南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

久々のシンガポールは一日中雨

2011-01-30 16:36:36 | シンガポール

昨日シンガポールに到着したのですが、ず~っと雨です。
夜は土砂降りでした。今朝も朝から雨が降っています。
天気が良ければイーストコーストパークに行って、
ローラーブレードで走りたいなと思っていたのですが、
この雨ではちょっと無理なので、あきらめました。

今朝は、雨の中をラッフルズホテルに行き、角のベイカリー
で朝食です。以前このそばに会社があったので、このお店
はたまに来ていました。そこで、オリエンタルブレック
ファーストセットを。ナシレマ (Nasi Lemak) とコーヒーか
紅茶がついて10ドル50 (今日のレートで672円くらい)。


ここのはマレーシアの昔ながらのスタイルで、バナナの
葉っぱにくるまれていますが、ココナツミルクで炊いたライス
に、ピーナッツや魚を焼いたもの、煮干しの小魚などが
振りかけのようにまぶされています。かすかに見える味噌の
ようなものがサンバルで、唐辛子のペーストです。口の中が
麻痺するほど辛いのですが、これがナシレマの最も重要な
構成物になっています。ご飯の右側に横たわっている奇妙な
物体は、オタ(Otak)という物で、魚のすり身をバナナの皮に
包んで焼いたもので、これはオプション(1ドル50)です。
朝からひりひりする辛さのナシレマを食べていると、シンガ
ポールに来たことの事実を身体中で実感できます。

さて、一番上の写真はラッフルズホテルの中庭の植物でした。
雨に打たれて緑の葉っぱたちが歓喜の声を上げているかのよう
です。熱帯雨林(Rain Forest) という言葉は、まさに土砂降り
の雨が降り注いでこそ本来の姿なのだと思えてくるのでした。

こちらは3階のベランダから見えたコートヤードの景色。

何度も見た事のある景色ですが、愛おしい風景です。

この緑と白と赤い屋根の組み合わせがよいですね。

ここの三階にひっそりとラッフルズホテルのミュージアムが
あります。

このホテルの由緒ある歴史が展示されています。以前にも何度
か訪問したことがあるのですが、また覗いてみました。

19世紀末のシンガポールの地図が飾ってありました。このホテル
が最初にできたのは、1887年(日本は明治20年)のことなので、
この地図はラッフルズホテルができて間もなくのものと思われます。

オーチャードがその名の通り果樹園で、建物もほとんどなかった
時代です。


ラッフルズホテルは海に面して立てられており、今のビーチロード
が文字通り海岸通りだったのがこの地図でわかります。サンテック
とかは海の底でした。

以前、「からゆきさんのシンガポール」(2006年7月23日)という記事
でも書いたことがあるのですが、山崎朋子さんの『サンダカンの墓』
という本の中に出てくるマレーストリート、ハイラムストリート、
マラバーストリートという三つの通りがきちっとこの地図の中に出て
いました。

この三つのストリート(ステレツ)のあたりがかつて遊郭であり、
からゆきさんたちの不幸なドラマがあったところなのですが、この一角
は今のブギスのパルコやインターコンチネンタルホテルのあたりです。
この地図で左右を横切っている大きな通りがビクトリアストリートで、
下の方がノースブリッジロード。左のほうを縦に通っている道がミドル
ロードです。シンガポールのパルコの中をよく見ると、これら通りの
名前が今も表記されています。

さて、ラッフルズホテルと言えば、有名なロングバー。

二階と三階がこのロングバーなのですが、入り口は二階です。
ここはシンガポールスリング発祥のバーなのですが、とりあえず、
私も久々に一杯。

昼時でしたが観光客の人で混んでいました。

シンガポールスリングのことは以前にも書いていましたので、そちら
の記事もご参照を。
「ラッフルズのシンガポール・スリング」(2006年10月11日)

ロングバーはランチもやっていて、そこで食べようかと思ったり
したのですが、フィッシュアンドチップスとかドリンク付きで
値段が30ドルとか40ドルとかします。ちょっとこれは高いし、
混み合っているカウンターでの食事というのも落ち着かないので、
隣のラッフルズシティーのフードコートに。

ここは昨日も訪問して、刀削麺というのを食べました。

材料の固まりを包丁で見事に麺の形に切り出してそのまま鍋の中
に入れるのですが、見事な技に感激です。腰のある麺で、スープも
また美味しい。上に乗っているのは豚のスペアリブですが、
嫌いな人の多い香菜もいっぱい入っています。

この上の写真の右のほうに写っているこのオジサンが調理してくれ
ました。シンガポールは麺でもいろんな種類のものがあって嬉しい
です。何か香港のものはバリエーションが足りない気がします。
皆さん香港のほうが美味しいとおっしゃいますが、個人的には、
シンガポールの料理のほうが好きです。

またフードコートのシステムが最高!香港などにもシンガポールの
フードリパブリックなどが進出していますが、本場の味と活気には
かないません。

こういうジューススタンドも定番です。新鮮なフルーツをその場で
絞ってくれてこれがまた美味しい。

で、今日のお昼はロティプラタ。

ナンよりも柔らかいお好み焼き状のパンをカレーにつけて食べるやつ
で、これもまたずっと食べたかった一品。ジュースはライムジュース
です。

ぶらぶら歩いていたら、香港のお店もありました。香港で見かける
ポコポコした卵のお菓子もありました。

香港では漢字でしか表記されていないんですが、シンガポールでは
英語で表記してくれています。これって英語ではEGGETTE(エゲット)
て言うんだ!まあ香港ではこう言っても通じないですけどね。

さてもう夕方なのですが、まだ雨模様です。またちょっと出かけて
くるとしますか。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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