FEEL ambivalence

毎日、いろんなことを思います。
両極端な感じで。

両面価値。
同一対象に対する愛憎共存。

「マイルストーン」/川村結花。

2007-03-06 00:30:39 | ろぐ
なんだか突然、元気を吸い取られたみたい。

後輩の結婚式の写真を見たんだけどさ。
彼はカッコよくなっていたし、周りのみんなも素敵になってた。

喜ばしい出来事に笑顔になることはあっても、こんな風に元気を無くすことの理由が自分でもよくわからないんだ。
なんでだろ。

最近、仕事じゃ謝ってばかりなんだ。
相手の言い分を受け入れて、自分の意見を飲み込んで。
いつか、このお腹はそんなので満杯になっちゃわないかな。

そういえば今日、一つ気付いたことがあるんだ。
それは、「ぼくがずるい人間になってた」ってこと。
どうしたらその場をうまく切り抜けられるか、逃げ口上をアタマの中で描いて、あと数秒でそれが口を衝いて出るとこだった。
上司が「偉いのは商品じゃない。お客様だ。」と言ってくれなかったら、間違いなくぼくは逃げてた。
手間を惜しんでみたり、知識を押し付けたり。
いつからこんな小さな器になってしまったんだっけ。

帰り道、雨が降っていて。
それがぼくを不思議と落ち着かせて、そして、沈ませて。
雨粒がキラキラと光っていて、その光は優しくて。
忘れていた気持ちを思い出させてくれた気がした。
ふと我に返ったような気がした。

朝が明ければ新しい自分になれる、なんて都合のイイコトは思ってないよ。
夜が更けても、朝がやってきても、ぼくは何処へも行けない。
ここからゆっくりと動き出さなくちゃ。

もしかしたら、ぼくは広がる地平線を眺めて、そのあまりの大きさに途方にくれていたのかもしれない。
立ち尽くしていただけだったのかもしれない。
踏み出したってどうってことないだろって思い込んでいたのかもしれない。

他人の里程標を見つめて、それをうらやましく思っていても足は進まない。
ぼくのそれはまだ見えないところにあるだけ。
きっとこの先にある。自分で探しに行かなくちゃ。


「ふつう」なんて無いって言ってたの、自分だろ。
自分の言葉に責任持たなきゃ。
いいじゃん、どんなだって。
きっとそれが「ぼく」なんだろう。

縮こまって、怖がって、寒がって。
そんな風になってたんだ。

冷たい雨はやがて春をつれてくる。

あれから2年。
あの頃の未来へ。
あの頃見上げた頂へ。

駆け抜けられなくても、
つまずいて、起き上がるのが面倒になっても、
それでいいじゃない。

少し休んで、少し進んで。

大きく息を吸い込む。

明日はもう少しだけ笑えるといいな。

できれば、ホントは情けないって思ってるけど、
でもほんの少しだけ、
キミに甘えたくなりました。