おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

思いがけない夏休み

2023年08月12日 22時30分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
夫がずっと実家で両親の世話をしてくれていて、義兄夫妻も2回、泊まりでサポートにきてくれました。
義父母の事は気になりますが、お休みをもらってのんびりしています。
今日は奥多摩に行ってきました。

多摩川べりの遊歩道を歩き、沢井まで。





醸造場が開いている、レストランなどの複合施設でお昼ごはんを食べました。


豆腐料理のランチです。
豆腐丼はあんをかけていただくのですが、さっぱりした味でとてもおいしい。
仕事にも参考になりそうで嬉しい外食でした。


奥多摩まで足を伸ばし、わさび屋さんへ。


御嶽にある玉堂美術館にも寄りました。


多摩川を束ねた丸太の筏に乗って運ぶ画です。

川合玉堂は、戦中に疎開してきて奥多摩に住んだ日本画家です。
子どもが小さい時は、学童キャンプや家族でのハイキングなど、奥多摩にはよく来たものですが、今回来たのは、少なくとも20年以上ぶりでした。

美術館の庭が美しく、木陰は驚くほど涼しいのです。


大きなもみじの木です。





のんびり休日を過ごし、晩ごはんは買ってきたわさびを中心の献立にしました。


小さな海鮮丼にもわさびをのせて。


もみじの小さな盆栽も。


サラダのドレッシングもわさびで作りました。
夏休みが取れるとは思っていなかったです。
ありがたい休日となりました。

嗅覚もだいぶ戻ってきました。
朝夕、薄荷オイルの匂いで確かめています。


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新しい作家と出会う 朝倉かすみ

2023年08月09日 04時40分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
今回、新型コロナに感染したのは、残念でしたし、予防策に抜けもあったのかと反省しています。
でも大事な仕事を終えてからの発症だったのが、少し救いでした。
発熱して、すぐに土日も診療しているクリニックにネットで予約し検査して、日曜日に陽性が分かりました。
助産院には、院長に報告して、キッチンスタッフに仕事の交替を頼みました。
夫が先週に引き続き、実家にいてくれて休むように言ってくれました。

熱はすぐに下がりましたし、症状もないので、マスクをしっかりして図書館へ。

あ行の棚で、初めての作家、朝倉かすみに出合いました。
最初に読んだのは、
『とうへんぼくで、ばかったれ』でした。



23歳の女性が一目惚れした中年男性を追いかけて北海道から東京出てくる話です。
会話がリズミカルでテンポが良く、気分がいいです。
女性の登場人物がとても魅力的。
なんだか唐突に見える最初の章が後になって、
なるほどね〜と納得させる構成に感心しました。
くすくす、ケラケラ笑って読みました。

東京の舞台は明治通り沿い、池袋にも歩いて行ける距離で都電が走っているという設定。

こんな地図見て、ここか、あちらかと思い巡らすのも楽しいのです。


コロナ休暇でヒマなので、高校、大学の同級生LINEで相手してもらって、ありがたい。
この作家さんのことも話題にできました。

私は全く知りませんでしたが、人気作家さんのようです。
病気療養中にはピッタリの明るい小説でした。

図書館に行く道で、フェンスを越えてぶら下がっているカボチャを見て、ほのぼの。

好き勝手に歩き回れるないので、用事を済ませてさっさとと帰ってきました。

お昼は。

クランベリードリンク、ヨーグルト、巨峰。

部屋から見た空には茜さす雲。


晩ごはんは、生春巻きと作りおき料理です。


今日も無事に終わりました。

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休日を楽しむ 盆栽と朝倉彫塑館

2023年07月24日 05時11分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
今日は完全な休日です。
昨日今日は、義兄夫妻が実家に泊まってくれるので、久しぶりに家族3人が一緒にごはん食べることができました。
今朝は家仕事を済ませて、息子と上野へ。
ふたりで出かけるなんて、10年ぶりです。
上野の盆栽のグリーンクラブへ。
こういう所初めてです。
真夏の炎天下、遮光シートはかけられていますが、盆栽展示販売している場所に、なんて幸せそうなんでしょう、集まっている方々。


