ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

赤と緑と黄・ゴッホとゴーギャンの色彩の力

2016-10-28 18:49:24 | アート・文化

 

先日の続きです。


本日の東京は雨、おまけに寒い。

外から帰ったら、家のなかのほうが寒い?

10月でこの寒さ、この家での初めての冬は

乗り切れるのだろうか、との懸念を抱きつつ、

天気予報をみると「師走なみの寒さ」だそうです。

まずは安心。

家族のいない家は寒い~~。

 

 

ゴーギャンの伝記といわれる

モームの名作「月と六ペンス」を読んだのは

確か中学生頃だったと思う。

ものすごく面白かったけど、

ゴーギャンの奥さんが「お金、お金~~」といっている

印象が強かった。


ゴーギャンの自画像。悪漢のイメージ?すみません。

 

何しろ、36歳で金融業界から

いきなり画家の道を志したのだから

びっくりですよね。

家庭を顧みず芸術の道を突き進む男に反発したり、

でもいいなあと思ったりしながら次々とページを

めくったものでした。

ゴッホも26歳で画家の道に。

それまでは牧師志望だよ。

同情からか、

身重の娼婦!!と結婚の真似事をしたり、

意見が合わずゴーギャンをナイフで切り付け、

贖罪の意味で自分の耳を切ったりと、熱い。

いわゆる破滅派って感じ?

こういう熱さって、良し悪しは別にして

いまはもう見当たらない~~。

なぜだろう、なんて考えたりして。

 

専門的な本によると、


ゴッホがユートピア(アルルやニッポン!)を

夢見たロマンチストだとしたら、

ゴーギャンは「、金がないからアルルに行く」と

いうリアリスト、さすが元金融関係。


作風も性格も正反対、だそうです。


しかし、絵をみると、ゴーギャンもタヒチに、

自分の「ユートピア」を夢み、


二人が共同生活を送った黄色い家


農民や労働者を描いていたゴッホは、

「夜のカフェ」や「ひまわり」の連作という

幻想的な絵を描くように~~。

 

私が思うに(シロウトなのにはばかり多いことだが)

今拝見すると、赤と緑の反対色の対比の多様とか、

浮世絵に影響を受けた構図とか、

共通点が多いように思える~~


 

 ひまわりを描くゴッホ(ゴーギャン作)

 

 アルルを去ったゴーギャンは

ゴッホと一緒にいた日々は一世紀にも思えるほど

長かった」と述懐。

たった三か月の短い共同生活、

その間に激しく影響しあったんでしょうか。

 


この二人、ものすごく面白いです。

 「月と六ペンス」、読み返してみよう。


 

東京都美術館

 

「ジャパニーズ・ドレス」と言われて

一緒に写真を。はい、パチリ。

 

ここで叫びたい。

 

ちなみにこのタイトルの意味は、

月は手の届かないもの、六ペンスはお金」

夢と現実という意味。

私のような普通の人間は、

夢と現実のあいだをウロウロするだけで

人生終えてしまう~~。

マッ、それも一つの生き方だよね。


というわけで、つい熱く?語ってしまいました。



最後までありがとうございました。

関連ブログ

ゴッホコーディと六本木界隈」→

前に行った国立新美術館

 

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コメント (2)
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