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『人間の関係』(五木寛之)

2009-04-18 15:11:07 | 読書日記
◎鬱からぬけだすための3冊のノート
 ①歓びノート
 ②悲しみのーと
 ③あんがとノート

◎文化遺産の功罪
 文化といい、歴史の遺産といい、何かありがたく、貴重なもののように思われる遺産が、富の偏在と、権力の集中からしか生まれなかったという皮肉な事実

◎人間は信じられるのか。それとも信じられないのか。そんなことを議論しても仕方がない。ほんの小指の先ほどの信頼でも、信じられるものがあるということが重要なのである。

◎人間の関係におけるシナプスとは一体なんだろう。「人間」を考えるのではなく、「人間の関係」を考えることこそ重要だ。

 正直なところ、著者の意図するところを私が十分理解し得たとはとても言えません。
 しかし、世の人々に対する著者の暖かい眼差しが、随所に感じられます。
 どんなに世の中が変わっても変わらない「人間の関係」
 著者自身も思い・考えていて、人間としての明確な生き方の解が得られているわけではなさそうです。
 しかし、解っていないことを解っているかのように説教するわけではなく、「私も思い悩んでいるのですよ!」と言われると、何か自分も「一緒に考えなくちゃ」という気にさせられました。

 


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