私はどうしても赤に吸い寄せられる。
姫りんご。

これはなんであったか。

百日紅の盆栽。


グリーンクラブから、暑いけれど、テクテク歩いて日暮里へ。
東京二八蕎麦。
ここは、客あしらいが悪く、いただけませんでした。

でも蕎麦が食べたかったので色々探して入ったのです。

近くの朝倉彫塑館に行きました。

屋上からのぞいているヒトいます。

屋上に出たら、スカイツリー。
あのツリーの上に、両親、祖父母がいると思うのは、ツリー下近くにお墓があるからです。


彫塑館下から見た彫刻は、屋上からは背中しか見えませんが、階下の元は蘭を育てていたという部屋から、仰ぎ見ることができました。

帽子を被った青年に見えます。
スポーツマンかしら。

美術館に行く前に根津で見つけた亀の子タワシのおしゃれな店で、かるかやで作られたフライパン洗いのタワシ買いました。


朝倉彫塑館は義父方の祖父母、伯父夫妻のお墓が近いので、お参りしました。
コロナ禍で、お墓参りしていませんでした。
お線香を頂こうとお寺の事務所に行ったら、今はお線香は出さないとか。
猛暑日だからか。
色々変わっているのですね。

帰宅して、また洗濯して、ゆったりのんびりごはん作り。

野菜料理が楽しい!
今日のヒットは、苦瓜とオクラのおかかしょうゆあえ。
トマトと新生姜酢漬けと茗荷。

なすのかぼす白だしあえ。

メイン。
海老とイカのあんかけ焼きそば。
これはよかった!
うまくできました。


豚ヒレのオーブンカツレツは、さすがに多かったけれど、若い家族は完食でした。

楽しい休日でした。
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SOMPO美術館 山下清展

2023年07月19日 04時56分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
今日は旧友と月に一度の美術館巡りの日です。
SOMPO美術館で『山下清展』。
生誕100年の回顧展でした。

3部で構成されていて美術館6階は、8歳の子ども時代の日常生活の絵、昆虫の貼絵などから始まります。
12歳で市川の八幡学園に入所して、学園のカリキュラムの1つである貼絵に出合うのです。

この花火の絵くらいしか、知りませんでした。
山下清は10代で貼絵が世に知られるようになって、名前が知られるようになりましたが、学園を飛び出して、放浪の旅に出るようになります。

旅先で絵を描く事はほとんどなく、学園に戻ってから驚異的な記憶力と集中力で貼絵を数多く完成させていきます。
超絶技巧の貼絵にはもうただただ感嘆しました。

美術館5階では、旅先での風景が展示されていました。

私も子どもの頃から山下清の事は知っていましたが、それはモデルとなった映画を見たからでした。
『裸の大将』という1958年の映画は小林桂樹が山下清を演じています。
私は小学校の庭で校舎にかけられたスクリーンで観ました。
古い話です。

4階は成功を収め、名をなした清がヨーロッパを旅して描いた貼絵やペン画が展示されていました。


SOMPO美術館。
190点あまりの作品で画家の生涯を辿ることができました。

絵日記も描いていて、文章になんとも言えない味わいがあります。
書籍化されていて、私もミュージアムショップで2冊購入してきました。




3時間半、じっくり鑑賞して、ランチは中村屋のレストランへ。

おしゃれなサラダ。


メインは牛テイルの煮込み。


フランボワーズのデザート。


夫が実家に行ってくれて昨日から自宅に2泊できました。
自宅から出かけて自宅に戻る。
なんてゆったりできることでしょうか。
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銀座 目黒睦郎個展『スキマの植物』

