながら、1か月と少しでこれだけ仕上げたのは初めてだ。
やればできる。
それならなぜ、普段はズボラでずるずる後回しにしているのか。


ふたつ創ったのはAfter rain。
これがショーに出す方。

もう一つの方。

ショーに出す方を創っているとき、とても気持ちがよかった。
創り終えてしまうのが惜しいぐらいで、もう一つ創って別のギャラリーに持ち込むことにしたのだ。

山とか木とか、花という題材が、私は好きなのだなあと思う。

数日前、ギャラリーに持っていった。
ラティーシャが、
「ラブリー!!!この週末に私はこれを売るわ。なんかそういう感じがするの」
と大喜び。
見ている間に、ささっと額を決め、それに入れて、壁にかけた。
誰かの心に響くといいなあ。