ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

浅井リョウ「正欲」と映画「ヘアスプレー」の多様性 こんなの持って帰った

2024-08-17 10:58:48 | きものの本&本
強い台風が来るとのことで、
浸水、暴風雨を覚悟していたのですが、
予想に反して、
朝までぐっすり。

それにしても、
今年の夏はすごい。
二階にエアコンつけてよかった。

先に息子の家に行きましたが、
こんなの持って帰りました。

さて、なんでしょう。
これ、鰹節削り器。
早速トライ。

いやもう大変。
力がいる~~。
あまり削れない~。
それでも、
削りたての鰹節は香りも味も逸品。

話題作を。

「正欲」(浅井リョウ著)

娘が読んでいたのをちら読みして
面白そうだったので、
借りようとしたら、すごい数。
買いました。

買ってまで読もうと思ったのは、
一人の検事の小学生の息子が
登校拒否。
「今の社会、
学校なんて行かなくても
好きなことをして暮らせる時代だ」

とのネットに言葉に影響され、
ユーチューブを始める。
そんな言葉と息子に戸惑う親。

確かに、
そんな言葉をよく耳にするな、
この人はどんな選択をするんだろう、
そして作者は~~、
わが孫も「ユーチューブ、ユーチューブ」
って言っている。

そんな興味で読み始めたら~~。

いや、
最初は、
一行ごとにビンタ張られるような気持ち?
「~多様性、
という言葉が生んだものの一つに
おめでたさがあると思います」

いろんな人たちの目線で語られる
いつもの浅井リョウ作品。
「疎外された性欲を持つ人たち」
「多数派と少数派」

読む進めるうち、
「どんな人も社会と
相いれない部分を
持っているんじゃないの」
と思い始めて。

「水」に性欲を感じる主人公たち。
人間には欲求感じないから「疎外?」
「異常?」~~。

映画「ヘアスプレー」
最近は確かに「多様性」への言葉や
作品が増えた~。

それらの多くは、
作者に言わせれば「許容範囲」、
だから「おめでたい」?
「許容できない欲望もある」
それはまあ、当然、
人によってどこまでというのも
ある意味当然。

その「相いれない部分」が
犯罪につながるか
繋がらないかが問題であって~~。

この多様性の範囲は、
徐々に広がっている
ような気はするけど。

読み進めるうち、
ああ、この本は
「同じ傾向を持つ二人」の恋愛を
描いてもいるんだな、とも。

児童ポルノ容疑で逮捕された男性。
お互い、
「私、いなくならないからって
伝えてください」
って言い合う~~。
「何があっても、
いなくならないから」

映画は見ていないけど、
どうしようかな、
見ようか、見ないままいようか。

削りたての鰹節をすべてに
ふりかけて~。
食欲増進。
まだまだ残っている鰹節。
削る力はあるのか?

というわけで、
どんな人も
「社会になじめない部分を
持っている」
「それでいいのかな?」
「私の考え、おかしくない?」
と、不安を抱えながら生きている。

だからこそ、こういう本が
ベストセラーになる。
それにしても浅井リョウは、
「桐島、」「何者」
どんな立場の人の考え、感じ方も
本当にうまく表現する。
ディベート、聞いているみたい。

登校拒否、児童~~。
こんな時代に生まれてきた孫たち、
この先何が
待ち受けているのでしょうか?

最後までお付き合い
ありがとうございます。
応援ポチ
励みになります。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 息子の孫誕生で料理j持参&NH... | トップ | 一生お金に困らない方法とは... »
最新の画像もっと見る

きものの本&本」カテゴリの最新記事