2023年06月06日 04時47分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
月に一度の旧友との美術館巡り。
今日は銀座の画廊で『目黒睦郎個展』へ。
目黒さんの個展は10年ぶりです。
前回も1枚いただいて、自分の居室の小さなデスクの上に飾ってあります。
それはいつも私の心を穏やかにしてくれる絵です。
今日は実家にいるのでお見せできませんが。

今回の個展タイトルは『スキマの植物』。
もうこのタイトル見ただけで、ワクワクしてしまいました。
友人は庭の花々でアレンジを作ってお祝い。

あ、全体写真は人物が入っているので、これで。
数種の紫陽花とバラで。

庭の枇杷も持ってきてくれて、滋味深い果実を、今日初めてお目にかかったお客様と一粒ずつ味わいました。

目黒さんは、大昔、夜間の大学に通いながら働いていた小さな編集事務所の年上の同僚でした。

美しい植物の絵が並んでいて、じっくりじっくり拝見しました。


私が一目惚れした「梶の木」。
知らない木でした。


初日に行ってよかった。
目黒さんは私が働いていた編集事務所から独立して会社を起こしました。
そこで働いていた方がいらして、しばしの歓談。
知り合いがクロスして楽しいひとときでした。
友人のひとりは校閲のプロですが、編集事務所で一緒に働いていたこともあります。

人と話すことのシアワセ!喜び!!

画廊を辞して、銀座ライオンへ。
古い建物は壁面のタイル画が美しい。

大きなホールでお客さんたちが、シアワセそうにビールを飲んでいます。
私もいただきましたよ。

食後はGINZA SIXへ。
多摩地区ののどかな町からやってきた私は華やかさと別世界感で、もう目が点でした。


書店の蔦屋が美術館のよう。

あ〜楽しかった。

でも現実。
3時半には銀座を出発して実家へ。
なんて遠いんだろう。
2時間かかって帰宅しました。

義父の買ってきたコンビニのカツ丼、カルパス、かまぼこ。
両親は今日も買物に出かけていました。
真鯛のお刺身がありました。
千キャベツと茹でたほうれん草、トマトスープが作ったとはいえないもの。。
ああ、料理がしたいです。

昨日、両親はひさびさにお風呂に入りましたが、母は湯上がりに尻もちついてしまい、もう大変でした。
とりあえず起き上がりを手伝ってベッドへ。
階下の両親の様子が気にかかって、ゆっくり寝られませんでした。
今朝、いつも痛いと同じ程度で起きてきてくれて、ひとまず安心しました。

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アルフォンス・ミュシャ展へ

2023年05月24日 04時45分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
5月23日。
友人と月一度の美術館巡り。
今日は、実家暮らしをしている私のために、実家近くの美術館に行ってくれることになりました。

八王子夢美術館。
アルフォンス・ミュシャ展を鑑賞。

美術館のサイトより、引用します。
-----------------
19世紀末パリ、ベル・エポック(美しき時代)を彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ミュシャ。1860年、民族意識の色濃いモラヴィア地方の村イヴァンチッツェ(現チェコ共和国)に生まれたミュシャは、27歳のときパトロンの援助を受けパリ留学を果たします。その後援助が終了すると、挿絵画家として細々と生計を立てていましたが、34歳のとき転機が訪れます。当時パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターを手掛けたことで、一躍時代の寵児となったのです。貼ったそばから剥がされるほど反響を呼んだミュシャのポスターは、サラの心をも掴み6年間のポスター制作契約を結ぶに至ります。
サラとの仕事で名を馳せたミュシャのもとには、ポスターはもとより装飾パネル、カレンダー、商品パッケージなど様々なデザインの依頼が殺到します。とりわけ装飾パネルは、リトグラフで制作することで大量生産と安価での販売が可能になり、それまで富裕層の特権であった芸術を、一般市民にまで広める役割を果たしました。そして何より、優美な女性像と草花の有機的な曲線美を活かしたデザインは、「ミュシャ・スタイル」としてひとつのデザインのジャンルを確立し、ついにミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家(ポスター画家、デザイナー)にまで昇りつめます。
---------------------------------
高名で、ポスター作品はいくつかは知っていましたが。
ほんとうに何も知らなかったことを知りました。


