FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

インフラ格差。

2007-03-04 01:19:11 | ろぐ
FTTH、つまりは光ファイバーの利用できるエリアはどうしたって狭い。
総務省の『次世代ブロードバンド戦略2010』によれば、FTTH・ADSL・CATVなどを利用して2010年までにはブロードバンドゼロ地域を無くすことが国策らしい。

昔々、情報化が進んだ社会は、在宅で仕事ができる、とか、遠くまで行かなくても通信を用いれば事足りる、なんて思っていたし、そう描かれていたように思う。
フタを開けてみれば、イナカはダイヤルアップかISDN回線のみで、高速回線を使うには、提供エリアまで引っ越さなければならない。ADSLは居住しているエリアによって伝送損失の大小が異なり、下手をすると、サービス提供エリアなのに、サービスを受けられないということも考えられる。
どこが、夢のある社会だ。格差のない社会だ。情報化は格差を無くすのではなかったのか。情報化が進むことにより、ますます格差が生じている。

遅れているのは、インフラ整備。
NTTはこういうときだけ民間企業だということを前面に押し出し、採算が取れない地域には投資したくないという。自治体は財政的にそれを援助してやることができずにいる。じゃぁ、誰がインフラ整備を推進する?
来年度予算を与党が強引に可決した、なんていうニュースが流れている。従軍慰安婦強制の根拠がない、なんて発言している首相がいて、「女性は産む機械」だという厚生労働大臣がいて。噛み付いている野党は素人目からみれば、的外れな意見ばかり。教育改革もそりゃ大事だろうけど。
もっと、他にやることはないですか?
情報インフラのみならず、いろいろと足りないところはないですか?
夕張市が破綻したのは、本当に自治体の責任ですか?

FTTHの整備が不完全なのに、全県エリアでCMを流しているNTT。これに対しても頭にきますが、形ばかりの情報化を謳っている国策にもイライラします。

このままじゃ、ホントに国が沈むかもなぁ。