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South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


ほうれん草のおしたし(江南の畑から)

湯豆腐
鮎の甘露煮
ほうれん草のおしたし(江南の畑から)
なめこの味噌汁
いただきもののジャコ山椒とアサリの佃煮
白菜の即席漬け(自家製)

2006-12-11 21:37:46 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『千年、働いてきました:老舗企業大国ニッポン』

野村進、2006、『千年、働いてきました:老舗企業大国ニッポン』、角川Oneテーマ21

日本に長い歴史を持つ企業があることは知っていた。この夏、「金剛組」という大阪の四天王寺を創建の際に建築に携わった企業が倒産したというニュースがでたとき、関連ニュースで、日本の老舗企業のことが報道されたことがある。金剛組は、半島からやってき寺院建築の工(たくみ)を紀元としていて、なんと、紀元578年
にさかのぼるという。世界的に見て、これほど古い企業はない。「エトリーニ・フィレンツェ」という金細工メーカーが、1369年だそうだ。いずれにしても、金剛組の歴史はとんでもなく古い。
本書の著者の野村進は、ノンフィクション作家として著名であるが、かれの仕事は、足で稼ぐ(あたりまえか)取材である。本書に関わる取材では、創業百年以上の企業を600社ほどリストアップし、業種でふるいに分け、各種の資料で30社ほどに絞り込み、取材に応じた21社に足を運び、本書ではそのうち19社を登場させている。
野村は、ヨーロッパやアジア、植民地主義の様相などを分析し、たくさんの老舗製造業を現在ももつ日本の状況について、アジアには「商人のアジア」と「職人のアジア」の伝統があるという。また、同時に長く続いた理由の一つに、職人を蔑視しない、それどころか、為政者も職人(例えば、築城の工であったり、土木の工であったりする)であって、職人とともに汗することもいとわなかったこともかかわるという。中国やインドというアジアの大文明ではそうしたことは考えられず、企業化しない家業をもつ古い家は存続するかもしれないが、現在も企業として存在していないという。
著者は、これらの老舗企業が生き延びてきた秘訣を五項目にまとめている。
(1)同族経営は多いものの、血族に固執せず、企業存続のためなら、よそから優れた人材を取り入れるのを躊躇しないこと。
(2)時代の変化にしなやかに対応してきたこと。
(3)時代に対応した製品を生み出しつつも、創業以来の家業の部分は、頑固に守り抜いていること。
(4)それぞれの「分」をわきまえていること。
(5)「町人の正義」を実践してきたこと。
グローバル化の中で日本企業がどのように生き残るのか、老舗企業のあり方について、その技術に集約して読み解こうとしているのが本書である。
それは、ともかくも、「トリビアの泉」のようなネタが満載で、楽しく一気に読んでしまった。


千年、働いてきました:老舗企業大国ニッポン

角川書店

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2006-12-11 15:48:20 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『ヒューマン2.0:web新時代の働き方(かもしれない)』

渡辺千賀、2006、『ヒューマン2.0:web新時代の働き方(かもしれない)』、朝日新書

カリフォルニアのシリコン・バレーの居住者、特には技術系の仕事をしている人々のワークスタイル、ライフスタイルを概観したのが本書である。企業のビジネスシフトや経済の波でレイオフされたり、アメリカの税制や医療制度、シリコンバレーの住宅事情などで経済的に厳しい部分を克服しつつ、ベンチャーを立ち上げたり、転職によってサクセスしようとする人々のワークスタイル/ライフスタイルを描く。
本書では、フリーランス、ライフスタイルワーカー、チャンクワーカー、ポートフォリオワーカーという四つの働き方を取り上げる。

フリーランスとは、個人の持つ能力とセールスポイントになるニッチ(適所)な働き場所を見出し、短期間の請負仕事を行うもので、企業化したり、個人としての能力を提供する。
ライフスタイルワーカーとは、「どこで暮らすか」「どんな生活をするか」というライフスタイルを重視してそれに適合する働きをする人々である。
チャンクワーカーとは、仕事を一生連続するものとはとらえず、一定期間ごとの「かたまり(チャンク)」として、まとめ働きする人々のことである。
ポートフォリオワーカーとは、いくつかの仕事を掛け持ちする人々で、働き場所や仕事のリスクを分散させようとして、メインの仕事のほかに、フリーランスの仕事をしたりする。

