南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

ハワイを理解するまではバラクのことを本当にはわからないわ

2009-01-23 02:55:13 | ハワイ
ミッシェル・オバマは言ったそうです。「ハワイを理解する
まではバラクのことを本当にはわからないわ」と。いよいよ
大統領になったバラク・オバマを構成している要素の中に
ハワイが占めている比率はどれだけかわかりませんが、
生まれ育ったハワイを抜きにしては彼を語る事はできないの
かもしれません。

彼が常に言っていた、人種や宗教や党派を超えた社会という
のはまさにハワイのアロハ・スピリットだったのではないのか
などということを思ったりするのでした。

この一月、ハワイに行って、ノースショアにツアーで行った
帰りのバスで、ジェロに似た黒人ガイドのジョーイ君は
まもなくワイキキに着くあたりの路上で、アイスクリームの
バスキン・ロビンス(日本ではサーティーワン)の店を指して
「バラクオバマは学生の頃、このアイスクリーム屋でアルバ
イトしていたです」と言いました。それは小さな店でした。
彼が初めてしたアルバイトがこのアイスクリーム屋だったの
です。

なんだか急にバラクオバマが身近な人に感じられました。今
までは自分とは縁のない遠い存在と思っていたのですが、
このアイスクリーム屋の前を通っただけで何か歴史を共有
したような気持ちになったのは不思議なものです。
そうか、ここに少年バラクがいたんだ、そう思うと、何だか
急に親近感が湧いてきます。

今、ハワイでは、バラクオバマの足跡を辿るツアーが人気
だとか。そのコースにはもちろんこのバスキン・ロビンスも
はいっているようです。

こちらのハワイ観光局のサイトにはオバマ大統領とハワイの
関係のページがありました。
http://www.gohawaii.com/about_hawaii/explore/Obama

この間行ったばかりのハワイから帰ってきたら、オバマが
大統領になっていました。

大統領就任演説の最後のほうの言葉です。
「そして、我々の子孫に言い伝えられるようにしようでは
ないか。我々が試された時、旅を終わらせることを拒み、
後戻りすることも、くじけることもなかった、と。
そして、地平線と神の慈しみをしっかりと見つめ、自由
という偉大な贈り物を運び、未来の世代に無事に届けた、と」

苦難の途上にあるアメリカ国民を勇気づけるような言葉
だと思います。この短い文書の中に、ビジョンと決意が
見えているような気がします。