リーフレットと絵画のクリアファイル。

ほんとに小さな美術館です。

過大な期待はなかったのです。
でもでも、素晴らしかった。
尾形氏というコレクターが40年の月日をかけて集めたポスターが驚くほどの数で展示されています。












デザイナーとして成功して活躍した作家です。
お菓子缶やレストランのメニュー表、なんて多種類の仕事をしていることでしょう。




ポスターと時代ごとに対面し、友人2人とポスターの絵を色々解釈していく楽しさ。
売れっ子作家でしたが、人生の後半は愛する祖国チェコに戻り、20点もの大作の油彩を完成させます。
スラブ抒情詩と名付けた大作の数々は、のちに祖国に寄贈されています。

パリやアメリカでの仕事では美しい女性の姿を描くリトグラフを多く作っています。
ポスターを制作することで、裕福な層が手元に絵画を置くのではなく、誰にでも手に入れられるようにしたのです。
素晴らしい画家ですが、高邁な芸術ではなく、民衆のための身近に置けて楽しむためのポスターを作りました。
愛国心に満ちた骨太の作家だったのです。

このコレクションを提供してくれた尾形さんとも会うことができました。
友人の温かさにも、ミュシャの魅力にも触れて、ちょっとへこたれそうでしたが、元気が出ました。

両親へのお土産は、ミュシャのボックスに入った和三盆。
義母がとても気に入ってくれました。


晩ごはん。

駅ビルで沢山買い物してきました。
不足の物が多かったのです。
夫が以前買ってきてくれた仔羊肉のステーキ
マッシュポテト
トマト、茗荷谷、青じそのサラダ
トマト卵スープ

昨日は低血糖気味でしたが、いい調子になりました。
昼はふたりだけでしたが、ちゃんと注射もできていました。
ほっとして今日も終わります。

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読書する 大江健三郎を そして雨の町を歩く

2023年03月26日 06時49分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
3月25日。
納戸の片付けをしていましたら、古い雑誌が出てきました。
『Switch』。1990年の発行。
33年前です。




大江健三郎氏の特集号です。
表紙の写真もいいですが、中に掲載された写真、故郷の四国の山の中で自然に呼応する姿もとても美しい。
映像の力を感じました。
短編小説も掲載されています。
今月3日、88歳で亡くなられたニュースを聞き、私の青春のスター作家であったことをしみじみと思い出しました。
高校時代に出会って、同時代の作家に深く惹かれました。
随分書物は処分してしまいましたが、大江健三郎の本は手放していません。
政治的である事をご自分の作家としての要素として考えておられた、誠実で行動的、心優しい作家さんでした。
訃報を聞いて、書棚から出してきた、大江健三郎全作品1の第1作『奇妙な仕事』を読みました。
自分も若かった。小説の文字の小ささには困りました。けれど、不思議でみずみずしい文体に、まだ読める!とも感じました。

胃腸炎症状で休養していて、珍しく読書が進んでいます。
友人から借りた『千代田区一番一号のラビリンス』森達也 を読了。
1ヶ月前に予約購入してそのままだった、文藝春秋三月特別号で、芥川賞受賞の『この世の喜びよ』井戸川射子 ようやく。
読書は楽しいですが、眼力と読解力の低下には、ちょっと寂しい思いも。