著者はこうしたワークスタイルをさして「ヒューマン2.0」と名づけ、「Web2.0」になぞらえ、シリコン・バレーでの人々の生活を例に新しい働き方を提示しようとしているわけだ。著者自身は、企業化フリーランス。とはいえ、社員は一人。そして、一仕事ごとにフリーランスを集めて仕事をする。彼女のニッチは、日米企業アライアンスをコンサルティングするというものである。

学歴、意欲、好奇心、ライフスタイルへのこだわりなどだれもがまねができるとは思えないが、本書では、「会社にこだわらない仕事」についてのアイデアを提示したり、こうした生活についての「べき集」も書かれていて、大変興味深い。

ヒューマン2.0:web新時代の働き方(かもしれない)

朝日新聞社

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2006-12-11 07:48:01 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


栄「ヴァンピックル」

映画を見終わって、レストランを探したが、何もアイデアなく思いつきで行った新栄の「Chez Toto」は予約で満席、同じく「壺中天」は日曜休み。栄に歩いて戻って、La Chique8Fの「ヴァンピックル」に行った。
今夜は、焼き物を主にたらふく豚を食べた。セットメニューもいいが、焼き物をたらふくと言うのも、なかなかよろしい。

卒業生たちにばったり。彼女らは奥のテーブルに座っていたので、全く気がつかなかった。

ヴァンピックル名古屋:http://auxamis.com/vinpicoeur_nagoya/index.html

2006-12-10 22:11:48 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


映画『プラダを着た悪魔』

あまり期待せずに行ったけれど、これは、面白かった。サントラも早速注文。
どこかで、ファッションのことをわかってないとつまんないかもという映画評を読んでいたので、リストからはずしていた。家人から誘われて出かけたのだが、案に相違して、面白かった。老獪なファッション雑誌編集長ミランダを演じるメリル・ストリープははまり役だが、きれいなんだけれど普通のファッションの編集者をめざすアンディことアン・ハサウェイが、ファッションに目覚め初々しく次々と変身していく姿は、なかなか見ものではある。
ファッションのことはわからない、ブランドの名前も一部しかわからない。しかし、生き馬の目を抜くファッション雑誌の編集部の様子を髣髴とさせ、同時に、ニューヨークの町の様子やニューヨーカーの生活もそれなりに味わうことができる。
また、無理難題を言われても、何が何でもくらいついて行く仕事への意気込みもなかなかのものだ。しかし、結末は、ミランダ編集長の信頼も蹴って、あくまでも「ニューヨーカー」などのしゃれた一般雑誌の編集者を目指し、今はなき(映画だけ復活?の)「Daily Mirror」紙に就職というところで、映画が終わる。心意気を快く思う。
本映画は同名の『プラダを着た悪魔』(早川書房)の映画化。

Life is beautiful: 映画『プラダを着た悪魔』:http://satoshi.blogs.com/life/2006/07/post_6.html

映画『プラダを着た悪魔』公式サイト:http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/

The Devil Wears Prada - Best Moments : from YouTube
貼付けがうまくいかないようなので、リンクを以下においておく。
http://www.youtube.com/v/1-OtR0jRXVE

プラダを着た悪魔早川書房詳細を見る

プラダを着た悪魔サントラ, マドンナ, ビター・スウィート, U2, ジャミロクワイ, アラニス・モリセット, モービーワーナーミュージック・ジャパン詳細を見る

2006-12-10 22:00:12 | 映画/TV/DVD | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『狐笛のかなた』

