いつも楽しみにしている
フィガロの原由美子さんの
きもののページ。
今月はお正月とあって、グラビアに掲載。
この年になっても、こういう少しモダンなきもの、
好きです。
でも、よ~~く見ると。
水玉小紋に縞の帯。
特にお正月でなくても素敵ですが、
お正月にこんな着物をきている人は
どれだけおしゃれなんだろうと思わせます。
少し改まった席に、という説明があるのは、
こちら。
きものはアンティークの、
絞りの模様さえなければ、
結構よく見るお品。
帯だって、アンティーク好き以外の方には
敬遠されそうですね。
ところが、原さんが合わせるとこの通り。
これは着ている人の雰囲気と
シンプルなヘアのせい。
最初の水玉着物だって、
ヘアのせいで雰囲気ある着姿に
仕上がっています。
う~~~ん、やはりヘア大切。
着物だから日本的なヘアに限る、
ではときどき面白くないなあ、
と感じることも。
この点は娘に任せましょうか。
で、私が一番気に入ったのはこちら。
ヘアは最初の写真と同じ。素敵。
藍染めの更紗小紋に縞の帯を銀座結び。
更紗に縞という組み合わせが新鮮でした。
探してやってみよう。
フィガロという雑誌とモデルのせいで
シャレてモダンに見えますが、よく見ると、
真ん中のアンティーク以外、
オーソドックスな普段きものです。
で、年始回りに銀座に行ったとき、
街は日の丸に模様替え。
とあるレストランで垣間見た古典モノ。
オレンジの訪問着にやはり古風な袋帯の
30代とおぼしき女性。
いや、これがなんとも素敵だった。
昭和の匂いのする、
おそらくお母さまの着物だと思うのです。
そういう着物をきちんと着こなした着姿に、
育った家庭の雰囲気と物語がひしひしと
伝わってきました。
前にアップさせてただいた知花さんの着物に
通じるものがあります。
同じような着物を画像で探したのですが、
なかなかなくて、写真のものよりもっと
薄い色で、これほど華やかではないのです。
私なら最初に処分しそうな~~(汗)、
う~~ん、こういう昔きもの、
処分、と考えるのではなく、
きちんと着るとこれほど素敵になるんだと
目を覚まされる思いでした。
BSNHK「二条城」で拝見した少し古風なきもの。
古典きものは雑誌などではほとんど掲載されません。
個人的な集まりや街でしかお目にかかれない。
「おしゃれルール②
だから街着物は見甲斐があります。
現代ものだけではなく、箪笥にある古いきもの、
もう一度新たな目で見直そうと教えられた
雑誌と街とのお正月きものでした。
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