元気になったので午後は雨のなか、散歩に出ました。
身近にある桜の美しさ!
そして咲き始めた花々の愛らしさ。


花桃


ハナズオウが咲き出しています。


ドウダンツツジも




桜の花びらが散っています。


欅の梢の若緑が濃くなってきました。


山吹


町中、桜が。


アオキの小さな花が地味可愛い。



玉川上水を通り、徒歩圏内で一番遠い図書館で3冊本を借りました。
帰宅後、1冊読了。

『タイム・スリップ 芥川賞』菊池良著


戦後の主なる受賞作家と作品について、面白おかしく解説してくれています。
私もほぼほぼ読んでいます。
時代ごとの変遷、そうだったと納得しながら。
珍しく「純文学」に近づいてみた昨日今日でした。

歩数も15,000歩超えて、心身共にスッキリ。

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松本芳美さんの陶芸展

2023年03月11日 07時21分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
3月10日。
東京ステーションギャラリーに行き、佐伯祐三展で深く心を動かされました。

鑑賞後に目黒区の自由通りギャラリーへ。
私の敬愛する松本芳実さんの陶芸展へ伺いました。
昨年は大阪で作陶展を開かれていて、東京では2年ぶりです。

美しい作品に出会えて、ワクワクしました。








我が家に来てくれた器を使って晩ごはん。

夫が用意してくれた数種のお刺身を松本さんの小さな器に小分けにして盛りつけてくれて、全部を使うことができました。
私はサンドイッチと、友人手作り干柿とモッツァレラチーズ、トマトのサラダを盛りつけてました。


食事が終わって、キレイに洗って、カウンターに並べました。


松本さんの陶芸作品は手がこんでいて、高い技術があり、素人では分からない、幾つもの工夫がされています。
見ていてほれぼれ。
幸せを運んできてくれました。

佐伯祐三展については、また機会があれば。











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ダンシング・ベートーヴェン

2023年03月06日 06時47分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
3月5日。
2泊して実家から帰ってきました。
仕事も連絡業務もあるのですが、気持ちが沈んで、やる気が起きません。
病院でひとりでベッドに横たわる義母や広い家にいる義父の事を考えると暗い気持ちになります。
夫は自分の店の仕事で午後に出かけました。
晩ごはんはひとりです。


今週半ばに夫と実家に行くつもりですが、夫は明日も様子を見に行くと言っています。


作りおきの身欠きニシンの煮付けがメイン。
ルッコラのサラダ、残り物のスペアリブ、
おにぎりと夕方作った野菜スープ。
左上が夫の夜食。
スクランブルエッグのせの炒飯です。

元気がない時はキッチンへ。
冷蔵庫掃除もして、スープや義父に里芋煮を作ったり。

 

 夜は久しぶりにAmazonで映画を観ました。

『ダンシング・ベートーヴェン』
振付:モーリス・ベジャール
監督:アランチャ・アギーレ 
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲『交響曲第9番 ニ短調 作品125』

出演:マリヤ・ロマン、モーリス・ベジャール・バレエ団、東京バレエ団、ジル・ロマン、ズービン・メータ

ベジャールが1964年に振り付けをしたのですが、映画は2014年に東京公演に向けて演目を仕上げていくドキュメンタリー映画です。

ベートーヴェンの交響曲にダンスをのせたのです。










勇気づけられる映画でした。



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彫刻の森美術館

2023年03月01日 06時49分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
2月28日、今日は彫刻の森美術館に行きました。
箱根登山鉄道に乗って。
すごくゆっくり。
最高速度、見た限りでは時速24キロでした。



二駅乗って到着。

30年くらい前に来たことがあります。

広々とした園内。























ピカソ舘。
色々な美術館で企画展を観て、毎回の違いに驚きます。
こちらでは、陶作の作品が多かったことにワクワクでした。
多様な技法で描いた天才ですが、子どものように描けるようになるのに時間がかかったと。


素養はないけれど、美しいもの、力強いもの、希望に満ちたもの。
そういうものに向き合って、私は元気をもらえるのです。












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ポーラ美術館

2023年02月28日 06時11分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
小田原駅前よりバスに乗って1時間。
やって来ました、ポーラ美術館。