上橋菜穂子、2006、『狐笛のかなた』、新潮文庫

学生のころ狐憑きが信じられている地方でフィールドワークをしたことがある。あるミコさん(この地方では、「カミ」の依り代としてその言葉を媒介する人をミコという)は、彼女に依拠する「カミ」は普段京都の伏見大社の奥山にある「お塚」にいて(伏見大社に行った人は知っているだろうが、拝殿の奥に山頂に至る無数の赤鳥居が奥山に信者をいざない、無数の「お塚」とよばれる小さな拝み場所を見ることができて、それぞれ信仰する信者を多く見ることができる)、ミコさんの祈りで呼び出され、時間ゼロで移動してやって来て乗り移るのだと言う。
この地方では、かつて、「野狐」(ヤコ)や「生霊」(イキリョウ)が漂っていたとされ、小さな祠が祭られて、鎮められている。時として、こうした霊魂が彷徨い出て、人間にとりつき「障り」(さわり)をなすのだという。くだんのミコさんは、こういう人(あるいはその周りの人)の様子や話を聞いて、「カミ」の力をかりてお告げをし、さまざまな方法で「霊」を払うのである。
「カミ」はもともとは「野狐」だったそうであるが、鳥居を飛び越え、滝水に打たれるなどして修行し、神格をえて「カミ」となったのだそうである。しかし、このミコさんのケースは「野狐」が修行したのだが、普通はミコ(つまりは、依り代)の方が、修行してカミの力を借りる能力を身につけるというのである。
このミコさんのほかにも数人の方の話を聞かせていただいたが、「野狐」が修行することを除いて、「カミ」の力を借りて「障り」を払うことは共通であった。
じつは、こういうミコさんのような能力を持つ人は日本にはたくさんいるらしい。たとえば、私がいますんでいる名古屋のあるお寺の脇には小さな小屋が建てられているところがあって、定期的に大勢の信者でにぎわう。小屋のなかにはそれぞれ、ミコさんのように「カミ」の言葉を媒介する方がいるようである。こうした場所、あるいは人が、あなたの周りに・・・・?
いや、別に日本に限ることはない、何かを媒介としてあるいは媒介することなく「カミ」の言葉を伝える(ときに、自ら「カミ」であると名乗るかもしれない)人物の存在はあまねく知られている。

前置きが長くなってしまった。本書『狐笛のかなた』は、野間児童文芸賞を受賞した作品で、このたび新潮文庫に収録された(オリジナルは、理論社刊)。

さて、本書では、著者の作品で舞台となる場所もどこかわからない空間で物語が進むのではなく、日本のどこかの地方らしい。時代もどうやら戦国期のような感じである。二つの国の領主家は「大公」の元で知行が許されているが、敵対関係にある。しかし、血縁でつながっていて、当主二人はイトコ同士である。
両家は境界地の「若桜野」をめぐって敵対し、どちらも「呪者」を通してせめぎあっている。両家は「大公」の支配下にあるので表立っては抗争できないので、蔭の部分で争っている。
主人公は「小夜」と言う少女と使い魔となった霊孤の「野火」である。「小夜」は「呪者」の血を引く。両家の争いに巻き込まれた二人の波乱の数年が描かれる。ここでは、ストーリーを追うことはやめにして、この前の『獣の奏者』(以下、『獣』と略記)の時のように、ちょっと分析してみよう。本書の方が古く、『獣』の方が新しい。

本書でも『獣』で書いたように二項対立の世界である。対立する両家、人間の支配する世界と呪者の支配する世界である。『獣』では第三項という言葉を使ったのだが、本書では媒介項あるいは中間領域という言葉を使ってみよう。
小夜は呪者の血を引く母と人間の両方の血を引く。また「野火」は「あわい」というこの世でもあの世でもない世界で生まれた霊孤である。この両者が、対立する両家、世界を媒介する。そして、二人の結末は「あわい」に帰って行くのである。そして、彼らが終の棲家として人間でも狐でもない存在として選んだのは「若桜野」である。この地は、両家の抗争の元になった地で、現在は、両家のどちらの領地でもなく「大公」の直轄領となった地なのである。
本書では、二項対立が目立つというよりも「あわい」という言葉(漢字で書くと「間」である。たとえば、扉はどちらの空間にも属している)で象徴されるどちらでもない中間領域が焦点となる。「大公」の存在や「小夜」「野火」もそうである。

