太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイのサンタ

2020-11-30 16:27:02 | 日記
あんなに暇だった職場も、週末はなかなか忙しくなってきた。
しかし、売り上げが3倍になっても、従業員の数は最小限にしたままだから
週末にシフトが入ると「あー・・・」と思う。
こんなときだから、仕方ないのもわかるんだけど。

週末、職場に行くと、既にクリスマスモードになりかけていた。
倉庫から出してきた、クリスマス関連のデコレーションの巨大なコンテナが積み上げられ
裸のクリスマスツリーとハワイのサンタが、入り口に所在なげに立っていた。

私は仕事の合間に、ほぼ半日以上かけて一人でツリーを飾り付けた。
雑多な仕事をしながらだから、こんなん程度でも半日かかる。

ハワイのサンタ

ハワイのサンタは、草履にアロハ、ココナツに入ったかき氷を持って
サーフィンしながらやって来る。
寒くないクリスマスなんて、と、最初の頃は思ったけれど、
今じゃすっかりトロピカルなクリスマスに慣れた。
静岡育ちの私は、窓の外に雪が積もるホワイトクリスマスに憧れるが、
もうそんな寒い場所には住めないと思う。



職場の入り口外側には、空気でふくらませるデコレーション。
近所の家も、思い思いにクリスマスの飾りをし始めた。
ショッピングモールの駐車場には、もみの木を売る店が出ている。
我が家もそろそろ、もみの木を買う頃。

日本で、クリスマスの翌日には、手のひらを返したようにお正月気分になるように、
サンクスギビングデーが過ぎるとすぐに、クリスマスになる。
日本の、街全体がせわしなくなる年の瀬が、私は好きだった。
そして今、ハワイの、街全体がウキウキとしてくるようなクリスマスまでの雰囲気が、私は好きだ。









いまさら驚かない

2020-11-29 11:32:58 | 日記
サンクスギビングデーの翌日は、ブラックフライデー。
そこかしこで開催されるセールを目当てに、大勢の人たちが繰り出して
店の売り上げが黒字になることから、ブラックフライデーといわれる。
通常は、日付が変わるとともにオープンする店もあったりして、人気の店には列ができる。
それが、今年はコロナウィルスのために、バーチャルセールをやるところが殆どだ。

ブラックフライデーのビーチ

風が強く、マンオブウォー(かつおのえぼし)がウヨウヨ。
さすがに泳ぐ気にはなれずに、散歩だけする。


さて、今日は銀行に行った話。



3か月近く前に、普通口座の名義に私を加えた。
当座預金は私と夫の連名で、普通預金は義両親と夫のみ。
というのも、夫が日本に住んでいる間に発生する支払いを、義両親に代理でやってもらう必要があったことから、
普通預金の名義に義両親を加えたのだ。

ハワイに戻ってきて、二人の連名で新たに当座預金を開設したはいいが、
普通預金に私の名前を加えるには、4人全員が揃って銀行に出向かねばならない。
義両親は多忙で、平日に4人が顔をそろえて銀行に行くなど無理な話で、
そんなこんなで10年が過ぎていった。

そこへきて、パンデミック。

義両親はリタイアしていて、私も仕事がないから、夫が休みの土曜日に4人で出かけたのだ。
やたらと明るい銀行員のデボラが、さらさらっと手続きをしてくれて、
ものの3分で終了。

「OK,これで全部完璧に終了ね!キャッシュカードと小切手は、2週間以内に届くと思うわ!」

私の名前の入ったキャッシュカードは翌週に届いたが、小切手が来ない。
アメリカ本土で印刷するらしいから、ちょっと時間がかかるのかもしれない。

が、1か月。
そして2か月。

のんびりの夫も、「遅すぎない?」と言い出した。
3か月になろうというとき、夫が銀行に電話をしたら、5分以上保留されてしまい、諦めた。
それで今日、銀行に行ってみたのだ。

何か月も小切手帳を待ってるんだが、どうなってるのかと窓口で聞くと
コンピューターで調べていた銀行員が言った。

「小切手帳がオーダーされた形跡が見つからないんですけど・・・」

「I knew it!(やっぱり)」

思わず、そう言ってしまったのには訳がある。
10年前に当座を開設した際に、キャッシュカードも作ったのだけれど、
待てど暮らせど届かない。
問い合わせてみると、キャッシュカードなどオーダーされていなかった。
その上、キャッシュカードと当座をリンクさせるように頼んだのに、
やっと届いたカードを使うと、普通預金とリンクしていた・・・
めんどくさいので、そのまま使っている。


一応、ハワイで1番の銀行である。
なにが1番なんだ。
いい加減さでか。
明るいだけの銀行員デボラは、名前をズボラに替えたほうがいい。

ハワイのすごいところは、100%向こうの手落ちでも、それほど悪びれない。
「あれぇ、なんでかなぁー、あはは」
ぐらいのノリ。
日本人は、へりくだりすぎる。
もっとテケトーで生きてゆけるのだ。

今さら驚かないけど、
懲りずに信じて3か月も待っていた、私の気長さに呆れる。








サンクスギビングデー2020

2020-11-27 14:03:21 | 日記
クリスマスに並んで、大きな意味を持つサンクスギビングデー。
アメリカ本土のいくつかの州では何度目かのロックダウンをしていて、
誰もが、今年はいつもと違う過ごし方をする。


ハワイは、ロックダウンこそしていないが、5人以上集まることを禁止されている。
大皿から料理を各自が取ることも禁じられているし、
できれば屋外で過ごすことを奨励されてもいる。
それは重々わかってはいるけれど、やっぱり叔父叔母ぐらいには会いたい。
日ごろ、あまり会うことができない友人もよびたい。

