まさかの美味しいオートミールバナナケーキができてしまった昨日、平行してスイートポテトも作った。
なんだか、複数のものを同時に作るって、デキル人みたい。
休日は、こんなふうに使わないとね。
スイートポテトのレシピは友人が教えてくれた。
「ものすごく簡単で、すごく美味しかったよ!」
さつまいもをレンジで柔らかくして、バターと砂糖と牛乳を混ぜて冷やすだけ。
あまりにシンプルで、失敗のしようがない。
作る前から、気持ちの上では楽勝気分。
よく、『家にある材料だけでできる』という謳い文句のレシピがある。
そこにはたいてい牛乳が含まれているのだが、我が家には普段牛乳がない。
私も夫もコーヒーはブラックで飲むし、牛乳をそのまま飲むということがないのだ。
牛乳を使う料理の時には、そのためだけに買ってくるのだけれど、少しだけ使ったあとは、みすみす捨てることになるので後味が悪い。
冷蔵庫に、Half&Halfという、生クリームと牛乳が半分づつ混ざったものの使い残りがある。
それは9月9日に、バターチキンカレーを作ったときに使ったもの。
あれから12日。大丈夫か・・・・・・
匂いは普通だけど、やめとくか。
義両親の冷蔵庫に無脂肪牛乳があるとは思うけれど、こちらも鮮度は等しく怪しい。
たった大匙2杯の牛乳なんだけどなあ、と思いつつ、ストアに行く。
なるべく小さい容器、小さい容器、と探したら、1番小さいので414ミリリットル。それでも400円ぐらいした。
レシピでは、切ったさつまいもをボウルに入れて水を張り、レンジで9分加熱とあるが、オーブンレンジはオートミールバナナケーキを焼くのにオーブンとして使っているので、鍋で茹でた。
茹だったさつまいもを潰して、砂糖とバターと牛乳を入れ、混ぜてからラップを敷いた型に入れて冷やす。
味見をしたら、なかなか美味しいので気分が上がる。
3時間以上、経過。
冷蔵庫のスイートポテトを確認。
まだ柔らかい。
さらに1時間以上、経過。
しっかりと冷えているのに、柔らかいまま。
レシピの動画では、型から出したのをナイフで切り分けているけど、ナイフで切り分けるどころか、ラップを剥がすとさつまいもが付いてくる状態。
友人に聞いたら、彼女のは3時間ぐらいでしっかり固まったというじゃないか。
なんでだ?
無理やり切り分けてお皿に乗せてみたが、あまりに絵面が悪いので写真は無し。
これはスイートポテトというより、芋ようかんだ。
舟和の芋羊羹とは天地の差だけども。
友人からは、「スプーンで食べるのもいいよー」という優しい慰めがきた。
わざわざ牛乳を買いに行ったのに。
大匙2杯使っただけの牛乳が、うら寂しく冷蔵庫に残されている。
オートミールバナナケーキは、やはりただのまぐれだったのだと思う。
牛乳まったく使わないの?
シチューとかクリームパスタとか使い道はあるじゃろ♪
シチューか。
そういや、もう何年もシチューを作ってない。
私の中でシチューって、秋口になるとテレビコマーシャルで、北海道の牧場らしき風景の中で家族がシチューを食べるのを見て「あ、そろそろシチューの季節」と、まんまとCMに乗せられて作るものなのよね。
外は寒くて、家の中であったまる食べ物。
トロピカルなハワイじゃ、シチューという発想が湧いてこなかったのかもね。
パスタもいいよね。
夫が小麦粉を食べないから、私専用で。