ガラス張りのエントランスを抜けると。


吹き抜けのホール。


今回の企画展は『部屋のみる夢』

コロナ禍の3年間、さまざまな制限のあるなか、部屋の中で何を見つめてきたのか。
そんな部屋にまつわる絵画が集められた美術展です。

静かな室内画の脇に窓がうがたれています。


若い作家の作品、とても面白い。




部屋の鍵と窓。


姉妹の作家さんです。

壁一面の1/12スケールの窓。


マティス。


ボナール。




若いふたりの作家の作品。









ヴォルフガング・ティルマンスという写真家の部屋です。


草間彌生の部屋。






よく歩きまわって、
ミュージアムレストランでランチしました。



午後は常設展を観てから野外へ。
広い園内に作品が点在しています。


遊歩道をめぐって。









時間の関係で全コースをめぐることはできませんでしたが、色々な手法で作られた作品を楽しみました。

月1回の美術館めぐり、今日は少し足を伸ばしました。
初めての美術館ですが、建物も作品も企画もとても素晴らしいです。
心が洗われるシアワセな時間でした。

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トーハク大好き 創立150年記念

2023年01月28日 06時32分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
1月27日。
今年初の美術館巡りは、トーハクから。
東京国立博物館、高校生の時から通って私も50年になるのです。
今回は特別企画展がなくて静かなトーハクでした。
でも素晴らしい企画が目白押し。

まずは表慶館から。


ドーム天井がいいです。


こちらの展示は『150年後の国宝展』と銘打たれたものでした。

出迎えてくれたのは、ゴジラでした。

今どきのものがわんさかありました。
プリキュアとか初音ミクとか、ケイリンとか。
一般から募集したそれぞれの宝物も面白かったのですが、わたし達が惹きつけられたのは、ジャノメのミシンでした。
もう大昔になるんでしょうね。どこの家にもあった足踏みのミシン。
友人達のそれぞれのエピソードが楽しい。


次は本館へ。

これは企画展ですが、今回は通常展で入園料は
1,000円。

素晴らしい仏像。

運慶もここで観たのでした。


漆工芸の品々も美しく、私達が技法も学びながらじっくり観ました。

この美しい品は調香のお道具のセット。

うさぎの水入。


とても興味深く、時間をかけて観たのが刀剣でした。
太刀と刀の違い。

ぐるりと刀剣を見てから、説明文が専門用語ばかりで、はてさてと部屋入口の説明のパネルに戻ってじっくり読みました。

美しい太刀と刀。
あまりに感激して刀剣の写真、1枚も撮りませんでした。

とにかくすごいぞ!トーハク。

本館1階を見て、もう13時。

ミュージアムレストランでお昼ごはん食べました。

デザートについた150年記念のクッキー、嬉しい。


食後は本館2階で伊藤若冲を観ました。
かっこいいな〜。




犬張子。


婚礼の打掛。




そして来ました。
毎年1月に展示される
『博物館に初もうで』平成館で。


染付水葵に兎図大皿。


こーんな立派なリーフレットには情報満載。


朝9時半開園とともに入場し、17時の閉園まで楽しみました。
暮れなずむトーハク本館。


これでもまだまだ足りない。
お気に入りの東洋館と法隆寺宝物館には行けませんでした。

大満足の1日です。
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三井記念美術館 エルメス アート・ギャラリー

2022年12月24日 06時30分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
12月23日。
今日は、日本橋の三井記念美術館へ。

