先週は、凄まじい荒れ具合の相場展開に1週間が長く感じました。
今週は、すこしは落ち着いて欲しいところですが、決算が日米ともに本格化してくるので業績見通し次第では、さらに実体経済悪化で売られることも充分に有り得るので、波乱の展開はまだまだありそうです。
バブル崩壊後の安値更新も有り得るので、底入れは一体いつになることやら・・・
VIX指数(ボラティリティ・インデックス・恐怖指数)は同時多発テロ時の43.74から現在は80になっているそうで、投資家心理の好転にはまだ時間が掛かりそうです。
そして、注目のFOMCもあり、今回は0.5%利下げ織り込み済みですので、金利差縮小で為替には不利~~円高止らず~~(悲)
こんな中、10月銘柄の権利落ちですが、私は現在保有が無い上に銘柄数が少ない月なので、盛り上がりに欠けそうです。
今週も波乱続きのようですので、今までの経済尺度や常識が通じない状態ですので、どんな事態になっても驚かないで対処しましょう~
やっぱり有効な戦術は、ゲリラ戦??
GOOD LUCK!
週内の主な予定
27日(月):(米)9月新築住宅販売件数
28日(火):(米)10月消費者信頼感指数、連邦公開市場委員会(FOMC、29日迄)
29日(水):(日)9月鉱工業生産速報値
(米)9月耐久財受注、FOMC声明(政策金利)発表
30日(木):(米)7-9月期GDP速報値
31日(金):(日)9月全国・10月東京都区部消費者物価指数
9月失業率・有効求人倍率、9月家計調査
日銀金融政策決定会合、日銀「経済・物価情勢の展望」
白川日銀総裁会見
(米)9月個人所得・消費支出、10月シカゴ購買部協会景気指数
10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値。
http://www3.morningstar.co.jp/news/schedule/
日本の経済指標
(29日)
○(日)9月鉱工業生産速報値:予想は+0.5%。
9月輸出数量指数は、前年比マイナスながら低下幅が改善。重要参考指標の
9月分製造工業生産予測調査は+3.6%(7月速報時)から+1.6%(8月速報時)
へと大きく下方修正、モメンタム悪化を示唆。9月の鉱工業生産の速報では
、その伸びを更に大きく下回りそう。10月の上記予測指数の改定傾向、
11月予測にも注目。前回8月分速報は前月比-3.5%(前月比予想-2.9%、
7月+1.3%)。
(31日)
○(日)9月全国消費者物価指数(生鮮品除く):予想は前年比+2.3%。
相応に注目されてしかるべきだが、政府でさえ景気後退していると認める
なか、市場の関心は後ろ向きなインフレからかなり離れている可能性。
あるいは予想以上に落ち着いてくる場合、日銀が公式にも「景気と物価を
両にらみ」する必要性が一段となくなったと解釈して市場の反応を生む
可能性がある。前回8月分は前年比+2.4%(前年比予想+2.4%、7月+2.4%)。
http://zai.diamond.jp/servlets/Query?SRC=zai/news/top&newsid=6388
米主要経済指標
(27日)
○(米)9月新築住宅販売件数:予想は46万戸。
9月→10月のNAHB(全米住宅建設業協会)指数は、17→14と過去最低を
更新。9・15(リーマン破綻)以降の金融市場の混乱は、順当には住宅販売
の重石となると見られる。ただ、GSE公的管理で9月初旬に一旦は住宅
ローン申請件数が顕著に上昇した動きが過大に反映される可能性もあり、
今月は不確実性が高い。前回8月分は46万戸、前月比-11.5%(予想51万戸
、7月52万戸←51.5万戸)。
(28日)
○(米)10月消費者信頼感指数:予想は54.0。
先行する10月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は夏場の改善を吐き出す
格好で急低下した。株急落・雇用不安というマイナスがガソリン安という
プラスを打ち消して余りあると考えられる。前回9月分は59.8(予想55.5、
8月58.5←56.9)。
(29日)
○(米)9月耐久財受注:予想は前月比-1.3%。
9月ISM製造業の新規受注指数は48.3→38.3へと急落しているので、まずは
下振れリスクがある。ただ、耐久財受注は数量要因(ほぼISM)だけでなく
価格要因がからむので綺麗に対応するわけでもないことに留意したい。
前回8月分は前月比-4.5%(予想-1.6%、7月+0.8%←+1.3%)、修正値
-4.8%。「除輸送用機器」前月比-3.0%(予想-0.5%、7月+0.1%←+0.7%)。
(30日)
○(米)7-9月期GDP速報値:予想は前期比年率-0.5%。
GDPの7割を占める個人消費が急低下すること・住宅投資の不芳・設備投資
の低下を主因に、マイナス転落が見込まれている。在庫投資も目先では
下押し要因。ただ、かなり織り込み済みの面があり、市場の反応的には
前期比年率-1%を下回るかどうかが分水嶺か。前回4-6月期GDP速報値は
前期比年率+1.9%(予想+2.0%、前期+0.9%←+1.0%)、確報値+2.8%。
(31日)
○(米)9月個人所得・個人消費支出(PCE):予想はコアPCE価格指数で前年
比+2.5%。
9月コアCPIの前年比は+2.5%→+2.5%。コアPCE価格は前年比が横ばいでも
、市場は前月比の増加ペースが8月の+0.2%から鈍化するかに反応する可能性
が高いだろう。前回8月分は、コアPCE価格指数:前月比+0.2%、前年比
+2.6%(前年比予想+2.4、7月+2.5%←+2.4%)
○(米)10月シカゴ購買部協会景気指数:予想は51.5。
シカゴPMIは、ISMとは9月に大まかな方向感しか合っていなかった。しかも、
50を大きく超えていた。10月のNY連銀・フィラデルフィア連銀指数は大幅
低下しており、10月の全国の製造業業況感が改善したとは見込みにくい。
その意味では、シカゴPMIが10月にこれらに鞘寄せしてコンセンサス以上に
大きく低下するリスクもありそうだ。前回9月分は56.7(予想53.0、8月57.9)。