じつは私は以前からニコンのカメラを使っておりまして、この
ブログの写真もニコンのD40xかクールピクスのS200で撮影した
ものです。カメラ付き携帯も持っているのですが、どうも携帯で
写真を撮るという気になりません。写真撮影はちゃんとした
カメラで撮らないといけないというのが私のこだわりです。
D40xは去年から使っているのですが、実はそろそろ上位機種に
買い替えたいなと思っているところでした。機能的にはやはり
初心者向けだし、ちょっと物足りない部分を感じていました。
というような状況の中で先日発表されたD90。高機能な一眼レフ
でありながら、世界初の動画撮影機能搭載。これはすごい!
いろんな人のブログとかを見ていても、この製品のインパクトは
カメラユーザーだけでなく、いろんな人に広がっているようです。
もちろんキヤノンユーザーの人や、アンチニコンの人たちは、
こんな機能は何の役にたつのかとか、オートフォーカスもでき
ないビデオなんてとか、音がいまどきステレオでないビデオなんて
とかいろいろネガティブな意見を言っておられます。
まあ、いろいろとご意見はございましょうが、私はこのカメラが
欲しくなってしまいました。今まで、そんなに一眼レフカメラを
買おうとは思ったこともありませんでした。ニコンのD40xは業務
用で買っただけだし、それまではフィルムのカメラのF90を20年
近く使い続けていました。その間に積極的にデジタル一眼を買おう
と思ったことはあまりありませんでしたが、今回は特別です。
ちゃんとした写真を撮るための基本性能はばっちりおさえていな
がら、その上、世界初のムービー機能もある。今出回っている
ムービーカメラはオートフォーカスが当たり前なんですけど、
実はテレビコマーシャルとか映画とかを撮影するときの35ミリ
フィルムのカメラはだいたいマニュアルフォーカス。カットごと
にカメラのアシスタントの人が、巻き尺でカメラと被写体の距離
を計るのはおなじみの光景です。D90では、事前にオートフォー
カスで距離を合わせておくことができるので、いちいち巻き尺で
距離を測定するなんてことは不必要ですけどね。
ですので、なんだかんだ言われていますが、このカメラのフォー
カスがマニュアルだってことが逆にすごいかっこよく思えるん
ですよね。だいたい、ビデオカメラのオートフォーカスって、
余計なところにフォーカスが合うことが多いので、自分はじつは
ビデオを撮影するときはマニュアルフォーカスで撮影することが
多かったんですよね。運動会とか、学芸会とか撮るんだったら
オートフォーカスでよいのですが、芸術性を高めようと思うと
逆にオートフォーカスが邪魔になるということもあるんですね。
それとD90の動画機能のフレームレートが24fpsということも
議論されているようですが、映画のフィルムは24fps。つまり
一秒間に24コマが基本なんですね。一秒間のコマ数を上げると
その分、1フレームあたりの画質を下げざるを得なくなって
いく。映像の技術的なことはよくわかりませんが、この秒24
fpsというスペックも、映画と同じということでとっても好感が
持ててしまいます。このカメラの動画機能を作った人は、
ひょっとして本当に映像のことがわかっている人が関わったの
ではないかと感心してしまいます。
あと、交換レンズを変えられたり、絞りを自分でコントロール
できたり、モノクロ撮影とかもできたり、また長時間撮影が
できないというのもプロの映画機材と同じ。コマーシャルの
撮影でもそうですが、撮影したフィルムはどんどん交換して
いきます。そういう点もこのD90は同じ感覚。プロの映像屋の
人は絶対に欲しくなるんじゃないかなと思います。
また音に関してもD90はモノーラルの音声なのですが、実は
映画やコマーシャルのプロ機材は、録音は別。音声さんという
人が別にいて、音はその人たちの担当だし、映画もアフレコが
基本。映画では、生の音をそのまま使うということはあまり
なく、編集で音楽とかナレーションとかをつけていくことを
考えれば、音がステレオでなくても全然かまわない。人に
よって意見はいろいろあると思いますが。
ということはこのカメラで撮影するビデオ映像は、通常の
ビデオカメラで撮るものと明らかに違うのだろうという気が
します。映像記録ではなくて、映像表現が可能になるという
ことなのでしょうか。
こういう製品を作れるニコンは素晴らしいと思います。
ニューヨークタイムズのサイトで、有名コラムニストの
デビッド・ポーグという人がD90のことを紹介しているの
ですが、これがすごい説得力。この人、ちょっと前まで
アップルのiPhoneを紹介していた人で、カリスマコラム
ニスト。この人がニコンのD90の紹介をするということだけ
で、時代はこのカメラに向かって動きます。
サイトはこちらです。日本語でなくて申し訳ないですが。
と紹介したところで、さきほどアクセスしたら、一般からの
アクセスができなくなっていました。何か会員登録が必要に
なってしまっていましたので、あしからず。
http://www.nytimes.com/2008/08/28/technology/personaltech/28pogue.html?_r=1&oref=slogin
ポーグさんが言うように、このカメラは新たな時代の先駆
けとなる商品なのかもしれません。
木村拓哉君のおかげもあってか、時代は明らかにニコン
ですね。やっぱ、ニコンはいいわ。昔は、ニコンのロゴの
ストラップをつけていることが、ちょっとうしろめたい
気持ちがあって、ノンブランドのストラップをつけてたの
ですが、最近はニコンのストラップを誇らしげにつけられる
というのが大きな時代の変化ですね。
ブログの写真もニコンのD40xかクールピクスのS200で撮影した
ものです。カメラ付き携帯も持っているのですが、どうも携帯で
写真を撮るという気になりません。写真撮影はちゃんとした
カメラで撮らないといけないというのが私のこだわりです。
D40xは去年から使っているのですが、実はそろそろ上位機種に
買い替えたいなと思っているところでした。機能的にはやはり
初心者向けだし、ちょっと物足りない部分を感じていました。
というような状況の中で先日発表されたD90。高機能な一眼レフ
でありながら、世界初の動画撮影機能搭載。これはすごい!
