南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

南極の氷は溶けないというのは本当だろうか

2007-11-14 02:26:25 | Weblog
『不都合な真実』の中で、アル・ゴアさんが、南極や北極の氷が
溶けて、海面が上昇するということを言っていることに対して、
それは間違いであるといろんな人が指摘しています。地球温暖化
で海水の温度が上昇したとしても、南極大陸が氷点下を超える事
はないので、溶けるということはなく、むしろ厚みを増すと。

物理学的にはそうなのかもしれないのですが、でも本当にそうな
のと疑いたくなってしまいます。何となく、いろんなブログを
見てみると、南極の氷が溶けて海面上昇をもたらすということは
ありえないと述べているのが多いです。でも私には確信がないの
で、簡単にそれをサポートしたくありません。

映画の中で、アル・ゴア氏が言及した南極のラーセンBの巨大な
棚氷の崩壊。棚氷は海面に浮いている氷なので、これが崩壊して
も海面の上昇には影響がないという説が有力なのですが、何だか
これだけの巨大な地形変化が地球生態系に多少なりとも影響を
与えるのではないかと恐れてしまいます。

あるレポートによれば、南極の棚氷というのは、コルクの栓の
ように大陸の氷が海に崩れ落ちるのを阻止している。従って
棚氷がなくなってしまえば、氷河が海に崩れ落ちるように崩れ
る箇所も出て来るということもできます。まあ私は専門家では
ないので、あまり無責任なことは言えませんが。

南極の氷は関係なくとも、海面の上昇という問題は事実として
はあるようです。これは温暖化により海水の膨張率のほうが
陸地の膨張率よりも大きいということのようなのですが、
まあいずれにしても私たち人類は自然を甘くみてはいけないの
ではないかと思います。

ほんのちょっとした変化で、生態系は影響を受けていく可能性
があります。しばしば予想もつかなかった方面に影響を与えて
いくこともあります。といいながら、私は、シングルモルトの
ウィスキーをロックで飲んでいます。