最後に、本書から言葉を引用しておく。「見ることは、見られること。使うことは、使われること」(p.265)。これは、使い魔である「野火」ら霊孤のことを表現したものだのであるが、まさに、媒介項あるいは中間領域を表現する言葉であろう。そして、実のところ、人間存在そのものも、どのような領域であれ、どちらかに属しているかに見えて、そのようでもあり、そのようでもない、という「すみか」で生きているのではないだろうか。

冒頭のフィールドを経験したとき、はじめ、なんと馬鹿なことと思ったのだが、そのうち、そうではないことに気がついた。この世、あの世、人の世界、他者の世界、これらを隔てるのは、人間の思念である。しかし、結局のところ、われわれは、そのように思い込んだ世界の中で生きているのである。とりあえずは、信じていくことしかないのだが、自分の信じる世界ではない世界も存在することを知ること、これだけでも、せめてもの救いか。

狐笛のかなた

新潮社

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2006-12-10 13:06:44 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


池下「佐世保」

今日は、午後、仕事が二件。院生の発表会を途中で失礼したが、議論、なかなか面白かった。「大学論」と「離婚後の子ども支援の模索」。
そのあと、自分の研究で案件を依頼している業者との打ち合わせ。ブラウザを用いた表示を行うようにソフト開発を行う件、将来構想として検討することになった。ブラウザに依存することになるとはいえ、OS依存の回避、以前からJavaを用いていたが、さらに前進か。だと、いいな。
そのあと、忘年会。どちらも、実り多く楽しかった。

池下「佐世保」は、何度も書いている。佐世保出身の主人との付き合いも、名古屋に来て以来、ずいぶん長い。おいしい魚を食べさせてくれている。

20061211追記:
書き漏らしていたこと。サバ寿司が最高でしたよ。

2006-12-09 21:39:03 | 夕食・パーティなど | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


紅焼肉大根

紅焼肉大根(大根を圧力鍋で煮て、やわらかくし、作り置きの紅焼肉をくわえて、紹興酒、濃口醤油少々、水を加えて煮る。卵麺、ゆでたほうれん草、ゆで卵を添える)
切り干し大根とめかぶの酢の物(自家製切り干し大根を水で戻し、ざっと茹でて水にとる。適当に包丁を入れておく。めかぶを少々の水で戻しておく。酢、薄口醤油、ごま油、粗挽き唐辛子粉を加えてよくあえる。)

2006-12-08 21:27:37 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ボッタルガのパスタ

ボッタルガのパスタ(フライパンにガーリックペーストとオリーブオイルを入れて、加熱しておく。リンギーネをアルデンテにゆでてこれとあわせ、ボッタルガを絡める)
焼野菜のマリネ(赤と黄のカプシコンをレンジで焼いて、細切りする。ナスを薄切り、白ねぎを半分に切ってフライパンで焼く。塩コショウ、ミックスハーブ、バルサミコ酢、オリーブオイルのマリネ液にあえる)
鶏モモ肉のグリル(皮つき鶏モモ肉に塩コショウ、ミックスハーブをふりかけ、グリルする)

2006-12-07 20:56:34 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』

三中信宏、2006、『系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに』、講談社現代新書

著者は生物進化学、生物統計学の研究者。生物学の中に「歴史」を持ち込む方法論として系統樹思考を提唱する。
本書は、第1章「歴史」としての系統樹、第2章「言葉」としての系統樹、第3章「推論」としての系統樹、第4章系藤樹の根は広がり続ける、エピローグ万物は系統のもとにと書き進められる。
現代自然科学では、おそらく、分類思考(例えば、元素の周期表や生物分類)がむしろ主流で、系統樹思考は主流ではないのかもしれないが、しかし、きわめて重要な科学的思考である。系統樹や系譜が関わる生物進化のみならず、例えば、写本や小説の版の系譜、また、民族分類学や民俗学方法論なども、また、著者のいう系統樹思考の一つである。評者は、家系図に強く関心を持っているが、これまた、系統樹思考の一つというのは、手前味噌か。

