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『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(北尾トロ)

2008-10-18 16:36:20 | 読書日記
 著者が裁判所に足繁く通った傍聴記です。

 私は一度も裁判を傍聴したことがないどころか、裁判所の敷地に足を踏み入れたこともありません。傍聴マニアなる人がいること自体知りませんでした。

 しかし、これからの人生において、全く関わりなく過ごせるかなんか分からないですよね。ましてや裁判員制度が始まって、指名でもされたら・・・。

 気楽な気分で裁判の一端を紹介してくれている作品だと思います。

 裁判、特に刑事裁判は被告人の人生そのものが浮かびあがってしまうものなのですねえ。
 著者は傍聴を続けているうちに、被告人の顔を見るだけで「こいつやっている」かどうかが分かるそうです。なぜなら、人の「顔」には否応なしに、その人がそれまでに過ごしてきた人生が映し出されてしまうものだからだと。
 人は外見で判断してはいけないとも言われますが、歳をとればとるほど顔にその人の人生が刻み込まれていくものであり、自分の顔には責任を持たないといけないのかもしれません。

 裁判というと一部のプロだけが運営していて、神聖な場所といったイメージがありますが、様々な人がいるものなんですねえ。

 時間があれば一度傍聴にも行ってみたいと思います。
 


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