いろんな人のブログとかを見ていても、この製品のインパクトは
カメラユーザーだけでなく、いろんな人に広がっているようです。
もちろんキヤノンユーザーの人や、アンチニコンの人たちは、
こんな機能は何の役にたつのかとか、オートフォーカスもでき
ないビデオなんてとか、音がいまどきステレオでないビデオなんて
とかいろいろネガティブな意見を言っておられます。
まあ、いろいろとご意見はございましょうが、私はこのカメラが
欲しくなってしまいました。今まで、そんなに一眼レフカメラを
買おうとは思ったこともありませんでした。ニコンのD40xは業務
用で買っただけだし、それまではフィルムのカメラのF90を20年
近く使い続けていました。その間に積極的にデジタル一眼を買おう
と思ったことはあまりありませんでしたが、今回は特別です。
ちゃんとした写真を撮るための基本性能はばっちりおさえていな
がら、その上、世界初のムービー機能もある。今出回っている
ムービーカメラはオートフォーカスが当たり前なんですけど、
実はテレビコマーシャルとか映画とかを撮影するときの35ミリ
フィルムのカメラはだいたいマニュアルフォーカス。カットごと
にカメラのアシスタントの人が、巻き尺でカメラと被写体の距離
を計るのはおなじみの光景です。D90では、事前にオートフォー
カスで距離を合わせておくことができるので、いちいち巻き尺で
距離を測定するなんてことは不必要ですけどね。
ですので、なんだかんだ言われていますが、このカメラのフォー
カスがマニュアルだってことが逆にすごいかっこよく思えるん
ですよね。だいたい、ビデオカメラのオートフォーカスって、
余計なところにフォーカスが合うことが多いので、自分はじつは
ビデオを撮影するときはマニュアルフォーカスで撮影することが
多かったんですよね。運動会とか、学芸会とか撮るんだったら
オートフォーカスでよいのですが、芸術性を高めようと思うと
逆にオートフォーカスが邪魔になるということもあるんですね。
それとD90の動画機能のフレームレートが24fpsということも
議論されているようですが、映画のフィルムは24fps。つまり
一秒間に24コマが基本なんですね。一秒間のコマ数を上げると
その分、1フレームあたりの画質を下げざるを得なくなって
いく。映像の技術的なことはよくわかりませんが、この秒24
fpsというスペックも、映画と同じということでとっても好感が
持ててしまいます。このカメラの動画機能を作った人は、
ひょっとして本当に映像のことがわかっている人が関わったの
ではないかと感心してしまいます。
あと、交換レンズを変えられたり、絞りを自分でコントロール
できたり、モノクロ撮影とかもできたり、また長時間撮影が
できないというのもプロの映画機材と同じ。コマーシャルの
撮影でもそうですが、撮影したフィルムはどんどん交換して
いきます。そういう点もこのD90は同じ感覚。プロの映像屋の
人は絶対に欲しくなるんじゃないかなと思います。
また音に関してもD90はモノーラルの音声なのですが、実は
映画やコマーシャルのプロ機材は、録音は別。音声さんという
人が別にいて、音はその人たちの担当だし、映画もアフレコが
基本。映画では、生の音をそのまま使うということはあまり
なく、編集で音楽とかナレーションとかをつけていくことを
考えれば、音がステレオでなくても全然かまわない。人に
よって意見はいろいろあると思いますが。
ということはこのカメラで撮影するビデオ映像は、通常の
ビデオカメラで撮るものと明らかに違うのだろうという気が
します。映像記録ではなくて、映像表現が可能になるという
ことなのでしょうか。
こういう製品を作れるニコンは素晴らしいと思います。
ニューヨークタイムズのサイトで、有名コラムニストの
デビッド・ポーグという人がD90のことを紹介しているの
ですが、これがすごい説得力。この人、ちょっと前まで
アップルのiPhoneを紹介していた人で、カリスマコラム
ニスト。この人がニコンのD90の紹介をするということだけ
で、時代はこのカメラに向かって動きます。
サイトはこちらです。日本語でなくて申し訳ないですが。
と紹介したところで、さきほどアクセスしたら、一般からの
アクセスができなくなっていました。何か会員登録が必要に
なってしまっていましたので、あしからず。
http://www.nytimes.com/2008/08/28/technology/personaltech/28pogue.html?_r=1&oref=slogin
ポーグさんが言うように、このカメラは新たな時代の先駆
けとなる商品なのかもしれません。
木村拓哉君のおかげもあってか、時代は明らかにニコン
ですね。やっぱ、ニコンはいいわ。昔は、ニコンのロゴの
ストラップをつけていることが、ちょっとうしろめたい
気持ちがあって、ノンブランドのストラップをつけてたの
ですが、最近はニコンのストラップを誇らしげにつけられる
というのが大きな時代の変化ですね。