本書の研究者向けの出版は、以下の『生物系統学』。

系統樹思考の世界:すべてはツリーとともに

講談社

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生物系統学

東京大学出版会

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2006-12-07 13:21:05 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


紅焼肉白菜(ホンシャオロウパイツァイ)

下記のウェッブでおいしそうだったので参考にさせていただきました。
紅焼肉(ホンシャオロウ)(前夜に作りおいた。下記のレシピと若干違う点がある。ばら肉を4-5センチ角ほどに切っておく。中華鍋に白ねぎを敷いてその上にばら肉を乗せ、ふたをして、蒸し焼きにする。ねぎの汁と油が出てくるので、これを煮詰める。鍋の中央を空間を空けて、キビ砂糖をいれ薄いあめ色になるまでにつめる。材料を返して、これに絡める。深鍋に移し、ねぎをとりさる。ねぎにしみこんだエキスを搾り出すようにするとよい。紹興酒、少々の水、中国醤油、八角、しょうが、にんにく、赤唐辛子をいれてとろ火で煮込む。あまり、醤油辛くしないほうがいいと思う)
紅焼肉白菜(ホンシャオロウパイツァイ)(白菜8分の一を1センチほどの幅で切って鍋に入れ、紅焼肉の半量をのせ、紹興酒少々と濃口醤油少々を加えて煮込む。豆腐があったので、これに加える。白菜から水分が出てくる。辛さを調整する。ほうれん草を湯がいて添える。卵麺を湯がいて添える。好みで麺やほうれん草を紅焼肉白菜と絡めて食する)
時間はかかるが、時間を掛けただけ、とてもおいしかった。

Letter from Yochomachi > 牛込・四谷周辺B級グルメ >:今日の亭主の特別料理「紅焼肉白菜(ホンシャオロウパイツァイ)」:http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C873682283/E20061203142210/index.html
Letter from Yochomachi > 牛込・四谷周辺B級グルメ >:柘榴園別館:今日の亭主大成功自作手料理「紅焼肉(ホンシャオロウ)」:http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C873682283/E20050813204025/index.html

2006-12-06 21:27:23 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ピアイルクのアウトリガー・カヌー

前項のピアイルクのナビゲートするサタワル島のアウトリガー・カヌー。

2006-12-06 16:29:33 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『星の航海術をもとめて:ホクレア号の33日』

ウィル・クセルク、2006、『星の航海術をもとめて:ホクレア号の33日』、青土社

本書は、1976-1980年にハワイ・タヒチ間の伝統的航法による公開を成し遂げた「ホクレア」号のハワイ人航海師ナイノア・トンプソンの航海技法習得の過程に焦点をあてて描いたものである。1976年の第一回航海ではミクロネシア・サタワル島の航海師マウ・ピアイルクがナビゲータをつとめ、ハワイ・タヒチ間5,500キロメートルの航海を成し遂げている。ナイノアは、1980年の往復航海において、伝統的航法による航海を主導したのである。

ホクレア号はハワイの伝統的な双胴船で、現代的な材料で建造されるが、大三角帆を二枚たてるというポリネシアの艤装を用い、航法機器(レーダーや海図、コンパスなど)は装備していない。伝統的航法とは、本書のいう「ウェイファインディング」という星座と太陽、月、惑星の運動、風、波、海流、海鳥の飛行、その他の自然情報を総合的に判断して行うものである。
ハワイの人びとは他のポリネシアの島々とは隔絶した地に彼らの伝統的航法を用いて到達したのである。それは、考古学的証拠により、約千年前の頃であったという。
太平洋の島々に人々が住むためには、彼らの造船術や航海術によらねばならないが、彼らが隔絶した島に到達するには二つの学説があった。その一つは、偶然的な到達であるとするもので、有名なハイエルダールによる「コンチキ」号の航海によって証明されたとされるものである。南米からタヒチに風任せ、海流まかせでたどり着いたこといよっている。
しかし、ハワイに偶然到達することは、相当困難である。赤道の南北には反転する海流や無風帯が存在し、偶然的な航海で南北の航海を行うことはできないのである。
そして、もうひとつの学説は、意図的な航海によるというもので、「ホクレア」号の航海によって彼らの海洋に関する自然の知識が、遠洋航海と遠隔地の島嶼への到達を可能にすることが証明されたとするものである。