『国宝 雪松図と吉兆づくし』
縁起のいいもの、いっぱい観て嬉しいのです。

立派な三井の建物の中です。


2時間、たっぷり鑑賞して。
ランチは銀座の三笠会館で、ちょっと奮発した中華のコース。

食事のあとは、エルメスのビル8階の、ギャラリーへ。
うわ〜、すごい。
多摩地区から来た自分はゴージャスさに感激です。

素晴らしいギャラリーでした。

現代の絵画、いいです。
企画展『訪問者/クリスチャン・ヒダカ&タケシ・ムラタ展』

以下の2点はクリスチャン・ヒダカの作品。


壁のペイントもご本人がされていて、作品なのです。

私、以前観たボルタンスキーでもとても感銘したのです。
枠に収まらない現代絵画って、素人ですが、大好きです。

これがパンフレット。
いい体験しました。
エルメスのギャラリー、無料です。

実は今日は体中が痛くて難儀でした。
数日前に、転倒して、前歯2本かけて、肘、膝、左脇腹がかなりの痛さ。
でも、旧友との集まりは欠かせません。
帰りには、丸の内のイルミネーションをちょっと観て帰って来て、9時就寝。

健康には結構自信ありますが、今年は腰痛、打撲で年が終わりそう。
それでも元気に仕事しています。

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国立西洋美術館『ピカソとその時代』

2022年11月26日 15時21分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
11月25日。
国立西洋美術館へ。
『ピカソとその時代』
 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展



美術館のWebサイトより
------------
本展では、ピカソの生涯に渡る作品をはじめとするベルリン国立ベルクグリューン美術館のコレクションより、20世紀美術の名品が展示されています。

ドイツ生まれの美術商ハインツ・ベルクグリューン(1914-2007年)は、1948年からパリで画廊を経営しながら自分自身のために作品を集め、世界有数の個人コレクションを作りあげました。彼のコレクションは1996年以後、生まれ故郷であるベルリンのシャルロッテンブルク宮殿に面した建物の中で公開され、2000年には主要作品をドイツ政府が購入、2004年にはベルクグリューン美術館と改称しました。ベルリン国立美術館群ナショナルギャラリーに属し、数々の展覧会を開催し世界的な評価を得る美術館です。

ベルクグリューンは晩年まで作品の購入と放出を繰返しました。
今回の展覧会では、彼が最も敬愛した同時代の4人の芸術家たち、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの作品に重点が置かれています。
この4人に彼らが共通して師と仰いだモダンアートの祖、ポール・セザンヌも加えた、粒選りの作品からなるコレクションは、創造性と生命力にあふれた20世紀の巨匠たちの芸術を堪能させてくれます。

10時に入館して16時まで、なんとまあ多くの絵画を楽しんだことでしょう。
夕陽に照らされる美術館。


ピカソ。
最近読んだ原田マハの『暗幕のゲルニカ』に
刺激を受けました。
1937年に描かれたゲルニカ。
その制作の時代と現代2010年代が交差している小説ですが、1930から1940年代の小説部分は、当時の愛人のドラ・マールの目線で書かれています。
ドラ・マールはカメラマンであり画家でもあります。
今回の美術展では、彼女をモデルとした、時代ごとのテーマの部屋、「両対戦間のピカソー女性のイメージ」で作品を観ることができます。


花の冠をつけた ドラ・マール
美しいです。


緑のマニキュアをつけたドラ・マール
1936年

ゲルニカ作成の様子もカメラにおさめた女性です。
その人生についてネットでも読みました。

これいいな〜。

踊るシレノス 1933年

真正面で歪みなく写真撮るの難しくて。


ピカソのブロンズ作品は鶴。

ピカソの作品は50点ほど。
見応えがあり、心を揺さぶられました。

このベルリン国立ベルクグリューン美術館展からは、パウル・クレーの作品も沢山来てくれたのです。

青の風景 1917年


小さな城 黄・赤・茶色 1922年

こちらはジャコメッティ。


2時間半、企画展を鑑賞して、ミュージアム・レストランへ。
長時間滞在なので、館内にレストランがあるのは、ありがたいのですが。

このランチプレート。

大はずれです。
パスタ以外は全部冷えていました。
プレートごと冷蔵庫に入れてあったようです。
7月に初めてこのミュージアムレストランで食事しました。
真夏だったから冷えているのは、あまり気にならなかったけれど。
先月の森美術館のレストランは感動のランチでした。