そこで我が家では、終始全員マスクを着用し、
離れたところから、欲しいものをオーダーして、一人がそれを取り分けるという決まりを作った。


朝9時半。七面鳥の支度を始める。


いろんな焼き方を試してきた結果、シャンパンを1本注ぎ込んで焼くやり方が一番おいしくできることがわかり、
ここ数年はもっぱらこればっかり。
七面鳥の内側にオリーブオイルを塗ってから、セロリなどの香味野菜、スパイス類を詰める。
シャンパン(安くてもいい)を1本回しかけて、外側にもオリーブオイルを塗り、
ホイルできっちり包んで3時間オーブンで焼く。
3時間たったら、ホイルを外して焼き目をつける。

スタッフィング作り

パンをちぎったものを15カップ。



バターとスパイス、香味野菜を刻んだのを炒めて、ちぎったパンと混ぜる。

混ぜたものをオーブンで火を通す。

本来は、七面鳥に詰めた野菜を取り出して食べるのだが、ちゃんと火が通っていないことも多く、
こうして別に作って、七面鳥に詰めた野菜と合わせて食べるようにしている。

マッシュポテト用のじゃがいも。

お決まりのハム。

細くスライスして、オーブンで焼く。
塩気が強いハムは、日持ちもよくて、半月以上もハムステーキにしたり、
細かく刻んでハムサラダにして食べる。

準備中。



いつものサンクスギビングなら、テーブルの上にすべてが乗せられ、
大皿を各自まわしながら、ワイワイするのだが
今年は、自分のお皿を持って、家族単位に同じテーブルに集まって食べる。
庭にテーブルを出すことも検討したけれど、雨が来そうなお天気だったのでやめた。


このほかには、テイクアウトしてきたお寿司の盛り合わせ、
シュートメの作った、パンプキンパイと、ルバーブパイ、
叔母手作りのブロッコリーサラダと小籠包、さつまいものマッシュ、
友人が作ってきたパンプキンスープ。


適度に曇って、とても涼しい。
リビングでは、冬恒例のジグソーパズルが繰り広げられている。
たった9人のサンクスギビングの食事。
去年はマスクしていたよねー、と笑い話になるといい。



ぼんやりと生きている

2020-11-26 12:00:08 | 日記
試験の前の一夜漬けで、早起きして勉強しようと思って寝て、そのまま寝過ごしてしまう。
「しまった!!」
と思って、夢からさめる。

そんな焦る夢は、いまだにみる。

そして、遠足の日の夢も同じぐらいの頻度でみる。


小学校3年かそこらだったと思う。
学校に行くと、みんなナップサックや水筒を持っており、
ランドセルを背負っているのは私一人だった。
その日は遠足だったのに、私は知らなかったのだ。
学校を休んでいたからではなく、昨日もちゃんと登校していた。
確か、そのまま家に帰ったように記憶している。

家に帰ると、母は言った。
「なんで??」
明日は遠足だということを知らない、ということがどうして起こり得るのか。



結局、私は自分が興味のあることにしか意識を向けていないのだと思う。
遠足自体は好きだけど、バスに乗る遠足は、乗り物酔いをする私には楽しいものじゃなかった。
その時は、バスに乗る遠足だったのかもしれない。
今更、どんな理由でもどうでもいいんだけど。
学校から配られる保護者あてのプリントも、私はたまに親に渡し忘れることがったし、
ふわふわぼんやり生きていたというだけのことかもしれない。



日曜夜の、「サザエさん」の終わりのテーマソングとともにブルーになる
サザエさん症候群の、私は重篤な患者でもあった。
日曜は朝から遊びほうけて、夕飯も食べてしまい、サザエさんも見てしまい、
手をつけていない宿題の重責に落ち込む。

私がやるべきことを後回しにするのは、なにも夏休みの宿題だけじゃない。
宿題が嫌で、でも、やらないで学校に行く勇気はない小心者。


毎週、毎夏、同じことを繰り返して大人になった私は、ここまでくるとマイペースといえるんじゃなかろうか。
あれから何十年。
私のぼんやりは、社会に揉まれていくらかはマシになっていると思う。
ただ、興味のあることにだけアンテナが敏感に反応するのはそのままで
普通は知っているだろうということの多くを、私は知らずに生きている。

休日が終わって明日から仕事、という夜。
やらねばならない宿題が一切ない、というヨロコビを、私はいまだに噛みしめている。









洗面所の排水溝

2020-11-25 11:44:45 | 日記
朝から汗をかいた。
久しぶりに雨があがったので、ウォーキングに行った。
気温は20度ちょっとなので、汗はかかない。

戻ってきて、昨日来た服を洗面所のシンクで手洗いしていたら、排水溝の水はけが悪い。
プランジャーで、バッコバッコとやったら、黒い塊やドロドロがコラショと出てきた。
それで解決かと思いきや、なぜかますます水はけが悪くなった。
プランジャーと格闘すること、しばし。
額から、汗がしたたる。
重曹を、これでもかと排水溝にふりかけ、酢を流し込む。
1時間ほどおいて、熱湯を流す。
これでだめなら、パイプ掃除の洗剤を買うしかないが、
まあまあ許容範囲で普通に水はけするようになったので、めでたし。



普通、洗面所の排水溝ってマメに掃除しているんだろうな。



手を洗うのと、歯を磨く以外で使うことはほとんどないのに、
いつの間にかドロドロが溜まってゆく。
夫が、シェービングフォームを使うのをやめてから、だいぶ良くなったようには思うけど。

パイプに流し込む洗剤は、どう考えても環境に悪そうなので、あまり使いたくはない。
それなら、詰まる前に掃除すればいいだけのことが、なぜかできない。
そうすればいいだけのことが、できない、ということが私には多すぎる。