South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


空豆のポタージュ、メンチカツ

空豆のポタージュ(江南の畑から届けられた空豆、家人はさやから外し、空豆の皮に包丁を入れ、塩ゆでした空豆をフードプロセッサーに入れてくれた。自分でやったらもっといい加減なことであったろう。フードプロセッサーに生クリームを加え、粉砕してピューレ状にする。これを野菜だしを煮だしたスープに溶かしいれ、塩こしょうで味を整える)

この野菜だしは、同じマンションに住む卒業生からいただいたもの。江南の畑から届いた豆との物々交換にしては、上出来な交換物ではあった。

久原本家茅乃舎:野菜だし:http://www.k-shop.co.jp/products/dashi/yasaidashi/new5752/?PHPSESSID=sei03ei9llk499ftk0n6aisov3

メンチカツと野菜の素揚げ(牛ミンチ肉に牛乳で湿らせたパン粉と全卵、塩胡椒とメースを加えてよく練った粘りを出したもの。これにパン粉をつけてあげる。素揚げしたのは、江南から来た空豆、ズッキーニ、スーパーで買ったグリーンアスパラと、エリンギ、椎茸。塩こしょうで食する)

メゾンカイザーのバゲット

2013-05-26 23:43:20 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『惜櫟荘だより』

佐伯泰英、2012、『惜櫟荘だより』、岩波書店

わたしは、残念ながら著者の読者ではない。NHKのドラマでその名を知っていたにすぎない。しかし、岩波の『図書』では、同名のコラムの読者だった。歴史小説を文庫で書き下ろすと言うスタイルを確立した著者が、岩波文庫で「惜櫟荘」を建てたという岩波茂雄(そして、岩波家)の跡を継いで惜櫟荘の番人になると名乗り出て、しかも、完全修復を果たすとは、本書で著者が書き記しているように、歴史の皮肉ではあろうか。
ともあれ、建築家吉田五十八と岩波茂雄の共作である「惜櫟荘」を著者が入手して完全修復を行うことになったのは、偶然のことだったらしい。熱海に仕事場を持とうとし、結果として「惜櫟荘」の隣人となった著者のもとに人手に渡ると言う情報が入り、開発業者の手に渡ると自身の仕事場環境に差し支えると考えたのだと言う。偶然にも、岩波が「惜櫟荘」の海辺への景観(これが、岩波と建築家吉田の最大の構想)の維持のために海に向けての土地を買いましていたことと同様の考えでもあった。しかしまあ、大きな開放空間に初島や大島をいれ、松で櫟で縁取るとは、何とも大きな構想であったことか。

偶然か幸いか、今夜9時からBS朝日で「惜櫟荘ものがたり」が放送されるらしいではないか。http://www.bs-asahi.co.jp/sekirekiso/

[補足:23時30分]やはり、映像のもつインパクトは大きい。もちろん、本書がハイライトしている部分が登場する訳ではないが、本書を読むだけではわからないことも知ることができた。たとえば、この住宅地一角の周囲である。映像は、「惜櫟荘」の背後に迫る長城のような白亜のマンションである。あるいは、岩波が満喫したであろう温泉掛け流しの浴室からの眺望であろう。本書でも触れられるが、海に向けての眺望が損なわれているのは浴室である。周囲を俯瞰したカメラからの映像では、はっきりとはわからないが、東方に差し障りがあるらしい。また、海岸線には自動車道路が走っていて、「惜櫟荘」からの眺望を妨げる訳ではないが、海女の磯笛を聞くには騒音があがってくるだろう。金持ちの道楽であったとはいえ、この建築物の文化的資産、つまりは、建築家吉田五十八と書店主岩波茂雄の葛藤から生まれたこと、また、戦前戦後のいわゆる岩波文化人らがこの別荘で著作を記し、また、議論をしたこと、そうしたことを丸ごとふまえた資産として、次世代にどのような形で残していくのか、新たな別荘番人となった著者の課題はこれから山積みではある。

惜櫟荘だより
佐伯泰英
岩波書店

2013-05-26 16:23:15 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


5月25日(土)のつぶやき

名古屋今池「カッパの茶の間」「金城」 goo.gl/8a0yG


『コーヒーハンター―幻のブルボン・ポワントゥ復活』 goo.gl/S9PtH



2013-05-26 04:35:04 | tweets | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )