5月23日。
友人と月一度の美術館巡り。
今日は、実家暮らしをしている私のために、実家近くの美術館に行ってくれることになりました。
八王子夢美術館。
アルフォンス・ミュシャ展を鑑賞。
美術館のサイトより、引用します。
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19世紀末パリ、ベル・エポック(美しき時代)を彩り、アール・ヌーヴォーを牽引したアルフォンス・ミュシャ。1860年、民族意識の色濃いモラヴィア地方の村イヴァンチッツェ(現チェコ共和国)に生まれたミュシャは、27歳のときパトロンの援助を受けパリ留学を果たします。その後援助が終了すると、挿絵画家として細々と生計を立てていましたが、34歳のとき転機が訪れます。当時パリで名高い女優サラ・ベルナールの舞台「ジスモンダ」の宣伝用ポスターを手掛けたことで、一躍時代の寵児となったのです。貼ったそばから剥がされるほど反響を呼んだミュシャのポスターは、サラの心をも掴み6年間のポスター制作契約を結ぶに至ります。
サラとの仕事で名を馳せたミュシャのもとには、ポスターはもとより装飾パネル、カレンダー、商品パッケージなど様々なデザインの依頼が殺到します。とりわけ装飾パネルは、リトグラフで制作することで大量生産と安価での販売が可能になり、それまで富裕層の特権であった芸術を、一般市民にまで広める役割を果たしました。そして何より、優美な女性像と草花の有機的な曲線美を活かしたデザインは、「ミュシャ・スタイル」としてひとつのデザインのジャンルを確立し、ついにミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家(ポスター画家、デザイナー)にまで昇りつめます。
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高名で、ポスター作品はいくつかは知っていましたが。
ほんとうに何も知らなかったことを知りました。
リーフレットと絵画のクリアファイル。
ほんとに小さな美術館です。
過大な期待はなかったのです。
でもでも、素晴らしかった。
お菓子缶やレストランのメニュー表、なんて多種類の仕事をしていることでしょう。
ポスターと時代ごとに対面し、友人2人とポスターの絵を色々解釈していく楽しさ。
売れっ子作家でしたが、人生の後半は愛する祖国チェコに戻り、20点もの大作の油彩を完成させます。
スラブ抒情詩と名付けた大作の数々は、のちに祖国に寄贈されています。
パリやアメリカでの仕事では美しい女性の姿を描くリトグラフを多く作っています。
ポスターを制作することで、裕福な層が手元に絵画を置くのではなく、誰にでも手に入れられるようにしたのです。
素晴らしい画家ですが、高邁な芸術ではなく、民衆のための身近に置けて楽しむためのポスターを作りました。
愛国心に満ちた骨太の作家だったのです。
このコレクションを提供してくれた尾形さんとも会うことができました。
友人の温かさにも、ミュシャの魅力にも触れて、ちょっとへこたれそうでしたが、元気が出ました。
両親へのお土産は、ミュシャのボックスに入った和三盆。
義母がとても気に入ってくれました。
晩ごはん。
駅ビルで沢山買い物してきました。
不足の物が多かったのです。
夫が以前買ってきてくれた仔羊肉のステーキ
マッシュポテト
トマト、茗荷谷、青じそのサラダ
トマト卵スープ
昨日は低血糖気味でしたが、いい調子になりました。
昼はふたりだけでしたが、ちゃんと注射もできていました。
ほっとして今日も終わります。