ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

蜘蛛の巣絞り紬で友人と京都展

2013-11-30 07:40:19 | アート・美術展


京都から帰って、今度は上野の「京都展」

もし日本に京都という町がなかったら、日本は魅力の少ない国になっていると誰かが言っていましたが、本当にその通りだと思います。

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私は京都に頻繁に行くわけでも、京都通でもありませんが、京都という町の存在は、日本人の心のなかに、なんというか、重しみたいにどっしりと潜んでいると思います。

修学旅行に多くの学校が京都に行きますが、それは日本人としての原点みたいなものを、一度その地に立って身体で確認させるためなんですね。

大人になってまた行きたいなと思うのは、そんな記憶が入っているせいもあると思います。

子どものときには「どうしてこんなにお寺ばかり見るの?」と思ったものですが、それを大人の目で再確認してみたいというか。


今回の展示は、京都という町を航空写真のように描いた「洛中・洛外図」を一挙に公開したものです。

「洛中・洛外」の「洛」とは都という意味、特に京都を指します。

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最初に描かれたのは室町時代。将軍足利義輝がカノ狩野永徳に描かせたといわれています。

狩野永徳という画家はとても面白い人だそうで、今回は時間がなくてできませんでしたが、いつか調べてみたいと思っています。

自分の都を、精密に描かせるなんて、一種の所有欲?

絵を見ながら「この都は俺さまのもの」という思いに浸るんでしょうか。



後世の人にとっては、その時代の風俗を教えてくれる貴重な資料になっています。
私の眼を引いたのは、やはり女性の髪型やきもの。

江戸時代でも、まだ一般庶民の髪型は長く垂らしたままのようでした。(もうちょっと調べてみないと~~)

西洋には、お抱え画家でもこういう絵はないように思います。

自分の肖像画を描かせるのがメインですよね。

中国から伝わって東洋独特のものではないかと思います。

というわけで、またまた興味は広がったのあります。

誘ってくださって、ありがとうございます。
誘ってくださったきもの友だち


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縮緬更紗に型染めの帯。

帯締め・赤紫

膨れ織りのコート生地の半襟も素敵です。


私の本日のきもの。

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蜘蛛の巣絞りの紬

秋色絞り紬で仁左衛門歌舞伎」のきものです。

帯は私には珍しい柿の実という抽象柄です。

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帯揚げ・ブルーの絞り(半襟もブルーです)

帯締め・オレンジ

とても混むというので夕方お出かけ。

カフェでお茶して出たら、外はすっかり暗く。

でもそれが幻想的で感激でした。

庭園やら夜の公園やらアップした写真がまだあるので、

コーディとともにすぐにアップします。

気が向いたらまた覗いてやってください。

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コメント (3)
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