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『信頼する力』(遠藤保仁)

2011-03-09 20:39:30 | 読書日記
 サッカー日本代表遠藤選手の作品です。

 南アフリカワールドカップでの日本代表の活躍の舞台裏を知りたくてこの作品を思わず手にとってしまいました。

 「選手間でも疑問に思うことは、ピッチであろうがロッカーだろうが、すぐに聞く。そうやってコミュニケーションを取って、監督が何を求めているかを理解し、自分がどういうプレーをすべきかを明確にする。そうすれば迷わずにプレーできる。」

 「日本の選手は、組織の一員であることを意識し過ぎて、自己主張は「ほどほどに」と思っている。でも、自分の考えていることを理解してもらい、自分も相手のことを理解しないと決してチームは強くならない。」

 「岡田監督を見ていると、良い監督、良くない監督の基準が、ハッキリと見えてくる。チームを強くし、勝つために研究を怠らない。」「「監督って、このくらいやらないとダメなんだ」って思ってた」「あれだけ真剣にサッカーと向き合う人もいない。そういう姿勢を見せてくれるだけで、選手もチームも変わる」

 日本代表の活躍の一つの要因は、岡田監督の指導力だったのかもしれない。監督として、チームが勝つために必要なことは何かを研究しつづけ、それを強い意志をもって実践する。

 そして、何よりも重要なのは、その意思を、コミュニケーションを密にとることで、チーム全体に浸透させたこと。

 リーダーとしての資質を持った人なのだと再度認識しました。

 そんな日本代表の中で、監督と選手とのコミュニケーションを間をとりもつ選手として遠藤選手がいたのでは。こういった選手がいなかったら、うまくチームが一丸となることもできなかったのだろうと思います。

 


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