さて食事と休憩が終わって、午後は常設展の絵画を見てまわりました。
国立西洋美術館の所蔵品の豊かさ!
午後はちょっとくたびれて、写真もあまり撮りませんでしたが。
7月の国立西洋美術館では、『自然と人のダイアローグ』という企画展でしたが、その時強く惹かれたこの絵が今回も展示されていました。

フィンランドの画家、カッレラの
『ケイテレ湖』。
今回新たに収蔵された絵画だそうです。
北欧の景色なのでしょうか。
美しいです。

16時まで、美術館にいて、それでも十分ではありませんが、堪能しました。
入場前の私たち。


上野公園の銀杏並木や十月桜も見て、今日もシアワセ。
















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六本木 森美術館『地球がまわる音を聴く』

2022年10月29日 06時26分00秒 | 美術館・博物館・本・映画
10月28日。

六本木の森美術館へ。
初めて来ました。
2月にはサントリー美術館に来ています。

六本木に来た、というだけでテンションが上がってしまうのです。
六本木ヒルズ森タワー53階にあります。


同じフロアにある、森アーツセンターギャラリーでは『冨樫義博展』が開催されていて、
すごいお客さんの数です!びっくり。

「ウェルビーイング」、よく生きる、です。
はて、どうすれば。

今日思ったのは、感じるだけではダメだということ。
この美術展も五感を研ぎすませ!と激励してくるれていますが。

この作品は、ヴォルフガング・ライブの『ヘーゼルナッツの花粉』といいます。

黄色いのが花粉です。
明るく美しい。
作家はこの花粉を集めるのに気の遠くなるような時間を費やしました。
なぜ?
ただ作品と対峙するだけではなく。
作家はどのように思って、どのようなやり方で作成したか、知るべきなのだと。。

こちらは

べつのどこかでー確かさの部屋


エレン・アルトフェスト
精密な森の絵。

タイトルは『緑葉植物』
観ていると、不思議な浮遊感があります。

精密なような、それでいて写実ではない。
かぼちゃのむれ。

南瓜

静かな美術館の人のむれも作品のよう。


ギド・ファン・デア・ウェルヴェの作品

ビデオやスライドの作品は、時間が重要な軸となっています。
この美しい家の周りをひたすら12時間走り続けています。

小泉明郎

映像と音声、真ん中には動く造形物が置かれています。
ここでは、複数人によってずっと繰り返される言葉が心を荒げたり、やわらげたりして、
なんとも不思議な感覚です。


青野文昭

廃棄された物で作品を作り上げています。

東日本大震災を乗り越えてきた作家です。

ロベール・タートラス

カルトという小さな段ボールのカードに描かれた油絵には、強く心を惹かれました。


金崎将司

1990年生まれの若い作家です。
一見して石かと思った「百万年」という造形。
新聞のチラシを接着剤で重ねて固めていったものです。

堀尾貞治

壁面いっぱいに作品が貼り付けられています。
壮観。

金沢寿美

在日3世の作家は新聞紙のドローイング。
10Bの鉛筆で新聞紙を塗りつぶしています。
塗り残された文字や写真が作家の思いを語ります。
すごい迫力です。

モンティエン・ブンマー
自然の呼吸
 中にはハーブが詰められて、不思議に心和む香りがしています。

帰宅して作家たちのことを調べて、2度めの鑑賞をしました。
感じて、考えて、学ぶということだと思いました。

お昼ごはんは52階にあるミュージアムレストランへ。
色々な美術館のレストランへ行っています。

感激でした。
ランチのコースメニュー。


岩姫サーモンの炙りとハーブヨーグルトのディップソース

メインは、イベリコ豚のピメントン風味
ブラウンマッシュルームのデュクセルと
カルヴァドスのソース

なんだか分からないものもあるけど、素晴らしい!

雰囲気のいいレストラン。


窓からの風景。


日常から、ちょっと離れられたシアワセな時間でした。




コメント
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