実は、私は、1979年6月から翌年3月にかけて、ミクロネシアのカロリン諸島のエラート環礁で過ごしたのだが、このとき、ピアイルクが率いるカヌーがサイパン島からサタワル島への途上、立ち寄った。彼ら一行は、7月1日から3日まで滞在している。この項の写真中央奥で右を向いて座っているのが、ピアイルクである。彼は、既にホクレアの第一回航海を終え帰ってきて数年経ったところで、この年の9月にハワイに行って、その後、1980年のハワイ・タヒチの往復航海に乗船していることになる。
本書の主人公は、もちろん、ナイノアであり、彼による伝統的航海法の再現なのであるが、かれに重要なアドバイス(あるいは示唆)を与えたのが、ピアイルクなのである。本書を読んで、ピアイルクとであったことを思い出し、古いフィールドノートをひっくり返すことになった。ピアイルクのオーラを出すような落ち着きと彼のクルーたちの尊敬のこもったまなざしが印象的であったことを思い出した。ついでながら、苦い思い出の多い若気の至りのフィールドワークを思い出すことになった。

どうもホクレアは、ブームらしい。ホクレアが日本にやってくるのだとか。
ホクレア号航海プロジェクトニュース:http://www.gohawaii.jp/hokulea2007/



星の航海術をもとめて:ホクレア号の33日
青土社
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2006-12-06 15:43:10 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


肉味噌田楽

肉味噌田楽(大根と京芋を出汁昆布とともに圧力鍋で煮る。圧力を掛けて約10分。水を掛けて温度を冷やして圧力を下げても十分煮えている。この間に、つる紫を塩茹でし、一口に切っておく。肉味噌を作る。小鍋にごま油を入れて合びきミンチをいためる。あらかじめ用意をしておいた、八丁味噌と白味噌を日本酒で溶き、柚子胡椒を加え、砂糖大匙一杯ほどを加えたものを煮て水分を飛ばす。大根、京芋、つる紫に肉味噌をかけて供する。そうそう、ゆで卵もあった)

2006-12-05 21:54:55 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


エビとキャベツのコールスロー風

来客3人(同僚)。

エビとキャベツのコールスロー風(たまねぎをみじん切りして水にさらしておく。キャベツとセロリを荒くみじん切りして塩もみし、塩出し水切りしておく。剥きエビを塩ゆでして、同様のサイズに切っておく。たまねぎ、キャベツ、セロリ、エビをあわせ、軽く塩コショウ、粒ガラシ、マヨネーズ、レモン汁、オリーブオイルで味つける。プチトマトを八分し、あえてしあげる)
チーズ盛り合わせ(モッツァレラ・チーズとオリーブオイル、ウォッシュチーズ「ルクロン」=固めのウォッシュ)
ルッコラのサラダ(ルッコラとブロッコリスプラウト、プチトマト)
桜海老のパスタ(生桜海老をにんにくとオリーブオイルでいためてパスタと絡める)
ボッタルガのパスタ(ボッタルガ=ほぐしたからすみとオリーブオイルをパスタと絡める)
ゴルゴンゾーラのパスタ(ゴルゴンゾーラと生クリームをパスタ=パッケリと絡める)
ラムチョップのルッコラーゼソース焼(ラムチョップを塩コショウしておく。自家製のルッコラペーストをのせてグリルで焼く)
デザート:おもたせのchez Shibataのケーキとイチゴ

2006-12-04 23:53:24 | 夕食・来客 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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