南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

オリンピック招致における各国指導者の男の色気対決

2009-10-15 23:59:09 | オリンピック
コペンハーゲンでのIOC総会で、リオデジャネイロが2016年の
オリンピック開催地に決定されるのですが、最後に残った4つの
都市の応援のために、4人の国家主席がスピーチをします。
アメリカのオバマ大統領、日本の鳩山首相、ブラジルのルーラ
大統領、そしてスペインのサパテロ首相の4人でした。知名度
からすると、鳩山首相は他の三人に比べてまだ国際的には知られ
ていませんでした。まだ首相になって日も浅かったのでこれは
仕方のないことでしょう。

指導者のカリスマ性を計る物差しはないのですが、アメリカの
オバマ大統領、ブラジルのルーラ大統領、スペインのサパテロ
首相、この三人はカリスマ性という点ではいずれもかなりすごい
人たちだということができると思います。

最後の決戦で、リオデジャネイロと、マドリードが残ったので
すが、ブラジルのルーラ大統領と、スペインのサパテロ首相との
カリスマ対決も見事でした。

スペインのサパテロ首相は、1960年8月4日生まれ。まだ
49才という若さ。祖父はスペイン内戦の時にフランコ将軍に
処刑され、1977年、最初の民主選挙が行われたときに、17才で
社会労働党に入党するのです。2004年に首相に就任すると、
イラクからのスペイン撤兵をいち早く決定し、数々の画期的な
政策を行い、若年層の支持を集めます。また閣僚の半数を女性
にしてしまうとか、すごいんですよね。

一見、ミスタービーンのローワン・アトキンソンに似ていると
も言われていたりするそうです。相性は『バンビ』だとか。
『鳩ぽっぽ』とか『宇宙人』とか言われるよりも可愛いかも。
写真で見るとサパテロさん、ちょっとセクシーな雰囲気。

そういえば、今年、イギリスを中心にアンケート調査を行っ
ている「OnePoll」が、20カ国の女性1万5000人を対象に
「一夜を共にしたい国の男性」と「一夜をともにしたくない
国の男性」をアンケート調査を行ったのだそうです。その
結果は、最も一夜を共にしたい国の男性はスペイン人、
二位はブラジル人だったようです。奇しくも、オリンピック
招致で最後まで残った二つの都市と同じです。オリンピック
対決は男性のセクシー度対決であったのかもしれません。
そういえば、ブラジルのルーラ大統領をセクシーだとする
コメントがいくつかのブログにでていました。
いちおうこのアンケートを紹介しているサイトはこちら
→ http://news.livedoor.com/article/detail/4370475/
ちなみに日本人はランクインしておりません。

オリンピック招致の最終プレゼンで壇上に立ったサパテロ
首相は、ちょっと立派でした。まず彼は、インドネシアの
地震の犠牲者たちに哀悼のメッセージを伝えます。また2012
年のオリンピックが決まっているロンドンに対して、その
実現に向けての努力への感謝を伝えます。そして今回、最後の
選考にまで残った、シカゴ、東京、リオデジャネイロの各都市
に対してエールを送ります。この部分だけ見ても、サパテロ
首相の国際的な外交力を感じてしまいます。ちょっとこういう
部分、日本の政治家は太刀打ちできないなあと思ってしまい
ました。

さてこちらがブラジルのルーラ大統領。渋い声はセクシーな
男の魅力に溢れていました。

最後にリオが決まったときの涙もすごかったですね。貧しい
農家の息子が学歴もないまま大統領にまで登り詰めてしまうと
いうドラマチッくな人生。この人もスケール大きいですね。

オリンピック招致は、ひょっとして指導者のセクシーさと
関連がある?ロンドンが決まったときは、ブレアーさんが応援
スピーチをビデオでやっていたんですが、まあセクシーと言わ
れればセクシーでした。1953年生まれなので、僕より2つしか
違わないんですけどね。

もし日本が再度オリンピック招致を目指すのなら、その時の
首相は男の色気のある人でないと勝てないのかも...