ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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正月きもの・原由美子さんと銀座で見た昭和

2017-01-09 11:47:34 | きものコーディネイト

 

いつも楽しみにしている

フィガロの原由美子さんの

きもののページ。

今月はお正月とあって、グラビアに掲載。

この年になっても、こういう少しモダンなきもの、

好きです。

でも、よ~~く見ると。

 

水玉小紋に縞の帯。


特にお正月でなくても素敵ですが、

お正月にこんな着物をきている人は

どれだけおしゃれなんだろうと思わせます。

 

少し改まった席に、という説明があるのは、

こちら。


きものはアンティークの、

絞りの模様さえなければ、

結構よく見るお品。

帯だって、アンティーク好き以外の方には

敬遠されそうですね。

ところが、原さんが合わせるとこの通り。


これは着ている人の雰囲気と

シンプルなヘアのせい。

最初の水玉着物だって、

ヘアのせいで雰囲気ある着姿に

仕上がっています。

う~~~ん、やはりヘア大切。


着物だから日本的なヘアに限る、

ではときどき面白くないなあ、

と感じることも。

この点は娘に任せましょうか。


で、私が一番気に入ったのはこちら。


ヘアは最初の写真と同じ。素敵。

 

藍染めの更紗小紋に縞の帯を銀座結び。

更紗に縞という組み合わせが新鮮でした。

探してやってみよう。

フィガロという雑誌とモデルのせいで

シャレてモダンに見えますが、よく見ると、

真ん中のアンティーク以外、

オーソドックスな普段きものです。



で、年始回りに銀座に行ったとき、


街は日の丸に模様替え。


とあるレストランで垣間見た古典モノ。

オレンジの訪問着にやはり古風な袋帯の

30代とおぼしき女性。

いや、これがなんとも素敵だった。

昭和の匂いのする、

おそらくお母さまの着物だと思うのです。

そういう着物をきちんと着こなした着姿に、

育った家庭の雰囲気と物語がひしひしと

伝わってきました。


知花くららさんの少しアンティーク」

前にアップさせてただいた知花さんの着物に

通じるものがあります。

 

 

同じような着物を画像で探したのですが、

なかなかなくて、写真のものよりもっと

薄い色で、これほど華やかではないのです。

私なら最初に処分しそうな~~(汗)、

う~~ん、こういう昔きもの、

処分、と考えるのではなく、

きちんと着るとこれほど素敵になるんだと

目を覚まされる思いでした。

 

BSNHK「二条城」で拝見した少し古風なきもの。


古典きものは雑誌などではほとんど掲載されません。

個人的な集まりや街でしかお目にかかれない。

「おしゃれルール②

好きなきものはこうして決めていった」


だから街着物は見甲斐があります。

 

現代ものだけではなく、箪笥にある古いきもの、

もう一度新たな目で見直そうと教えられた

雑誌と街とのお正月きものでした。


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